国内で設定された投資信託の2008年1―6月期の資金流出入ランキングを調べたところ、主に外国債券に投資する投信への資金流入が多かった。金融市場の混乱による世界的な株安を受けて、株式を組み入れた投信の運用成績が悪化。個人投資家はリスクを回避する傾向を強め、比較的安定したリターンが期待できる外債型投信に資金が向かったようだ。

 調査会社のQUICK・QBRが、いつでも購入可能な公募追加型株式投信約2600本を対象に、新規購入から解約を差し引いた資金流出入状況をまとめた。資金流入額の首位は国際投信投資顧問の「グローバル・ソブリン・オープン」。欧米を中心に15カ国の政府や政府機関が発行する「ソブリン債」に分散投資する外債ファンドの代表格だ。半年で3000億円弱の資金が流入した。

日本経済新聞 - 2008年7月5日 老眼治療 レーシック 電子マネー 種類比較 スキンケア トライアルセット 通販 EGF美容液スリーGFエッセンスプロ EGF化粧品 勃起障害L-シトルリン エピアルファ 永久脱毛 エピクリスタルα ナナ・メイ ダイエット塩 パース美容液EGFエクストラエッセンス EGF 美容液 SILKYシルキー 加齢黄斑変性症 眼底出血 老眼予防 老眼・遠近両用コンタクト オルソケラトロジー オルソケラトロジー 費用比較

りそなHD、住友信託系投信を販売へ


 りそなホールディングスは今夏をめどに、傘下のりそな銀行と埼玉りそな銀行で住友信託銀行系の投資信託の販売を始める。商品の品ぞろえを拡充させたいりそな側と、りそなの営業力を活用したい住信側の思惑が一致し、系列外の取引が実現した。

 運用会社は住信アセットマネジメントで、商品は国内株で運用する投信が有力とみられる。りそなを除く国内の6大金融・銀行グループは独自に運用会社を抱えて競っており、ライバル行で商品を販売するのは珍しい。

 りそなは第一生命保険や仏大手金融グループのクレディ・アグリコルと資本・業務提携を結び、投信や生保の商品力を強化してきた。一方、住信アセットマネジメントは地方銀行や証券会社、ゆうちょ銀行などに積極的に販売窓口を広げており、りそなの全国店舗網を利用して投信販売を増やしたい考えだ。

 すでに三井住友アセットマネジメントの投信を三菱UFJ証券が扱うなど、大手金融グループでも傘下の証券会社では「乗り入れ販売」が進んでいる。米サブプライム住宅ローン問題の影響もあって各行の投信販売は伸び悩んでおり、「今後は銀行でも他グループの人気商品を販売する流れが出てくる」(主要行関係者)との見方もある。

朝日新聞 - 2008年05月18日




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投資信託でも使われているデリバティブ
ファイナンシャル・プランナー 石原 敬子


 前回は、「デリバティブ(金融派生商品)」を使った金融商品の例として、「仕組み預金」があるとお話をしました。デリバティブが個人にも身近になっているため、投資初心者でも、その仕組みはある程度知識として持っておく必要があります。仕組みをお伝えする前に、投資信託におけるデリバティブ運用を説明しておきましょう。

●デリバティブを使った投資信託の例
 デリバティブが活用されているタイプの投資信託には、「TAA型ファンド」「ブル・ベア型ファンド」などがあります。また、デリバティブは「オルタナティブ(代替投資)」の1つなので、投資信託のうち「オルタナティブファンド」に分類されているものは、ほとんどデリバティブが使われていると考えてよいでしょう。

◇自動的な運用のTAA型ファンド

 TAAとは、“Tactical Asset Allocation”(戦術的資産配分)の略で、コンピューター処理で自動的に運用するような、システム運用の1つです。具体的には、あらかじめ資産の組み入れ比率を一定に保つ運用ルールなどを設定しておき、相場の変動で資産配分が変わってしまうと、そのモデルに忠実に従うように割安な資産を買い増ししたり、割高な資産を売却したりします。このような運用でポートフォリオを機動的に変更するタイプの投資信託です。

 TAA型ファンドでデリバティブを利用する場合は、リスクヘッジを目的にしています。

◇積極的な利益追求のブル・ベア型ファンド

 ブルは雄牛、ベアは熊のことです。雄牛は角を下から突き上げて攻撃し、熊は腕を上から振り下ろして攻撃することから名づけられた、運用の用語です。ブル型ファンドは、相場が上昇した時にその上昇率以上の利益を得ることを運用目標にし、ベア型ファンドは、相場の下落に対してその下落率を上回る利益を得ることを運用目標にしたものです。

