プレミアムな喜び
ついてるついてる。
どんどんよくなる。
山口、九州地方を周ってきた。
おもろかった。
で、生まれて初めてプレミアムシートに座った。
早割りだと、プロパーより安い。
で、ラウンジも利用できる。
ANAラウンジは、場所が良い。
そして、景色も良い。
さらに、飲み物も充実している。
なんと、ビール、ウイスキー、焼酎がただ。
がぶがぶ飲んでもタダ。
ウイーってなってもタダ。
ウイスキーなんて、ロイヤルだし。
さらに、キューサイの青汁もタダ。
あとは、つまみのスナックもタダ。
ああ、楽しい。
青汁ばかり飲んでしまった。何しろ青汁飲む機会なんて、あまりない。これを逃しては次にいつ巡り合えるか。
ラウンジの感想はこんなものだ。椅子も什器もそこそこの域を出ない。
あ、トイレがむっちゃ綺麗だった。さらに、紙も良かった。紙質が全然高級感がある。妙な所にこだわっているのー。
で、いよいよ搭乗になる。
田舎者なのか、優先搭乗と言われて我さきに乗ってしまったが、通はのんびりと乗るようだ。座席が逃げるわけでもなく、あとから平民どもががやがや横を通り過ぎるのが鬱陶しい。ま、おらもいつもはエコノミーの平民なんだが。しかし、しみついた性分はなかなかとれず、帰りも我さきに乗ってしまった。
機内でのもてなしは、あからさまに差がついている。いつもカーテンがかかっていて、その向こうのプレミアム席では一体どのような酒池肉林が繰り広げられているのだろうと想像を豊かにしていたが、今回その全貌を知ってしまった。
まず、決定的に違うのは、一人ひとりちゃんと話しかけてくれることだ。本日はご登場いただきましてありがとうございましたって、しっかりと目を見つめて微笑まれると、慣れてないからぽーっとしてしまう。
思わず、『よきに計らえ』と大見得を切りそうになった。
平民は所詮ブロイラー。平民仕様はおこちゃまに安そうな玩具を上げるとき以外は、実に機械的なんだから。上流階級はこうも違うのか。
笑顔も違う。お金をたくさん落としてくれてほんとにありがとうって伝わってくるくらい笑顔が素敵だ。あのような笑顔を繰り返してつらくないのか。
そして、人数も違う。平民の方がはるかに多いのに、キャビンアテンダントは、ほとんど見かけない。それもそのはずで、プレミアムの席にはごろごろいる。まさにかゆい所に手が届きそうだ。
行きはその快適さにほだされ、勧められるがままに飲み物を飲んでいたら、腹がタポタポになった。
気のせいかもしれないが、キャビンアテンダント自体が、平民向けと差をつけているような。実際のところどうなんだろう。
いずれにせよ、あんなにまっすぐと見つめて微笑むなんて、永遠の10代には修行のように厳しい。惚れてまうがな~と叫びそうになる。
まあ、良い勉強になった。
次回以降は平民で十分だ。あまりの過剰なもてなしに肩がこった。それと、所詮おらは一介のサラリーマン。勘違いしちゃいかん。分相応という言葉もある。
今回はあまりラーメンが食べられなかったので、次回の楽しみにとっておこう。
ありがとう。
ついてるついてる。
おめでとう。
きちんとおぼえよう。
ただちにおもいだそう。
こまったことはおこらない。
やってできないことはない。
ゆるします。
かんたんかんたん。
おもしろいなぁ。
たのしいなぁ。
すずやかだなぁ。
あたたかいなぁ。
うれしいなぁ。
しあわせだなぁ。
やさしいなぁ。
すてきだなぁ。
ゆたかだなぁ。
奇跡だ。