おはようございます![]()
先日、THE NIKKEI MAGAZINEにこんな記事が。
ペットボトル、どうなる白キャップ
3.11震災前は商品別にさまざまなデザインの
キャップが作られていました。
その数、200~300種類もあったそうです。
ところが、震災直後、キャップ工場の生産能力が落ち、
キャップ不足が深刻になったため、生産効率を上げようと
真っ白の共通キャップが導入されたそうです。
非常事態を乗り切るために、導入された共通キャップ。
これがリサイクルの観点から見ると、非常に魅力的なんです。
ペットボトルの本体は使う素材が絞られているし、
包装リサイクル法で回収を促されているので、
製造量の7割超が回収されています。
一方で、キャップの回収は1割以下。
それはなぜか、というと・・・簡単に言えば、
リサイクルするのに、非常に手間がかかるんですね
キャップは飲料メーカーの殺菌方法の違いで、
ポリプロピレン、ポリエチレンの2種類が使われていて、
専用の分別機で、色と素材に分けないと、
再生用に加工できないんだそうです。
さらに、機械では対応できないものも混じっているので、
手作業なんですって。
キャップが白に統一されれば、分別がしやすく、
他のプラスチック製品に再加工する際の
用途も格段に広がるとのこと。
最近、うちの近所でもキャップの回収をするところが
増えてきています。
白キャップに統一されれば、そういった動きが
さらに広がっていくことにもつながるでしょう。
ただし、白キャップが使われ続けるかは
各企業の判断だそうです。
ブランドイメージを植え付けたい企業側からすると
個性を弱めることになる、と。
そうかな。ブランドイメージを弱めているでしょうか?
そして違和感、ありますか?
私は、全くそうは思いません。
白キャップが定番になるといいなぁと思います。
しかも、それが資源を大切にすることにつながっているとすれば、
この会社は、自社のことだけじゃなく、世の中のこと
考えてくれてるなぁ、と、却って好印象。
皆さんは、どう思われますか?
