交通事故むちうち腰痛★広島海田で愛されて30年の鍼灸整骨院★中国南京中医药大学留学後延べ20万人の施術実績☆東洋医学の限界に挑戦中☆

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「根本セラピー」のまつたに鍼灸整骨院です。2018.11.7日世界で初めてこの言葉を作りました。養生という東洋医学の考え方を中心に病気やケガの回復を目的とします

  毎日ブログ頑張るぞ~病院救急車vol.2162

古典医学の思想をじっくり学ぶ連載ロードマップ 全20回

第1回 東洋医学の根源にある易の成り立ち

解説のポイント 伏羲が定めた八卦の起源や、陽を表す実線と陰を表す破線の組み合わせを分かりやすく解説します。

第2回 天から地までを表す八種類の卦の意味

乾から坤までの八つの卦が持つ自然界の象徴と、それぞれの名前が持つ深い意味を紐解きます。

第3回 六十四卦の広がりと易経の成立

卦を二つずつ組み合わせる意味や、文王や孔子によって体系的な解説書が加えられた歴史を伝えます。

第4回 終わりなく巡る陰陽と季節の法則

夏至から冬至へと向かう卦の変化を例に挙げながら、常に変化し循環する陰陽のダイナミズムを解説します。

第5回 難経と傷寒論が語る陰陽の移り変わり

冬至の後に陽気が芽生える記述や、春秋の二分における気の離合について詳しく紐解きます。

第6回 臨床の土台となる陰陽の変化と交替

陰極まれば陽となり陽極まれば陰となる反転の法則や、寒熱が発生する相対的な関係を伝えます。

第7回 気がぶつかり合う陰陽相搏の世界

傷寒論の弁脈法にある記述から、陰陽の気が激しくぶつかり合って起こる発汗や発熱の病理に迫ります。

第8回 完全に分かれない陰陽中に陰陽ありの教え

五臓六腑の働きを例に、陰の中にある陽、陽の中にある陰という東洋医学独特の表裏の視点を解説します。

第9回 道教の哲学と古典医術の深い繋がり

老荘思想から始まる道学のルーツや、傷寒論の序文に登場する方術という言葉の歴史を紐解きます。

第10回 素問が説く百歳まで健やかに生きる道

上古天真論に登場する黄帝と岐伯の問答から、人間が本来持っている天年を全うするための知恵を学びます。

第11回 恬淡虚無という執着しない生き方と真気

老子の言葉と重ね合わせながら、物事に動揺しない心と真気を内に守る体の健康維持について解説します。

第12回 自然の動きに順う真人から賢人の養生法

四季の変化や八方からの風に対応し、名利に惑わされずあるがままに生きる古代の理想的なライフスタイルを伝えます。

第13回 神農本草経に学ぶ薬物と精神安定の歴史

上薬の筆頭である丹砂をめぐる歴史や、現代の臨床にも通じる薬物の作用と心身の調和について考えます。

第14回 古代の祝由から読み解く心と体の繋がり

移精変気論に記された呪法の本質を探り、病の原因となる患者の心理を読み解く重要性を伝えます。

第15回 大宇宙と人体を結ぶ天人相関の基本原理

自然を大宇宙、人体を小宇宙と捉える古典の基本思想と、環境の働きに逆らわない生き方を解説します。

第16回 十二刻の時間感覚と十二経脈の時間割

一日の陰陽分類を現代の時間に置き換えながら、朝方の咳や夜間の痛みが特定の経絡と連動している理由を明かします。

第17回 大陸の河川にたとえられる十二経水の世界

五音五色や十二経水という独自の観察眼から、中国大陸の河川と人間の経脈が美しく連動する姿を描きます。

第18回 河川を調えて海を綺麗にする経絡治療の真髄

小腸や膀胱の水道機能に触れながら、部分の凝りを取り除いて全体の循環を良くする治療の優位性を語ります。

第19回 四季の脈状と胃気が教える体の予後

春の弦や秋の毛など季節に応じた脈の変化と、健康の指標となる軟らかい胃気の重要性を解説します。

第20回 月の満ち欠けと陰陽の虚実を見抜く眼力

天候や月の状態に応じた治療の加減や、表面の症状に惑わされずに体の奥の虚実寒熱を見極める職人技で締めくくります。
 

第20回 月の満ち欠けと陰陽の虚実を見抜く眼力 天候や月の状態に応じた治療の加減や、表面の症状に惑わされずに体の奥の虚実寒熱を見極める職人技で締めくくります。

全20回にわたり東洋医学の深遠な思想を紐解いてきたこの連載も、いよいよ最終回を迎えます。

締めくくりとなる第20回は、『素問』八正神明論(はっしょうしんめいろん)に記された、古典医学の最高峰とも言える「虚実(きょじつ)を見抜く眼力」についてお話しします。部分的な症状や表面的な変化に決して惑わされず、天体のバイオリズムと肉体の深奥にある根本原因を一致させる、まさに職人技とも呼ぶべき究極の視点を手に入れましょう。

