アメリカの中部はTornado Alley(竜巻通り)と呼ばれるほど、竜巻の発生率が多い地域です。テキサスのフォートワースで高校に通っていたころ、学校で竜巻の(避難)訓練があったほどです。Jillは運よく一度も竜巻に会うことはありませんでした。
GWの前から、アメリカ中部で竜巻や洪水があり、Jillが訪れたダラスも豪雨に見舞われヒョウが降ったり、ミズーリ州でもセントルイス国際空港が竜巻で稼働不能になったりと、大変な天災がありました。滞在中も深刻ではないものの、豪雨など、ちょっと心配な天候の時もありました。
そんなアメリカで、先週末の日曜日夕方6時近く、大きな竜巻が発生したのです。場所はミズーリ州ジョプリン 。州の南西部、州境に位置する町です。竜巻の大きさはFスケール1~5の4.なんと最大時速318キロで、町の半分以上が姿を消したと言われています。病院も教会も住宅も、逃げる時間はほんの数十分だったそうです。
友人の所有物を探しに手伝いに来た女性が
壊れた家から助けたフェレット
フェレットの飼い主は行方不明だそうです
現在死亡が確認されているのは116人、行方不明者も多数いるそうです。もちろん重軽傷患者も。ニュース画像を見ると東日本大震災の津波が去った後と重なります。つい20日前に自分がいた場所からたった100キロほどの場所で、こんなに恐ろしいことが起きたなんて。
壊れた家の上で飼い主を待つわんこ
東日本大震災でまだまだ大変な日本ですが、ジョプリンや他の地域でも被災した方たち・動物たちのために、祈っていただけると嬉しいです。