久しぶりのムービープロップシリーズです!
映画撮影で実際に使用されたモノを“プロップ”と言います。海外ではこういったプロップが映画撮影終了後競売にかけられることが多いようですね!
今回も、もちろんトム・クルーズさん作品「バリー・シール アメリカをはめた男」より、サングラスとウェスタンシャツ、そしてネームプレートの紹介です!
まずは全編を通じて着用しているサングラス
公式には「ランドルフアビエーター」となっていますが、このプロップは「AOアイウェア オリジナルパイロット」
色はメタルシルバーとマットシルバーの間くらいレンズはパープルがかったグレー、ツルの部分にはロゴの無い仕様で、まさに映画で使われた雰囲気そのままです。
後ろに見えるのは映画で使われた本物であるという証明書です。
どちらがホンモノ?と気になるところですが、「バリー・シール アメリカをはめた男」(原題:American Made)は1970年後半のストーリー
全てにこだわるトム・クルーズさんが、時代考証をしないはずはありませんよね?
は1972年、マサチューセッツにて設立。1977年、軍の下請けとしてサングラスを製造開始。1982年、軍と主契約を締結しました。
はなんと1833年世界最古の現存する眼鏡メーカー。
1917年の第一次大戦からサングラスを政府に提供し、第二次大戦ではサングラスはもちろん、ゴーグルや銃や爆撃機の照準、光学部品も手がけていました。
そして1958年に現在のパイロットサングラスの原型となる“フライトゴーグル58”を米軍のために生産しました。
映画の背景を考えると、バリー・シール氏は軍人ではありませんでしたが、16歳からパイロットでしたから、メイドインUSAのAOアイウェアのサングラスを愛用していたと考えるのが自然かと思われます。
トム・クルーズさん着用サイズは57□20
レンズの直径が57mm真ん中ブリッジ部が20mmと、少し大きめのレンズを着用していますね!
現在日本代理店があるようなのでショップで目にする機会もあるかも知れませんね!
次はウェスタンシャツ!
メーカーはアメリカビバリーヒルズの老舗テーラー「Anto Shirt」
トム・クルーズさんはこのブランドのシャツを愛用しているようで、他の映画はもちろん、授賞式やプレミアでも着用されています。
トム・クルーズさんのイニシャル「T C」そして製造年月「April 2015」と入っています。
映画撮影開始の年に作られたことがわかりますね!
プロップの醍醐味はなんと言っても着用している人のサイズがわかる!ということですね〜
トム・クルーズさんのシャツのサイズ詳細は、
肩幅約46㎝、身幅脇下約56㎝、身幅胴約48㎝、裾幅約51㎝、袖丈約62㎝、アームホール25㎝からの袖口約10㎝、着丈約74㎝です
オーダーメードならではのサイズ感ですが、特筆すべきはやっぱり胸腕周りですね!
胸囲は110㎝、腕の太さも40㎝以上はありそうです!
男性ファンの方はご自身のシャツのサイズと比較して、トム・クルーズさんのサイズを目指してみては如何でしょう?(*´∀`*)♪
こちらが劇中登場シーン(1時間25分辺り)
直前まで白シャツを着ていましたがいつ着替えたんでしょうね(*´∀`*)
この他にも劇中着用しているほとんどのシャツは同ブランドの製品だそうです
本作「バリー・シール」はもちろん
ミッション:インポッシブルシリーズ「フォールアウト」でも着用されてますよ!
残念ながら日本には取り扱いショップは無さそうです
最後はネームプレート
「B. SEAL」はもちろん「BARRY SEAL」
プレートサイズは1.6㎝ x 6.3㎝
いかにもアメリカンなサイズですね
パイロット時代のネームプレートかと思って注意して観てましたが残念ながら着用シーンは見つかりませんでした
裏面はおなじみピン留め
ちなみにこの裏のピン止めの名前は「military clutch」と名前だそうです
何処にでもありそうですが、日本では入手困難なアイテムです
アメリカの製造メーカーを見つけたのでご紹介しておきますね!