1. 天候と月の満ち欠けに同調する「気血の虚実」

第15回の「天人相関」でも触れたように、小宇宙である人間の身体は、大宇宙のあらゆる天体運動と絶妙にシンクロしています。古典医学では、特に太陽の光(天候)や「月の満ち欠け」が、体内の気血の満ち引きにダイレクトな影響を与えていると考えます。

月が満ちていくとき(新月から満月へ)

自然界の引力が高まるとともに、人間の体内でも気血が表面へと満ち溢れ、筋肉や組織が最も強固になる時期です。この時期は、たとえ外から邪気が襲ってきても、身体の防衛力が勝っているため、病が深く入り込むことはありません。

月が満ちきったとき(満月)

体内の気血が最高潮に達し、エネルギーが最も盛んになります。しかし同時に、溜め込みすぎたエネルギーが「実(じつ・余分な滞り)」や熱へと変わりやすい瞬間でもあります。

月が欠けていくとき(満月から新月へ)

自然界のエネルギーが収束に向かうにつれ、人間の気血も身体の奥深くへと引き締まり、防衛力が徐々に低下していきます。組織は弛緩し、エネルギーが最も不足する「虚(きょ)」の状態に傾きやすくなります。

古典医学の職人技とは、こうした天体のサイクルを完全に頭に入れた上で、治療の加減を微調整することです。月が満ちているときには、余分な滞りをしっかりと巡らせ(瀉法)、月が欠けて虚しているときには、身体を過剰に刺激せず、失われた元気を優しく補う(補法)。自然の満ち引きに逆らわず、その日の天の動きに治療のベクトルをぴったりと一致させるのです。

2. 表面の症状に惑わされない「眼力」

臨床において最も重要であり、かつ最も難しいのが、患者さんが発する表面的な症状(結果)に目を奪われないことです。

例えば、身体に「激しい熱感や痛み、興奮状態(陽の症状)」が現れているとします。一見すると、エネルギーが過剰に溢れかえっている「実症」のように思えます。しかし、古典医学の眼力を持つ者は、その表面的な勢いに騙されません。

第8回で学んだ「陰陽の中に陰陽あり」の視点を駆使し、身体の奥の深い根っこ(五臓・陰)を診つめます。

  • 表面で熱が暴れているのは、実は体内の水分や生命力の根本(陰)がカラカラに乾いて不足している(虚)ために、抑えの利かなくなった陽気が上に浮き上がっているだけではないか(陰虚火旺)。

  • 逆に、身体が冷え切っているように見えても、実は体内の奥底で激しい熱の渋滞が起きており、そのせいで手足の末端までエネルギーが届かずに冷えているだけではないか(真熱仮寒)。

表面の「熱」や「冷え」という看板だけを見て処置を変えるのではなく、その奥に隠された「本質的な虚実寒熱(きょじつかんねつ)」を見極めること。この見極めの眼力こそが、古典医学の臨床を支える生命線なのです。

3. 職人技が導く「あるがまま」の調和

治療者がこの高い眼力を持ったとき、施される鍼灸の術は、単に症状を消し去るだけの道具ではなくなります。

第11回でお話しした「恬淡虚無」な心で患者さんの脈や身体に向き合い、第16回・第17回で学んだ時間と河川の法則に照らし合わせ、そして今この瞬間の月の満ち欠けを感じ取る。 そうして導き出された一針は、過剰なものをそっと受け流し、不足している場所に豊かな潤いを呼び戻します。

肉体の深い根っこである五臓が満たされ、体内の十二経水がサラサラと淀みなく流れ始めれば、部分的な痛みや不調は、まるで役割を終えたかのように自然と霧散していきます。

4. 20回の連載を終えて──小宇宙を生きるあなたへ

全20回にわたる東洋医学の古典思想の旅はいかがでしたでしょうか。

伏羲が定めた易の八卦(第1回)から始まったこのロードマップは、陰陽のダイナミックな循環、道教の哲学、偉大なる『素問』『傷寒論』の知恵を経て、天体と一体になって生きる究極の養生(第20回)へと辿り着きました。

