【EMS-10 ヅダ】 ―機動戦士ガンダム IGLOO― -nanoblock- | ― 屋根裏ナノブロック工房 Renovated ―

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こんばんは!まぅです♪
今日は端午の節句でしたね。
うちでは健康的に家族サイクリングに出かけ、その途中で大きな鯉のぼりを見たり昔懐かしい竹とんぼや竹馬、ベーゴマ等で遊び、出先でお弁当やアイスを食べ、夜に子供の健やかな成長を願いながら柏餅を頂きました。
家族で過ごした、健康的で楽しい一日でしたよ♪
 
さて、今までナノブロック組んできた機動戦士ガンダムIGLOOシリーズですが、いよいよ後半戦突入です。
これまでヒルドルブ・陸戦強襲型ガンタンク・ビグラング・ゼーゴック・そしてヨルムンガンドと組んできましたが・・・
そうなるとやっぱりコレは外せませんね。。。
 
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【EMS-10 ZUDAH】 ―機動戦士ガンダム IGLOO― -nanoblock-
 
これまで幾度かご説明させて頂きました、ガンダムシリーズ異色のフルCG作品、『機動戦士ガンダムIGLOO』 から、軍事メーカー同士の確執によって歴史の影にひっそりと消えていった名機、EMS-10 ヅダをnanoblockで。。。
 
【機動戦士ガンダム MS IGLOO より “機動戦”】 -youtube-
 
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一年戦争勃発当初からMSの有用性を認識していたジオンですが、その尖兵となる量産型のMSの決定には紆余曲折があったようです。
 
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このEMS-10ヅダの前身となったEMS-04 ヅダ。
ドムで有名な軍事メーカー『ツィマッド社』が開発したこのEMS-04と、ザクで有名な『ジオニック社』が開発した旧ザクの前身となるYMS-05ザク。
この二種類の機体が、ジオン公国の主力量産機体の座をかけて激しく争う事となります。
 
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ザクとは異なり、シールドが左肩に付いている事が一般的なヅダ(シールド接合部分は両肩にあるのでどちらでも装備可能ですが・・・)。
また、シールドの先端には収納式の白兵戦用ピックが標準装備されており、これを展開することで敵をシールドスマイトするどころか突き刺す事が可能です。
 
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量産化を争ったヅダですが、実はザクに比べてかなりのハイコスト機。
ザクのおよそ2倍弱のコストが掛かるそうで・・・量産機としてはちょっと厳しいものがありますね。
とは言えそれだけにハイパフォーマンス機体で、背中の木星エンジンは大推力・高加速で、最大推力はガンダムすらも凌駕するほどだったとのこと。
 
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歴史の影に消えていった悲しいおしり。。。
 
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高出力・高加速の木星エンジンでしたが、それゆえに機体に掛かる負荷が大きく・・・
 
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試験運用中に空中分解をおこし、パイロットを死に至らしめてしまいました。
 
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ハイパフォーマンスながらもコストがかなり高く、しかも扱いが難しい機体ということで、量産化競争に敗れたEMS-04ヅダ。
しかしその後もひっそりと開発が続けられ・・・機体強度を増し、木星エンジンを改良した土星エンジンを搭載し、EMS-10という新たな形式番号を得る事となりました。
しかしながら新型ヅダの投入は・・・実のところは大戦末期、もう体力も底を付いたジオンが考えたプロパガンダに過ぎなかったのです。
新しい形式番号、欠点の修正・改良。それは名ばかりのものに過ぎず、加速することで空中分解をおこす欠点はまったく改善されていないままなのでした・・・。
 
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というわけで、因縁のライバル機体。ヅダとザクIIに並んでもらいました。
大きさはほぼ同等。ヅダの方が脚部が若干スラリとしています。
 
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両者にらみ合っております。
以前 ザクII を組みなおしたのは、このヅダとのバランスを取るためでした。
 
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もちろん腰にマウントした240mmザクバズーカも装備可能です。
EMS-10登場時はすでにザクが量産化されて久しく、武装もザクマシンガンやザクバズーカをそのまま使用しておりました。
 
