「而立」は『論語』に由来した言葉で、「吾十五にして学に志し、三十にして立つ」という孔子の自伝句から取りました。
「而立の年 茶の写真展」は2月初旬に無事開催し、終了しました。延べ百名の来場者数がとても嬉しかったです。
企画した段階で、「なぜ写真展を?」とよく聞かれました。最初は展示構成・写真の構図・インスタレーションの勉強のために、この写真展のイメージが頭に浮かびました。それにしても、結果的にもっと純粋な感動を得られたので、この場を借りてそれを綴りたいと思います。
▲初日(2/7)の茶席風景です。写っているのは私ですが、初日の茶席は山川幸代さんの甚大なご協力をいただきました。
初日のトップバターで茶席を持ちました。それは30代に突入した私にとっては、ありがたいスタートでした。
今回の写真展に、茶席は欠かせない要素だと考えていました。無事に全ての茶席を運ぶことができたことにも、ご協力いただいた皆さまに感謝しています。
▲2日目(2/8)の茶席風景です。×木月製作
▲3日目(2/9)の茶席風景です。麗茶×白茶果工作室
▲4日目(2/10)の茶席風景です。by新井宗利
写真展期間中に、沢山のご来場が嬉しかった一方で、ご来場の皆さま1人1人のご感想が気になっていました。
そんな不安もある中、たまに出会ったこの風景は、沢山のご縁が運んでくれた幸せを代表してくれたものです。
この2人の素敵な笑顔は、展示を通して沢山のご縁を繋げた私自身の感動の気持ちを蘇らせます。
▲会期中に茶道具を出品してくださった木月製作と写真を取り合っていましたw
写真の力に目覚めたのはごく最近のことです。シャッタースピードと絞りを調整していく楽しさを覚えました。
芸術写真のレベルではなく、私は記録と宣伝という目的で写真を考えていますが、自分らしさを出せる写真は撮りたいです。まだまだです。
▲芳名帳はsaorinさんのご指導によって作りました!
最後に、写真企画室 ホトリという空間と、室長saorinさんのご活動がなければ、ここまで形にできなかったと思います。写真関係で会期中にいらしていただいた八木香保里さんとナダールギャラリーの早苗先生にもお世話になりました。巡り会いに感謝しています。
沢山の感動はこのシャッターとともに、心の中に閉じていました。
それをこれからどう活かすかは、日々の課題です。