サラリとした判断 | コトダマ

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福井県議会の主要会派が、大飯原発の再稼働について、
知事に判断を一任する意向を表明した、
という報道がありました。

ずいぶんさらっとした報道と、
ずいぶんいい加減な議員の皆さんに
呆気にとられてしまいます。

原発再開の判断はとても難しい問題なのかもしれません。
(私はそうはおもいませんが)

その是非については様々な意見があろうかと思いますが、
生命や健康の安全と、経済的利益とを天秤にかける発想と、
万一の際に人がコントロールできないものを扱おう、
という発想そのものが理解し難いという理由から
私は反対です。
その危険性がどれほど軽微であったとしても。


けれど、今日私が申し上げたいのは、
原発再開の是非ではありません。

申し上げたいのは、
結局なし崩し的に、
予定通りに、淡々と、
この大問題を解決に向かわせようとする、
やり方そのもののズルさです。

そしてそのズルさを追及しないメディアのズルさです。

福井県議会議員の、「一任」は、
程のいい「賛成」の意思表示であるのに、
賛成とは言わず一任という。

大飯町長も福井県知事も、
シナリオ通りに行事をこなす。

政府も適当な言い訳をして原発の必要性を唱える。

この国は本当に民主主義なんでしょうか。

そしてこれらのシナリオを書いているのは
一体ダレなんでしょう。

橋下知事の主張を曲げさせたのはダレなんでしょう。

どうしても、どうしても原発が必要なら
どうして必要なのか、どうして正面切って説明しないのでしょう。

もしこの判断が、
(原発を世界に売りたいという)国家戦略上のものだとすれば、
ニッポンという国もずいぶん落ちぶれたものだとおもいます。

そして、なし崩し的に、
サラサラと事を運ぶこの政治スタイルは、
とても危険な匂いがします。

プンプン。。。
キツイ臭いです。