松山ケンイチと長澤まさみが初共演を果たし、連続殺人犯として逮捕された介護士と検事の対峙を描いた社会派サスペンス。
斯波を松山、大友を長澤が演じ、鈴鹿央士、坂井真紀、柄本明が共演。作家・葉真中顕の小説「ロスト・ケア」をもとに、「そして、バトンは渡された」の前田哲が監督、「四月は君の嘘」の龍居由佳里が前田監督と共同で脚本を手がけた。
長澤まさみと松山ケンイチの会話で
物語の中身が進むんだけど
もちろん殺人という定義がある以上
殺人犯を擁護はできないのに
親がいた、義親がいる自身の中に
どちらの言い分もわかると
そういう気持ちがあるんだよね…
そして柄本明、その演技に一番心が苦しかった。
私の亡き父親も脳梗塞で不自由な生活を
送っていたので
父の葛藤も知っているし
母の辛さも見ているし
施設で介護士さんたちに
見守られてお世話になり
穏やかに過ごすことができたのも知っている
それと同時に
その時の両親の年齢になってしまった
自分が
今、体の動く間に何をどうしようかと
一つ一つ確かめる気持ちがより強くなりました