菊池寛の「真珠夫人」(上・下)を読みました。これって大衆小説なんでしょうか、文芸作品なんでしょうか?とにかく真珠夫人=瑠璃子さんに翻弄される男たちのように、私も瑠璃子夫人に翻弄されまくってしまいました。ある時は彼女の行動に賛成し味方をする。でもすぐ次のシーンではやっぱりコイツはイカン、と、男側の味方をする。そうやって読者をも翻弄しながら、怒涛のごとく雪崩のごとくに話は進み、最後も減速することなく突っ走って終わりました。私もこの瑠璃子夫人のように、「やめろと言われたり反発されたりすると、逆にそのことをやってみたくなる」という天邪鬼なところが大いにあります。やはり大方は共感していたのでしょうか・・・。