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モノアイは片方に寄っている方がヅダらしいと思いまして・・・このような組み方にしてあります。
以前組んだズゴックと同じような感じですね。
 
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ヅダの大きな特徴の一つ、スプリット迷彩塗装。
ただブロックの色を混ぜるのではなく、迷彩柄に見えるように組んでみたつもりです。
 
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なので、腰や肩の色合いは左右非対称です。なかなかカッコイイと思いませんか?♪
 
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劇中では主にザクマシンガンや、シールドに装備したシュツルム・ファウストで戦っていたヅダですが、バズーカもなかなか似合うかなぁ・・・と♪
 
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それと忘れてはいけないヅダの特徴的な武器の一つ、135mm対艦ライフル。カッコイイ!!
 
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なのですが・・・劇中でこれを使用した記憶が無いのです・・・見落としたのかしら・・・?
いや・・・使っていなかった・・・と・・・思う・・・ヨウナオモワナイヨウナ・・・(汗
 
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それはそうとして、ご覧の通りとても大きな対艦兵器です。
大きな武器は、ただ“大きい”それだけで、近接戦用でも遠距離戦用でも燃えるものがありますね。
 
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まさに浪漫兵器です。
 
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あまりに大きすぎてライフルにピントが合いませんが・・・
 
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逆にそれがいいアクセントになっているような気がします。
気がしますよね?ね?
 
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頭部の作りも特徴的なヅダですが・・・
 
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横幅6ポッチで再現した割りには、なかなかヅダっぽくなってくれたのではないでしょうか。
 
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ライバルと背中合わせで・・・。
メーカー同士は対立しており、量産機体選定の際にはジオニック社による裏工作や、政権との癒着があったとのこと。それもヅダではなくザクに量産機体が決まった一つの要因であると言われているようです。
とは言えヅダのあまりにピーキーなスペックは、まだMSの操縦に慣れていなかったであろう一年戦争当初のパイロットにはあまりにも厳しすぎるものだったのではないでしょうか。
操縦技能が上達する前に、空中分解を起こす可能性が高かったわけですから・・・。
 
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劇中では熟練のテストパイロット、ジャン・リュック・デュバル少佐が第603技術試験隊に評価試験の為に配属され、このヅダに搭乗して数々の戦果を上げます。
 
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信じられない程の機動性で、連邦のジムやボールを圧倒する戦闘を繰り広げます。
そして・・・
 
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味方を守る為に自らがオトリとなり、多数の敵機相手に高速戦闘を挑み、数機を空中分解に追い込んだ後、自らも宇宙の塵と消えました・・・。
 
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悲しい運命に翻弄されたツィマッド社のヅダでしたが、連邦に追いやられオデッサから宇宙へ脱出してきた地上戦特化型の MS-06JザクII が宇宙空間で思うように動けず、連邦のボールに翻弄されている時、その窮地を救い、ザクの手を取って味方の船に誘導するというシーンがとても印象的でした。
最前線での兵士達の仲間意識には、会社の利害など関係ないのですね・・・!(感動っ!!
 
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以上、歴史に消えた名機、EMS-10 ヅダでした。
ナノブロックでIGLOO機体を組むと言った以上は、外す事は出来ないヅダです。
モノアイレールがかなり複雑な機体ですが、横幅6ポッチでそこまで詳細な再現は不可能でしたので、頭部は全体的な形状の再現を第一に考えました。
IGLOO好きの方々に 『これはヅダに見える!』 と思って頂けたら、作者冥利に尽きます。。。
 
さて、IGLOO機体も残すところあと僅かとなりました。
IGLOOの後は、ver.02機体の紹介もいくつか残っておりますし、ガンダムUC系の機体紹介も多少ありますが・・・
今後の流れとしては原点回帰を考えております。
機動戦士ガンダムシリーズの原点・・・全てはあの機体達から始まったのです・・・ナンチッテ♪
いつものクオリティなので、あまり期待せずにお待ち頂ければと思います♪