あれから、1年が経ちました。
あの日を境に、私の中で
何かが変わってしまった、そんな思いでいます。
信仰心が強いわけでもなんでもないのですが、
私の心の中には、神様かそれに似たような存在が
確かにいました。
誰もいない所でも、何かが私を、私の行いを
ちゃんと見ている、そんな気がしていたんです。
だから、誰も見ていなくても、誰にも言わなくても、
真面目に頑張ろうって。そうすれば
必ず何かいいことがある、って思っていたんです。
それが覆されたのがあの日。
一生懸命、真面目に生きてきた多くの命が
失われてしまった。
神様なんていないんだな。
運命って何だろう・・・って。
一方で、人は生かされているんだ、
1日1日を大事にしなくては。
私が生かされていることには、きっと意味がある。
そして生きていられることに、感謝しよう。
そんな気持ちが強くなったのもあの日から。
何か矛盾しているような気もしますが、
それでも日々、真面目に、一生懸命生きていくこと、
それが唯一私に出来ること。
この先どんな人生が待っているのか
わかりませんが、
でもやっぱり諦めないで、
しっかり歩いて行きたいと思います。
被災地で不自由な生活をしていらっしゃる方々、
皆さんのことを、忘れたことはないし、
これからも決して忘れることはありません。
ひとりひとりができることをしっかりして、
そして少しでも日本を元気にして行きたいと思いいます。
最後になりましたが、震災で亡くなられた多くの方々に
改めてご冥福をお祈りいたします。