Organizational Behavior(組織行動学?)の授業はケースディスカッション形式で、授業前に読んできたケース文を元に進められます。

今日扱われたのは、恐らく有名(?)と思われるNut Island Effectのケース。テーマは「有能な社員たちがなぜ失敗したのか?」というもので、マサチューセッツ市の下水処理場に勤める有能な社員たちが、政治の影響を強く受ける組織上層部に間接的に反発するため、汚水処理という本来の目的を見失って、多量の塩素を川に排出してしまうという話。
http://www.ncbi.nlm.nih.gov/entrez/query.fcgi?cmd=Retrieve&db=PubMed&list_uids=11246924&dopt=Abstract

もちろん上層部が政治の影響を強く受けて、必要なメンテナンス等に予算を割り当てないというのも問題なんですが、社員の経歴(ケースでは陸軍出身者が多かった)や考え方など、細かな事象が折り重なっていたというのが原因の大部分。

何だか某社の特徴と似てるんで、変な親近感を感じたケースでした。次回も続きを議論すると思いますので、続きはまた後日。