venire in mente   
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10年について。


今につながる日々。
そう思ったら、生けていけるよ。

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この日。


あと何回、生きている間にこの日に気づくのだろう。
もう、だいぶ小さくなった胸の奥の奥の鈍い痛みと共に、今年はこの日を確認してる自分がいる。多分、自分自身の意識がなくなってしまうその瞬間まで、忘れないであろう。

初冬のブーツが似合うようになるこの季節。

キミはハロウィーンを終えた街をどんな瞳で眺めているのだろうか。

眩しそうに細めた、キミの瞳。
今年はそれしか思い出せないよ。

声なんてもうとっくに記憶の彼方。悲しいけどそんなものなんだきっと。

JB

 
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不思議な陰影。
不思議な色彩。
 
写真は長くやっていたけど
初めて知ったロモカメラ。
 
これから、どんな画を見せて
くれるんだろうか。

雪がやんで、しまった。


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胸が痛い。


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柔布。

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身を横たえたくなるほどの
柔布。

そんな気持ちになるくらい、しっとりした花びらに、酔いそうになる。

書店にて。

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「アランという人が書いた、幸福論はありますか?」

「アランさんの幸福論ですね」

物言いの可愛らしさに、私は彼女から買うことを密かに決めていた。
慣れた手つきでサクサク検索してゆく。

在庫を探し見つけて、小走りに戻る彼女。

「どうぞ、ご覧ください」

渡された本の文章は、昨日親友からオススメされたとおり、スッと入ってきたし、気になるのは、目の前の温かさのある人の、目の輝き。

彼女は本好きに違いない。

翻訳ものの難しさをふってみると、さらりと乗ってきてくれ、具体的な作家名さえ、さらりと彼女の口からでてくる。

「これ、いただきます」

こんな、気持ちのいい本の買い方は、ひさしぶりである。

花の変容。

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ギリギリまで愛でた花を、そっとほぐしてゆく。とたんにそれは、古布の風合いに変わる。

しっとりと指先に纏いつくような湿度。もう、枯れてしまう寸前を思わせて、その中心部には、不思議なほどの潤いを残していた。

晩秋の陽光に、恥ずかしがるかのように、白く肌合いをほの明るくさせて。

古布の手触り。

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おろしたての着物の
手触りだった花びらは。


今朝
古布のしっとりとした
手触りになっていた。




秋の少ない湿度を
纏ったかのようで。

切なさの中で。

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長くは咲いていない。


咲いては散り
散っては咲く



こういう花のことを
いうのだろう。




なんて儚く
なんて切ない。



秋の乾いた空気と
少しまだ暑さの残る陽射し。




そんな中で

密かに咲いて
気づいたら

散っている。
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