日米大学間ライブディスカッション in 東京『戦後直後の歌舞伎検閲を通して「文化」について考える | 作家&講師・平野正喜/窪田柾の原稿用紙にコーディング

作家&講師・平野正喜/窪田柾の原稿用紙にコーディング

IT作家/劇作家/ゲーム作家で講師の ひらのまさき/くぼたまさき の雑記。

今日は講義が夜だけなので、午前中に新丸ビルに向かい、日米大学間ライブディスカッション in 東京『戦後直後の歌舞伎検閲を通して「文化」について考える』に参加して来ました。

http://www.kyoto-af.jp/wp-content/uploads/2018/09/Kabuki_symposium181006.pdf

京都精華大学の皆さんが、東京の会場とハワイ大学をネット会議でつないでくだったおかげで、貴重な資料に満ちた日米の講演を拝聴できました。

 

実は、終戦直後のGHQによる歌舞伎台本検閲については、以前から興味があり、以前、歌舞伎イヤホンガイドオーディションに参加した時に選んだ課題演目の「平家女護島・俊寛」の台本を松竹大谷図書館で読ませて貰ったら、これがまさにGHQ検閲台本を出版したもので「おお!」と感動して、紀伊国屋書店で即購入して読みふけったこともあります。

 

ちなみに、まもなく公開すべく準備中の拙作短編台本「食紅」もGHQと日本の文化の関りをモデルにしており(拙作では珍しいことに)敢えて歌舞伎には一切触れずに暗喩するドラマにしてみたものです。今日の講演のおかげでこのドラマの登場人物をよりリアルに感じることができました。タイミングというか縁というか、我ながら強運と言うか(笑)。この講演のご案内をくださった松竹大谷図書館の皆さんに感謝を。

 

松竹大谷図書館は今年もクラウドファンディングの実施中です。皆様是非、ご参加ください。

https://readyfor.jp/projects/ootanitoshokan7/announcements/86650