第2次世界大戦中、才能にあふれた物理学者のロバート・オッペンハイマーは、核開発を急ぐ米政府のマンハッタン計画において、原爆開発プロジェクトの委員長に任命される。しかし、実験で原爆の威力を目の当たりにし、さらにはそれが実戦で投下され、恐るべき大量破壊兵器を生み出したことに衝撃を受けたオッペンハイマーは、戦後、さらなる威力をもった水素爆弾の開発に反対するようになるが……。

オッペンハイマー役はノーラン作品常連の俳優キリアン・マーフィ。妻キティをエミリー・ブラント、原子力委員会議長のルイス・ストロースをロバート・ダウニー・Jr.が演じたほか、マット・デイモン、ラミ・マレック、フローレンス・ピュー、ケネス・ブラナーら豪華キャストが共演。撮影は「インターステラー」以降のノーラン作品を手がけているホイテ・バン・ホイテマ、音楽は「TENET テネット」のルドウィグ・ゴランソン。
第96回アカデミー賞では同年度最多となる13部門にノミネートされ、作品賞、監督賞、主演男優賞(キリアン・マーフィ)、助演男優賞(ロバート・ダウニー・Jr.)、編集賞、撮影賞、作曲賞の7部門で受賞を果たした。



3時間と長丁場ですが、時間軸がクルクルと変化するのでスピード感があり、長さを感じません。


ただ、中盤に差し掛かろうとするとき、

猛烈に泣きたくなり、怒りで吐き気を感じましたね。


でもそれを許してくれない位に展開が進みます。


オッペンハイマー博士とアメリカが

主観の事実なのだろうと思う。


そして映画として最後まで見続けて

良かったと思いました。

見るべきとも感じます。


原爆を作った本人も気づけば葛藤があり、

後悔ではない何かを背負ったと思う。


原爆を初めて作った人間の名前すら

日本人はきっと初めて知る人が多いはずだし。


片方だけではなく、もう片方(日本)の話も聞くべきなんだと強く思った次第です。


そして私は日本人なんだなと、また強烈に思いましたね。


世界の人がこれを見て、同じことを何処かで始めるのではないかという

危機感を持つべきなのだと物凄く思ってる。

悪いのは1つだけじゃない。

誰が戦争を起こしたのか、それも忘れてはいけないけれど。