 つまり、デリバティブの「てこの原理」を利用し、少額で大きな金額を動かして利益を得ようとする手法をとっていることになり、積極的な利益追求でハイリスク・ハイリターンの運用を目的にしています。

◇デリバティブが多く使われるオルタナティブファンド

 オルタナティブとは代替投資と呼ばれ、その意味は幅広く、株式や債券など原商品の代わりの運用があてはまります。金融取引の手法が複雑化して、数多くのオルタナティブ取引が存在しますが、不動産、金・原油などの資源、先物取引、オプション取引などを使って運用する投資信託を、広くオルタナティブファンドと呼び、今回話題にしているデリバティブ取引は、代表的なオルタナティブ投資ということができます。

●デリバティブの特徴
 前回述べたとおり、デリバティブとは株式や債券、外国為替、金、原油など金融商品のいわば「素材(正しくは原商品といいます)」を加工した金融商品です。

特徴として、
・少額の資金でも、大きな金額の原商品を売買するのと同じ効果がある
・将来の時点で売買することやその条件を、現時点で確定することもできる
・将来の取引を確定できるために、リスクを減らす効果も得られる
・原商品の値上がりによるだけでなく、値下がりのタイミングでも利益が狙える
などが挙げられます。

 このように、デリバティブ取引は、少額でも多額の運用が可能なことや、値上がり・値下がりの両方の局面で利益が狙えることから、理論的には原商品を直接売買するより効率的な運用が可能になります。その上、取引の対象は幅広く、そのさまざまな原商品はお互いに連動するものもあれば、独立した値動きをするものもあるので、経済環境の変化に対応しやすい面があります。

●リスク分散も、投機的運用も設計できる
 これらの特徴を踏まえ、デリバティブの長所を活かした運用は大きく分けて2つのタイプになります。

 1つは、原商品の価格変動リスクに対応するタイプです。手持ち資金の数倍の運用ができるため、運用資産を少しずつに分けていろいろなタイプに投資することも可能です。互いに連動しない運用に分散すれば幅広い分散投資となり、よりリスクを低減できます。また、将来の売買取引の条件を現時点で確定することができることから、本来不確実な投資をある程度確実にすることも可能です。そのため、比較的リスクを抑えたタイプの運用モデルを設計することができます。しかし、そのためのコストを考慮すると、大幅な利益を期待することはできません。

 もう1つは、手持ち資金の数倍の運用ができることを活用して、短期間で大きな利益を狙うような投機的な運用タイプです。また、相場が下落しても利益を狙えるのですから、積極的な運用に徹する手段としても利用できます。ただし、このようなタイプでは、当然リスクも大きくなります。

 この対局する2つのタイプは、どちらもデリバティブ運用によるものです。確かに、デリバティブの運用は複雑で、その仕組みをしっかりと理解するのは一般の個人投資家には困難なことかもしれません。しかし、「デリバティブ運用は複雑だし、投機的でリスクが高い」と決め付けてしまうのもいかがなものかと思われます。デリバティブ運用は、その対象が幅広く、組み合わせにより、リスク分散効果が高まる設計もできるのです。

 前回と今回で、デリバティブ運用が使われている具体的な金融商品や、その特徴はご理解いただけたことでしょう。とはいえ、「少額の資金でも、多額の売買と同じ効果」「将来の時点での売買を現時点で確定」「相場が下がっても利益が狙える」などの説明が理解しにくいかと思います。次回は、これらデリバティブの基本的な仕組みを、イメージしやすいように簡単に説明することにしましょう。


●石原 敬子(いしはら・けいこ)さんのプロフィール●
 ファイナンシャル・プランナー(CFP)。証券会社に勤務後、フリーに。自治体・大学公開講座でのセミナーと資産運用アドバイス相談で、お金と行動の両面からサポートをするファイナンシャル・プランナー&コーチ。

 金融機関の窓口やコールセンターで説明を受ける場合、残念ながら十分に満足できる応対ばかりでないと感じさせられます。書面による説明は非常に詳しいのですが、それを日常会話に翻訳して説明してくれる方には、なかなかめぐり会えません。複雑化する金融商品を個人投資家が理解するためには、金融機関で「私に分かる言葉で説明して下さい」と遠慮なく言うことも大切です。「こんなことを聞いたらおかしいんじゃないか」と肝心なことを理解できないまま契約や取引をすると、後で痛い目に合わないとも限りません。金融機関側のスキルアップも要求したいところですが、まずは自己防衛として、分からないことは恥ずかしがらずに質問をするようにしましょう。


読売新聞 - 2008年4月9日



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