アボカド日記 -10ページ目

洋服

高校時代の話。


私の高校は、私服OKの高校であった。一応制服はあったが、着ているのは野球部位である。女子制服はなかったのではなかろうか?着ているのは一人もいなかった。

当時、せきがえで同じ異性の子と連続で隣の席になった。半年近くずっと隣である。

もちろん、そこそこ喋るようになり、淡い恋心も抱くようになっていた。

そして運命の日、まったくの偶然だが、同じ服になってしまった。
フック船長の子分みたいな、黒と白の横縞のどこにでもある服である。

前から2列目で並んで座ってる私たちは、どうみてもペアルックである。

クラス中に噂が流れる。
(あの二人は仲いいと思ってたけど付き合ってたんやな~)
(学校にペアルックってやるな~)

授業ごとに先生にもツッコミを入れられ、ちょっと恥ずかしい。

それまで授業中にもそこそこ喋ってたのに、その日を境に二度と話さなくなりました。

こんな偶然の出来事で失恋です。これも運命なんやね。

服を買うときは出来るだけ個性的な物を選びましょう。

ミック

昔のバイト先での話。

2、3歳上のバイトの先輩が

「俺はミックジャガーと同じ誕生日やしミックと呼んでくれ!」
と言った。

私はそのまんま東(現宮崎県知事)と同じ誕生日だったが、みんなに「そのまんま!」とか「東!」とか呼ばれるのは嫌だったので黙っていた。私もミックとか外人ロック歌手系の名前だとかっこいいのでみんなに公開したのだが・・・

そして先輩はミックと呼ばれ始め、もうミックといえばミックジャガーよりも先輩だとイメージがついてしまった。
時は流れ、バイトもやめ、その頃を思い出し自分の誕生日を検索してみた。

すると衝撃の事実が!
ミックジャガーとそのまんま東が私の誕生日にヒット!なんと先輩と私は同じ誕生日だったのだ。
私がミックでもよかったのだ。ちょっとくやしい。
ていうか、何故バイト中に先輩の誕生日を聞く事がなかったのかが今でも不思議だ。

多分みんなに言ってても私のあだ名はそのまんまジャガーとかになってたのだとは思うが。

トンカツソース

小学生の時の話。

小学生時代は夏休みごとに田舎の和歌山に帰って、両親が帰ってからも一人で過ごしていた。

初孫だった私は可愛がられ、食事もワガママしほうだいだからだ。

刺身が食べたいと言うと昼ごはんに刺身、唐揚げが食べたいと言うと晩御飯は唐揚げと贅沢三昧だった。

まぁ、以前ブログ書いたように虫の死骸を眺めながらだが・・・

ある日、トンカツが食べたいと祖母にたのみ、計画通り晩御飯はトンカツであった。

しばらく食してたが、なんか予想してた味と違う。トンカツソースが足りないのか?

冷蔵庫に入ってたトンカツソースを手に取る。実家でも使ってるおなじみのいかり製である。何故か香りも違う。

そこで怪しめないのが小学生、たっぷり目にかけて完食。
その日から急激に腹を下し、予定より早く実家に帰ることになった。



そのトンカツソースは7年ものであった。

でも、その事に気付くのは半年後の事である。