ドイツのバーベキュー、グリル | ConnConnのブログ

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自転車で世界を色々周ります。

気づけばもう八月ですね。日本は猛暑なのでしょうが、今年のドイツは異常に涼しいです。しかし涼しかろうが暑かろうが、ドイツでは晴れの週末は歩いているとどこでもバーベキューをしている匂いがします。ドイツ語ではグリルというのですが、僕も今回グリルを久しぶりに体験しました。
 
僕がグリルを体験したのは、2016年にドイツのヘッセン州でホームステイをしていた時ですが、2019年にドイツに来てからは一度もグリルをしたことがありませんでした。今回は彼女の妹の彼氏が「新居が落ち着いたのでグリルでもやろう」と言って誘ってくれました。
 
夕方7時頃に家に着くと、庭で彼らが既に肉を焼いてくれていました。本当は外で火を眺めながら食べたかったのですが、風が少し冷たかったので中で食べることにしました。
 

ドイツのスーパーにはグリル用にマリネされた肉が必ず売っていますが、彼は自分でマリネしたと胸を張っていました。その肉をソーセージ等と焼きます。付け合わせには必ずサラダがありますが、日本のバーベキューのように野菜の串焼きなどは見たことがありません。

個人的には脂っぽい肉には赤ワインなのですが、ケルン地方出身の彼らにはケルシュビールが欠かせないようです。ビールの話は後程…

 

20時を過ぎてもこの明るさです。奥の彼はいかにも肉とビールが好きなドイツ人のようですが、意外にも一日一食だそうで、実際食べた量もソーセージ二本程でした。しかし期待通りビールはよく飲んでいました。職業も長距離トラック運転手というのがしっくりきます(悪口ではないです)。

 

僕の彼女は左にいる人なのですが、標準ドイツ語を話します。同じ姉妹でもなぜか右にいる妹はケルン訛りがあり、また彼氏は更に訛りがあり、三人が盛り上がると100%理解するのは難しいです。彼女の出身地は最近よくニュースに出てくる洪水の被害を受けたErftstadtなのですが、それ故独自の訛りがあり、彼女の知人らと会う時は時々聞き返さないといけないのですが、それでも現地の空間で、現地の人達と時間を過ごせることは幸せなことなのだと思います。

 

食事の最中はお酒も入り、色々な話をします。特に、ケルン地方出身の人にとってはカーニバルは一大事のようで、色々とカーニバルの話を聞きました。これについてはまた一つの記事を書きたいと思います。

 

先程少しビールについて触れました。彼が出してくれたビールはケルンのケルシュビールでした。僕が今住んでいるデュッセルドルフではアルトビールという上面発酵の褐色ビールが有名ですが、ケルンでは同じく上面発酵、ただピルスナーのキレを更に磨いたようなケルシュビールが有名です。瓶を空けてワイングラスで飲もうとすると、「ケルシュはこのグラスと決まっているんだよ」と言って細長いグラスを出してくれました(写真がなくすみません)。僕も初めて飲んだのですが、ピルスナーとはまた違う、しかしとてもおいしいビールでした。去年ミュンスターにいた時も見たことがなく、あまり外には出回らないようです。ケルンでは是非お試しください。詳しくはこちら


猫も可愛いです。

 

その後はカーニバルをインターネットで観て、寝ました。

 

翌日の朝食も、二人が気を利かせてパン屋でおいしいパンを買って来てくれました。以前こちらにも書きましたが、ドイツやオーストリアの日曜日の朝食は、この小さなBrötchenというパンを食べるのが定番です。ヒマワリの種、ごま、カボチャの種等が入っているパンにハムやチーズを挟んで食べるのがとてもおいしいです。ドイツでは日曜日は法律で営業できる店が決まっているのですが、パン屋はその数少ない例です。

 

ドイツっぽいです。一人ではまずしません。8時半勤務開始で8時に起きる僕の朝食は、平日も土日もシリアルに豆乳でささっと終わりです。やっぱりみんなで食べる朝食は良いなとも思います。

 

「食べてもっと太れ」とよく言われるので、最近は良く食べています。

 

 


帰り道に少しお城に寄りつつ、デュッセルドルフに帰りました。よい週末でした。