ちょっと寄り道したのはここの為。
リラの僧院。
Sofiaから日帰りで行くには、
ちょっと時間が勿体無さそうだったから。
駐車場では、Sofiaから来たブルガリア人・女性ライダー2人と、
これからのルートやバイクについて立ち話。
30歳位の2人組でしたが、
トルコ君のより一回り小さいBMWのバイクを乗りこなしていて、カッコ良かった。
急いだけど、ちょっと日が落ちちゃった。
僧院のお部屋に、旅行者も泊まれる。
そう、旅の情報に書いてあったので、
気分が乗ったらここに泊まるつもりでした。
計画無し旅の自由なとこ。
ここの壁画は、ギリシャ旅で見た物を考えても、
非常に状態が良く、感動的でした。
壁一面にぎっしりと書かれた絵をゆっくり見ていると、
そう言えば、学校で習ったのかなぁ。
と思える場面も見つかって、なんだか懐かしい気持ちに。
そして、ここは周囲の空気がピンと張っていて、
ちょっと人の居住地とは違った空気があり。
なぜか分からないけど、ここでは誰かと話したくなく。
私とトルコ君は完全別行動。
一言も話す事なく、時間に身を委ねていたのでした。
この廊下は水の音が心地良い所でした。
僧院、と聞くともっとシンプルで味気無い建物を予想していたけれど。
実際の居住棟はかわいらしい見た目と造りですが。
長い髭と黒いマントの修行僧の方々が時折行き交うと、
そこの空気がピリリと締まる感じがして、とっても不思議。
協議の結果、この先は長いと言う事で。
Sofia泊を決めた私達。
僧院を後にして、また、道に出る事にしたのでした。
出来るだけ、夜が更けない内に到着しないと。
しかし、首都Sofiaへの道は、完全に日が落ちてとにかく寒く。
国道をまたがって行われていた、新しい道路建設のお陰で、
バイクでも脇を抜けられない位の大渋滞に巻き込まれ、時間も体力も使い果たし。
Sofiaに着いたは良いが、地図も無いのでこれまた寒い中、
ホテル探しに手こずると言う。
今回の旅で一番、忍耐が必要な道だったのでした。。。
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