いよいよ来週帰国、再来週には会社に戻るという時期になりました。

2年間を振り返ると、いろいろな意味で、こちらに来て本当に良かったと感じています。

特に良かったのは、やはりクラスメイトや膨大なケーススタディ、会社・工場訪問、コンペティション等を通して、「NTT」の外を知ることができたという点でしょうか。まだまだNTTは非常に閉じられた組織。一般にはどう考えてもおかしいと思えるような事でも、当然のように行われているケースは数多く存在します。しかし、それらに類似した問題は過去に多くの企業が抱え、克服してきている。NTTも早くそうした問題をきちんと認識して克服する必要があるということを、再認識しました。

また、自分自身もNTTという世界の中で、グループ会社を相手に、実際にはグループ外からの収益を生まないような仕事ばかりをやってきており、それらの経験はNTT外に対してはあまり通用しないものだということに気づきました。一方、クラナートで得た経験は、NTT以外の会社に対してや海外でも十分ビジネスができるという自信を与えてくれました。

また、会社の中で働いていると、それぞれの生活の違いなどもあり、新しい出会いや真に「友人」と呼べる仲間を作るのはなかなか難しいですが、多くのクラスメイトとチームを組んで、日常生活を捨てて(?)様々な事に取り組むことを通して、会社の中では得ることの難しい出会いや「友人」を得ることができました。

良かったことを挙げればきりが無いですが、悪かったことと言えば、父の三回忌に出席できなかったこと位です。この2年間の生活をずっと続けろと言われると、きっとそれはいつか体を壊すので嫌ですが・・・。(^ ^;;)
#少なくとも私のこれまでの仕事と比べると、クラナートでのワークロードは圧倒的に厳しかった・・・。