こんにちは、佐保です。

まもなく関東も梅雨入りの季節にですね。

クニンガンが終わった次の日はニュピ(Nyepi)の前日でオゴオゴ(Ogoh-Ogoh)が行われる日でした。
しかし、私が滞在しているプリアタン村ではオゴオゴのパレードは中止になりました。寂しい…楽しみにしていたのに😭
芸能の村であるプリアタンなのでさぞかし気合が入った演出のモノが見られると思っていたのです。
理由は、昨年の後半から大きなオダランが続いた事、滞在しているBrもオダラン中ですしね。村の財政や村人達の負担が大きい事があるようです。仕方がないですね。
更に寸前になって、プリアタン村以外でも中止にするウブドのBrもあり、ウブド地域ではウブドの中心部とプリアタンの郊外のゴアガジャの先の村でしか開催されないという事態になってしまいました。

 
オゴオゴ(Ogoh-Ogoh)について

バリ・ヒンドウー教にはサカ歴で数えた独自の新年がありニュピ(Nyepi)と呼ばれています。ニュピの前夜には、悪霊を祓って神聖な年を迎えるための儀式が行われます。この儀式では、巨大な張り子の人形「オゴオゴ(Ogoh-Ogoh)」が街に繰り出して大変にぎやかになります。
バリにはバンジャール(Brと省略)という共同体があって村のようになっていて、各Brでは1か月前ぐらいからオゴオゴを作り始めます。
クタ、デンパサール、ウプドなどではオゴオゴのコンテストなども開催されます。
オゴオゴは「悪(悪鬼)」をモチーフにしていることです。祭礼が済むとすぐに燃やされてしまいます。最近は燃やさないで飾っておくこともあるようです。

夕方になった頃に何だ賑やかに、この宿のオーナーの家族の子供達とお姉さんたちが鳴り物を持ち叩きながら部屋の前にもやってきました。

鳴り物を鳴らしながら家中を回ります

 

近所の方々との鳴り物合戦ww


家の門の前にお供物をしてココナッツを燃やします


 

宿の門の横のお供物と飾り



オゴオゴですが、ウブドの中心部まで見に行こうと思っていましたが、天気予報によるとニュピにかけて大荒れな天気になると知りどうするか思案しましたが、公共バスも休業だし、あのウブドの中心部で大雨に降られたら逃げ場がないので、カフェやレストランなども早めに閉まる為行かないことにしました💦
宿のお部屋で某配信者様のウブドのオゴオゴライブ配信を観てましたww

 

ニュピ(Nyepi)について
バリ島の人々はバリ・ヒンドゥー教を信仰し「ウク暦」と「サカ暦」の二つの暦に従って生活しております。ニュピは「サカ暦」の新年にあたり、バリ・ヒンドゥー教徒にとって最も需要な日となります。
ニュピ当日の夜明け(朝6時頃)から翌日の夜明け(朝6時頃)までは「火や電気を使わない」「外出をしない」「仕事をしない」「殺生をしない」と定められていて、欲望や願いを捨て静寂な時の中で悪霊が去るまで瞑想して過ごします。
この日の制限はバリ・ヒンドゥー教徒だけではなく、在住外国人、異教徒、観光客含めバリ島に滞在するすべての人が従わなければいけません。
当日は外出は禁止、デンパサール空港利用の飛行機の離発着も緊急以外はすべて中止となります。
緊急を要する救急車、消防車であっても各自治体に確認を取り出動するほど厳粛に守られています。
ホテルの外にでたりするとパトロールしている警察官や村の自警団の方に捕まり注意を受けます。でも、観光客がホテル内などで過ごすのはそれほど不便ではないと思います。
いつも聞こえるバイクや車のクラクション音などが一切聞こえない静かな一日を過ごすことが出来ます。自然の音に耳を傾けながらゆったりした時間を過ごしましょう。
お天気が良ければ清んだ空気の中で美しい星空を望むことができます。
 

今回のニュピですが、宿の敷地内からの出ることは禁止、共用キッチンは使用可、お部屋以外の電気(テラスなどの灯り)の使用は禁止でしたが、宿のネット(Wi-Fi)は普通に使えました。
ワルンやレストランは休業なので、日本からレトルト食品を持って来ていたので、キッチンで温めて食べていました。
昔はBr内なら外に出ても大丈夫でした。子供達はサッカーして遊んでしたし、同じBr内の家に招待されて遊びに行ったりしてました。この時のニュピはバパ・ランティルの家に居候してました。
ニュピですが、ここ近年厳しくなっているようです。オーバーツーリズムの影響で不届き者が増えたのか厳しく取り締まる必要があるんでしょうね。

残念ながら予報通りお天気が良くなく、星空は見られませんでした。

ニュピの前日、タガスのT字路にてお供えなどをする女性達