ある日、旅人が森の中を歩いていると、一人の木こりに出会いました。
その木こりは、森の中で木を切るのに忙しそうでしたが、旅人はちょっと休憩のために少し休んで行くことにしました。
そして、一所懸命木を切っている木こりを見ていました。
旅人は、その木を切る姿を見ていて、木こりが一所懸命切るわりには木がなかなか切れないのを不思議に思って、木こりの斧を見てみると、随分と刃こぼれが目立っていました。
そこで、旅人は親切心で、
「木こりさんよ、その斧は随分と刃こぼれが激しいようではないか、斧を研いでから切ればもっと良く切れるに違いないだろうから、少し休んで斧を研いではどうですか?」
と言いました。
すると、木こりは旅人に向かって、
「旅人さんよ、ご忠告は非常にありがたいがの、わしは今非常に忙しくって斧を研いでいるヒマがないんじゃよ」
と言いながら、一心不乱にまた木を切りはじめました。
笑い話のように聞こえますが、あなたも知らず知らずのうちに、同じような状況になっていませんか?。
この話の教訓は、「斧の刃を研ぐ」と言う自己の目的・目標にとって最も重要なことを行わないで、「木を切る」という今一番緊急なことを最優先していること。
そして、「仕事をしている割には成果が出ない」生産性の低下をもたらしてしまっていることです。
私たちは、ややもするとこう言った「重要なこと」より「緊急なこと」を優先して仕事をしがちです。
この”木こりのジレンマ”の哀しいところは、本人は真面目に、愚直とも言えるほどに一生懸命頑張っているという、勤勉さが仇になってしまっているところ。
「辛いけどやらなければならないと無理を続けて心の健康を損なう」
「昔からの慣習だからと非効率なやり方を盲目的にやり続ける」
”あるある”ですよね。
あなたのことですよ。
このブログを読んでいる方々は多分、やばいです。
頑張り屋で、無理な注文も断れず、小さなことにも一生懸命。
ハンドメイドと家事、育児の両立でがんばっています。
文字通り、夜も寝ないで。
知ってますよ。
いくら好きなこととは言え、やりすぎです。
そんなにがんばらなくたって良い。
少しは、休みなさい。
息を抜きなさい。
時には今やっていることから手を放して一歩その場から離れてみるという、一見遠回りに見えるようなことも大事ですよ。
自分のやっていることが目的を見失っていると気づけたら、「あはは、コントだな」と笑える余裕を持って下さい。
あなたの斧はボロボロになっていませんか?
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