PS4「新サクラ大戦」序盤の第3話で、ある意味で寄り道に近い(もちろん後半への伏線の一つでもある)一説が、この太正世界の歌舞伎座前で語られる「歌舞伎譚」。
これが素晴らしい。
世界的女優でもあるアナスタシアが語る「感動を産み出したい」という舞台・役者への真摯な言葉に引き込まれる。
彼女が感動したという歌舞伎狂言「男許水涅槃(オトコユルシ ミナモノネハン)」は私の世界では実在しない演目の様だが(ご存じの方、いらっしゃいましたらご教示ください)、彼女が語った粗筋によると最も近いのは近松の「当流小栗判官」(後の「当世流小栗判官」)だろうか。
つまりは、梅原猛さん原作、横内謙介さん脚本で昨年上演されたスーパー歌舞伎II「新版オグリ」の源流ということになる。
まさに私の大好物で、前世紀から続く「サクラ大戦」シリーズの歌舞伎愛は楽しくてしかたがない♪