一年前の消印 | blog.正雅堂

一年前の消印

久々に郵趣の話。


消印マニアでもある正雅堂の自宅近く、習志野郵便局で珍事件が起きた。

インターネットのニュースを見て思わず飛び上がったその事件は、来年配達される年賀状に18年1月1日の消印が押されてしまったという事件。

 毎年どこかの郵便局で起きる事故ではあるが、この習志野局は拙宅と目と鼻の先。


習志野郵趣会の定例会が開かれる場所でもあり、(会員であるも、最近は足を運んでいない)そんな場所でこんな事件が起きるとは夢にも思っていなかった。


郵便局にとっては、取り返しのつかない事件であるが、我々郵趣家にとっては、垂涎の宝物が誕生したことになる。

19.1.1と押されるべき消印を18.1.1と押されたのだから面白い。

 しかも押された切手は年賀切手に限られ、その切手の発行日は11月1日。 発行日の11ヶ月も前の日付が押されている事になるのだ。


年賀状や年賀郵便は元日以降に配達されるのが原則であるが、数十億通に及ぶ年賀郵便の消印を元旦当日に押印して配達するのは無理がある。 そのため局内処理として、年内に元旦の日付印を押して配達に備えることになるのだが、この事件はそんな処理の中で起きた。


 まだ会の御重鎮とこの話題をしていないのだが、おそらくは元旦以降に入手され、高値で取引されることが予想される。

郵便局も、この18年の消印のまま配達することは無いだろう、きっとお詫びを書いた付箋を貼り付けて配達するはずだ。

それはそれでプレミアがついて面白い事例になるのだ。


我が家にもやってこないかな。 去年の消印。


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年賀状2380通、消印間違い=「18・1・1」-活字入れ替え忘れる・千葉

 日本郵政公社は25日、千葉県習志野市の習志野郵便局で、年賀はがき2380通の消印を「19・1・1」とすべきところを誤って、「18・1・1」と押してしまったと発表した。消印の活字をセットした同局の職員が、年活字を入れ替えるのを忘れ、確認を怠ったまま使用したという。
 消印を押し間違えていたのは、15日から20日までの間に、習志野市内の郵便ポストから集めた年賀状のうち、切手の張られたはがき。23日午前11時50分ごろ、同局から配達された群馬県内の郵便局がミスに気付いた。 


12月25日20時2分配信 時事通信