Vinceがらりっちょさんにお世話になっていた間、Jillは滋賀へエンジェルズのお手伝いに行っていました。
どの団体や個人の方たちのお手伝いに行くのが良いのか、悩みました。Jillなりに調べて、交通や日程、Vinceのこと、等々を検討した結果、今回はエンジェルズで、と決めました。元々はいわきのシェルターへ行く予定でしたが、原発区域へのレスキュー活動が許可されない日々が続いていたためにいわきのシェルターは一時撤退が決定されわんこ達も滋賀へ。と、いうことでJillも滋賀へ行くことにしました。
現在、100頭を超えるわんこがいて、被災犬とそれ以前に保護したわんこ達が約半々。超小型から大型まで、バラエティ豊かです。
午前中は犬舎の掃除とご飯、お昼の後は散歩と掃除。天候によって多少内容は変わりますが、一日があっという間にすぎていきます。写真をたくさん撮る予定でしたが、Jillにはそれだけの余裕はありませんでした。作業の合間にできた時間は、写真よりもわんこと触れ合う時間に費やしました。みんな人間が大好きなんです。ボクも!ワタシも!と、ワンワン大合唱でした。1頭でも多く、早く、幸せさんがやってきますように、と祈りながら抱きしめました。
お天気だと作業ははかどります。でも、ちょうどJillの行った先週は、台風15号が日本列島を通過していました。やはり雨風がひどいと、わんこ達は外へ出せませんし、でもケージに入ったままではストレスが増えるだけ。天候とにらめっこのお世話は楽ではありませんが、でもどの子もそれ以上の価値のある子たちですから、限られた状況の中で、ストレス発散できるように工夫です。
月曜日から金曜日までの5日間。その間にホストファミリー(預かりさん)へ移動した子、本当の家族ができた子、そして虹の橋へ行ってしまった子もいました。初めてのシェルター、初めてのボランティア参加をしたJillにとっては、短い期間でしたが、色々な意味で、たくさん学び、考えることがありました。
全くうまくレポートができていませんが、代表・統括を含めたスタッフも、ボランティアも、一生懸命わんこたちのお世話をしています、ということは実際に体験して言えます。ただ好きだから、でできることではありません。わんこ達のために、という、純粋で真摯な気持ちに嘘はない、と感じました。
地理的なことを考えても、定期的に滋賀にお手伝いに行く、という約束はできません。でも今回の経験はJillにとって、とても貴重なものとなりました。この経験をただの体験で終わらせることなく、活かしていきたいと思いました。
どんな動物たちも幸せに暮らせる日本になりますように...。