先日、みうさんが夜中にベランダから落ちました。
その瞬間は見ていないのですが、網戸をよじ登って出てしまったようです。
朝、みうさんがいないのに気がついて必死に探しましたが、いませんでした。
都会(私には)で猫がいなくなるって事がこんなにも途方に暮れる事だとは思いもよらず、手は震えるし目の前は真っ暗になるしで大変でした。
とりあえずは会社に行かなくてはと思い、出社したものの、たまたまその日は急ぐ仕事が殆どなく、手が止まる度にみうさんの事を考えている状態でした。
そうしたら、心配したパートさん(Uさん)が、
「今日は早退したら?紗希さんは殆ど休む事がないし、それほど急ぐ仕事がないなら「具合悪い」って言って帰っても良いと思うよ」と言ってくれて、他のパートさんも派遣さんも上司の方も「そうした方が良い」と言ってくれたので、早退しました。
家に帰ってみると、主人も会社を早退して探していてくれていました。
私はとにかく出来る事をしようと動物病院に連絡し、家のPCでポスターを作成、駅やコンビニに貼らせてもらって再度近所中を捜索しました。
しかし、全く見つからず、ショックのあまり探す気力さえ奪われ、
「もう見つからない」
「自分の不注意で・・・・」
「誰かが拾ってくれて、そこで幸せに暮らしてくれたらそれでもいい」
そんなことばかり考えていました。
夕方になり、パートのUさんから心配のメールが来た時も
「見つからないんです。もうダメかもしれません」
なんて暗い泣きごとメールを返したり・・・
主人ももう諦めモードで「一週間かけて見つからなければ新しい猫を迎えるか」と私を慰めるように言い、私ももう頷くくらいしかできませんでした。
そして夕飯の買い物に出かけていたところ、突然Uさんから電話が!
「今そちらに向かっているんだけど、お家どのあたり?何か目印になるものがある?」
え?え?
一瞬何が何だか分からなくなりました。
「一緒に探そうと思って・・・もう暗くなるし、その前に出来る事があればって。今主人と一緒に向かってるの」
もう嬉しさと申し訳なさで、とりあえず家の場所を出来るだけ詳しく教え、すぐ帰りました。
家に着くと、すでに準備万端で捜索を開始してくれていました。
「もう見つからないかもしれないのに・・・でも出来る限り探そう!」
と気力をちょっと取り戻し、探すこと数十分。
「いた!」
私の主人が、1階の縁の下にみうさんがいるのを発見しました。
そこは何度も見たところでしたが、かなり奥にいたのか発見できずにいたようです。
そこからオヤツで釣ってUさんがガッチリつかんでくれて救出できました。
Uさんのご主人が「子猫だし、家から出た事がない猫ならそんなに遠くはいけないはず」と言ってくれた言葉通り、燈台もと暗し、でした。
Uさんが来てくれなかったら、今も縁の下でうずくまっているか、それこそどこかへ行ってしまい、車にひかれてしまっていたかもしれません。
私達に探す気力を与えてくれ、そして発見させてくれたUさんご夫妻にはお礼をしてもしつくせません。
そして、先日お礼にUさん宅へ行ってきました。
この間、「子猫を迎えたの」と言っていたので、会えるのを楽しみにしていたら、「さらに1匹増えたの」ともう1匹の子猫ちゃんを見せてくれました。
Uさんは、私の落ち込みように
「ひょっとしたらもう猫を飼えなくなるんじゃないかと思った」
と言っていました。(確かにそういう気持ちでした)
本当に人の優しさというか親切が心に響いた出来事でした。
みうさんを見るたびに、Uさん夫妻への感謝の気持ちがよみがえります。
私も、Uさん夫妻のように誰かの助けになれるようになりたいです。