『世にも奇妙な物語』シリーズでも伝説のトラウマ回と名高い『雪山』というエピソードはご存知でしょうか。
子どもの頃に地上波でテレビ放送されていたのを見た思い出があるのですが、本作は劇場版とのことですので私のただの記憶違いかもしれません。
でも『学校の怪談 春の呪いスペシャル』のような視聴者を容赦なく恐怖のどん底に陥れるような作品を平気でテレビ放映していたわけですから、ショッキング描写の多い本作も地上波で放送されていても何ら不思議はありませんよね(笑)
・キャスト
木原美佐 - 矢田亜希子
結城拓郎 - 鈴木一真
真辺春臣 - 宝田明
山内義明 - 大杉漣
近藤麻里 - 中村麻美
救助隊員 - 石橋祐、小西崇之、藤田正則
真辺の妻 - 浅川綾
乗客 - 河合杏奈
・あらすじ
ある日、飛行機が雪山に墜落した。
生存者はたった5人。主人公の美佐とその友人の真理、カメラマン結城、医者の真辺、そして山内という男性。
主人公の友人である真理が事故のため足を負傷したため、山小屋までどうにかして運ぼうとするが負傷者を連れてでは共倒れになってしまうことを悟り、一時的な避難場所として雪の中に真理の身体を雪の中に埋めて自分たちだけで山小屋を探すことを決意する。
その後、何とか山小屋を見つけた4人でしたが、美佐は真理を埋めた雪の中から助け出し、山小屋に連れてくると言いカメラマンの結城とともに小屋の外へ。
雪の中に埋まっていた真理はまだ生きていた。カメラマンの結城はスコップで雪を掘り起こし彼女を助け出そうとしますが誤ってスコップが彼女の首に突き刺さり、彼女を殺してししまう。
逃げ帰るようにして小屋に戻る2人。それからは山小屋で救助隊による助けを待つばかり。それぞれ持っていた食料や山小屋の中にあった食料や毛布で寒さや飢えを凌ごうとする。
やがて、4人は寒さで眠くなってしまうが、全員が一度に眠り込んでしまったら凍え死んでしまうために、1人見張り番を置くことに決め、残り3人が眠るというルールを設けることにした。
そして見張り番だった人は、次の人を起こしに行って、その場所で眠るという方法で山内→結城・結城→真辺・真辺→美佐...という順番で起こすことにして4人は仮眠を取り始める。
不意にアラームが鳴り山内が目を覚ますと、何故か全員が自分の寝場所でそれぞれ眠っていることに気がついた。
それが何回か繰り返された後、美佐がある事に気づく。そしておもむろに食料のクラッカーを4等分に割り、それを自分たちに見立てる。
A 山内 B 結城
D 美佐 C 真辺
山内がA→Bに移動し結城を起こす 山内はBで寝る
5分後 結城はB→Cに移動、真辺を起こす 結城はCで寝る
5分後 真辺はC→Dに移動し美佐を起こす 真辺はDで寝る
5分後 美佐はD→Aに移動 しかし山内はBで寝ているのでAの場所には誰もいない
上記の図をクラッカーを使って例える。
このローテションは4人では成り立たない。
山内→結城・結城→真辺・真辺→美佐...の後に、美佐が山内を起こしに行こうとしても、山内が次の結城を起こすために、Bの場所に居て、元の場所に居ない。
それなのに美佐は山内の場所で誰かを起こし、誰かと交代した事になるので、思わず悲鳴を上げる。
5人目の誰かがいるといって、 麻里が復讐のために蘇り、自分達を殺しに来たんだと思いこんでいき、仮眠を取るたびに暗闇の中で真辺や山内が正体不明の誰かに殺されて死んでいく。
残ったのは、美佐と結城だけになり、結城が「俺達の事をビデオに残すんだ!これが俺達が生きた証だ!」 と言いながらビデオを自分達の前に置きそして2人は眠ってしまう。
美佐が目を覚ますと、隣りで眠っていたはずの結城の背中に、斧が突き刺さって死んでいた。
半狂乱になりながら、誰が結城を殺したのかを、設置したビデオで震えながら確かめようとするが……
といったっような内容となっており、まぁ恐ろしい内容。
『スクエア』という都市伝説を下敷きにして制作されたなんともまぁ嫌な話です。
トラウマポイントとしてはやっぱりスコップで首をブスっと間違えて刺し殺してしまうシーン。
大人が見てもこのシーンは絶対に怖いのに子供が見たらもうそれは一生記憶に残るトラウマシーンで当時の自分はこのエピソードだけは鮮明に覚えていました。(他はよく覚えていない。)
もしよろしければ皆さんの鮮明に印象に残っている世にも奇妙な物語のエピソードをコメントで頂ければ大変嬉しく思います。
私は『レンタルラブ』、『家族会議』、『懲役30日』 、『Be Silent』、『迷路』、『午前2時のチャイム』とかこの辺が印象深いです。
それでは今日はこの辺で~