長男が3年生のとき、ジャンボセキセイのヒナを飼った

学校で暴れて、先生に押さえつけられて
教室から引きずりだされたりしていたころのこと
調子のよかった去年
曇り空の今年
セキセイは4羽に増え
犬と猫もやってきた

「みんなかわいいけど、やっぱりきーくんが一番癒されるね」
感情をあらわにしてくれる犬や猫は
愛玩動物というより、妹や弟のような存在で
いつも機嫌よくおしゃべりしてるきーくんには
安心して感情をぶつけることができたんだろう
そのきーくんがネコに襲われた
夕方の放鳥の時間のことだった
こどもたちは号泣
次々にきーくんの亡骸を手に抱き
なでて、すがって、別れを惜しんだ
5歳の娘だけはひとり
隣室でひたすら絵を描いていた
インコの絵だった
だれもネコを責めなかった
それぞれに自分を責めた
事故を防げる手立てがあったはずだと
できなかったことを上げ連ねた
翌日は休日
ときおり、思い出しては涙するこどもたち
5歳の次女が話したいことがある、と言い出した
とーさんが「絶対みんな怒らないから、話してごらん」と促すと
自分が、ネコのゲージを開いてしまったことを告げた
みんな、また大泣きしたけど
だれも次女を責めなかった
ただただ、取り返しのつかない、
取り戻せない、別れを悲しんだ
雨上がりの庭にお墓をつくった
実家から運んできた珪化木が墓標になった
「きーくんの鳴き声が忘れられない」
次女がぽつっとつぶやいた
お兄ちゃんやお姉ちゃんのように動物の世話がしたくて
がんばっていた次女を思い、胸が痛む
時間が痛みを癒してくれますように
愛した記憶
愛された記憶
赦された記憶が
宝物になりますように
自分を許し、傷が癒えたとき
彼女はまた、成長するんだろう
ただ見守るしかできないわたしは
夜な夜な、ふとんの中で
まだまだ小さな彼女を抱いて
呪文のように繰り返す
咲ちゃん、だいすきよ
大切な使命を帯びてうちに来てくれたんだね
きーくん、ありがとう
親と子の心と体をむすぶきずなのひも
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