R.I.P... CANDIDO CAMERO | matzz la conga !!                 

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松岡 matzz 高廣 ( Takahiro matzz Matsuoka )東京出身
tres-men (トレメン) / TDO / quasimode (クオシモード) などをはじめ、2015年よりTOP JAZZ ヴァイオリニスト、寺井尚子のバンドメンバーとして、その他各方面で国内外で活躍するパーカッショニスト,DJなど。

 

 

 

R.I.P

Candido ...

とうとう亡くられてしまった、、

コンガをちゃんと始めてから、

Dizzy Gillespie の70才のbirth day のライブの映像の中の

Fiesta De Mojo で、

 

 


スーツ姿でスタンディングで演奏する
彼の
パフォーマンスにイチコロになり、

それまで座って演奏してたけど、

すぐにスタンドを買って、

指にしなくても良いのに

テーピング巻いて笑
 

以来、ライブでは

基本、立奏スタイルになったのであった。。

直接お会いしたりライヴを見たかったな。

legendですね。

どうぞ安らかに。

 

Candidoといえば、

Chano Pozo が先にNYに来て

Dizzy Gillespie と出会い

JAZZにパーカッションという

いわゆる アフロキューバン 、 

ラテンジャズ のシーンを

切り開いたパイオニアであったが、

惜しくもわずか1年で喧嘩により

亡くなってしまう。

(ショットガンで打たれたとか、

麻薬の売人から譲り受けた偽のマリファナによる中毒死など諸説あり)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

で、当の Candidoやmongo santamariaらは

その後、ずいぶんあとに、NYに来て、

さらに広めていったのかと思っていたが、

 

どうやら、おそらくほぼ同じ時期に

NYにいたみたいで、

DIZZYが見つけて、彼を

ビリーテイラーに紹介、

そして初の仕事をしたと

彼の自伝ドキュメントでは語っていたので、

驚いた。

 

DIZZYがCANDIDOを見つけて、

自分のバンドに入れずに

ビリーテイラーにまず紹介したのか?は

まだCHANO POZOがバンドにいたのか?
などよくわからないが、

とにかく、彼はその後、

チャーリーパーカーもいた

DIZZYのバンドでツアーなどを

回る事となり、それがきっかけ?

で、トニーベネットなどジャズシーンはもちろんこと、

数々のトップアーティストと

共演していく事となる。

 

残念なのは、ビリーテイラーとの

サウンドはあるが、そのあたりの

DIZZYとかパーカーと一緒に演奏してる

音源があまりというかほぼ聴けないこと、、
(もしかしたらあるのかもだけど、、)

 

 

 

 

 

 

 

CHANO POZOみたいに、

このあたりのサウンドをちゃんと

レコーディングしていて欲しかった。。

そして、これは余談だけど、

 

DIZZYのbirth day の映像で、

CANDIDOとmongoの打楽器バトルというか

そんな場面があって

どちらも好きだった自分には衝撃だった訳だが、なんとなくCANDIDOがmongoを

ケチらしてる様に見えて、

やはり犬猿の仲なのかなあなんて

勝手に想像してたけど、

同じく自伝ドキュメンタリーでは、

CANDIDOとMONGOは同じショーに

違うバンドで?出ていて

契約の問題で同じ頃に解除になってしまった?のか、二人はユニットを組んで、

ラジオからGIGなどプロモーションしていくのだが、mongoは当時郵便配達の仕事も

していて、早くからのリハの時には

CANDIDOもその郵便配達を手伝って、

一緒にリハに行ったほど仲がよく、

それはmongoが亡くなるまで

変わらなかったんだと。。

 

そんなエピソードを聞いてから、

改めてあの映像を見ると

何だかジーンと来てしまうというか、

感慨深いものがあるというか。

 

 

話は戻るが、

僕自身は、

 

CHANO はもちろんのこと、

CANDIDOも Mongoも本当に

影響を受けたわけで、

パーカッションをはじめた当初から

彼らが切り開いた、

JAZZにパーカッションという分野を

やりたかったのですよね。

 

それまで、パーカッション=ラテン

格好は派手なアロハシャツみたいな

イメージだったのが、

スーツを決めてJAZZの疾走感に合わせて

ドライブしていくってのが

本当にかっこよくて、

そういった音源を聴きあさりました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

で、さらに彼らの影響を受けたのは、

 

ラテン、ジャズはもちろんのこと、

それだけではなく、

 

SOUL、FUNK 、 DISCOに到るまで、

いろいろなアルバムをリリース、
 

 

 

 

 

 

 

 

 

CANDIDOにいたっては、
SALSOULから12インチを

リリースしたりと

ジャズシーンからも、

DISCO寄りのリスナーからも
好評だったりするのが、

素晴らしいのですよ。


彼らの当時の心境はともかく笑 

このあたりの幅広さとか

ミックス具合とか

少しでも継承していけたらなとは

思ってます。