古典医学が私たちに一貫して伝えてくれたメッセージは、とてもシンプルです。 「あなたは自然の一部であり、あなたの身体の中には、美しく精緻な小宇宙がすでに備わっている」ということです。

日々の忙しさや社会の欲望(名利)に揉まれて、心や体の歯車が狂いそうになったとき、いつでもこの古典の知恵を思い出してください。月の満ち欠けを感じ、四季の移り変わりに耳を澄まし、自分の内なる声に寄り添うこと。その「自然に随う生き方」を選択した瞬間から、あなたの命は本来の健やかさと輝きを取り戻し、百歳を過ぎても豊かに天年を全うする道を歩み始めるのです。

 

今日も一日良い日で

 

最後まで読んで頂き

ありがとうございました。

 

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📍まつたに鍼灸整骨院

  • 住所:広島県安芸郡海田町窪町4-46 サンシャミンビル201
     

  • 営業時間:10:00〜19:00
     

  • 休鍼日:日曜・祝祭日/火曜午前/土曜午後
     

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医療の限界に挑む「最後の砦」として

【自己紹介】

広島海田 まつたに鍼灸整骨院 院長 松谷 行晃(まつたに ゆきてる)

  • 臨床経験 約40年(1983年創業)

  • のべ施術数 約20万人以上の豊富な症例実績

  • 専門領域 現代医学で改善が困難とされる難病への鍼灸アプローチ、急性のケガ(外傷)に対する柔整保険施術

「患者さんが治らないのは自分の責任と考えなさい」 中国留学時代に恩師から授かったこの言葉を胸に、約40年間、東洋医学の可能性を追究し続けてきました。病院で「もう打つ手がない」と告げられた方々の絶望を希望へと変えるため、日々伝統医学による根本治療に挑戦しています。

【当院が選ばれる6つの強み】伝統と先進科学の融合

1.日本初のエコー・サーモグラフAI分析と「気を科学する」客観的検査

東洋医学が培ってきた「目に見えない気血の流れ」を最新科学で可視化します。日本で先駆けて導入したエコー観察やサーモグラフィに加え、最新のAI分析システムを融合。主観に頼らない客観的なデータをもとに、お身体の不調を徹底的に「見える化」して原因を突き止めます。当院が誇る独自の「気鍼(きしん)」の効果も、このシステムによって証明されています。

2.広島県初・中国南京留学を経験した国家資格者のWライセンス

確かな知識と技術の裏付けとして、広島県で初めて中国南京への鍼灸留学を経験。東洋医学の最高峰で本場の伝統技術を習得しました。さらに「鍼灸師」と「柔道整復師」の国家資格ダブルライセンスに加え、相談支援員の資格も保有。お身体のケアから心のサポートまで包括的なアプローチが可能です。

3.薬物に頼らない身体に優しい治療

当院の鍼灸療法は、副作用のリスクがある薬物に依存しない心身に優しい施術です。「これ以上お薬を増やしたくない」「できることなら薬を止めたい」と切実に願う多くの方々から、強い支持をいただいています。

4.整形外科医・大学教授からの推薦

医療のプロフェッショナルからも高い評価を得ています。

  • 森ノ宮医療大学教授・整形外科医 久保教授 推薦

5.広島大学漢方センターでの実績

  • 広島大学漢方センター 緩和ケア鍼灸講習受講修了 現代の先端医療と東洋医学の架け橋となる最前線の知識を取り入れています。

6.蓄積された研究実績と論文発表

長年にわたり、技術の暗黙知を科学的に解明するための研究を重ねています。

  • 指頭感覚の研究(東洋厚生科学研究所にて電気的なツボ解明の基礎研究)

  • バランス、骨折、テーピング、エコー画像に関する臨床研究(広島県柔道整復師会)

確かなエビデンスに基づいた施術をあなたへ

当院の最大の特徴は、伝統的な「脈診(みゃくしん)」による緻密な体質の見極めと、エコーやサーモグラフィ、AI分析といった現代科学を融合させた独自の検査システムにあります。

「どこに行っても良くならなかった」 そのお悩みを、ぜひ一度お聞かせください。見える化された確かなデータを基に、あなたにとって最適なオーダーメイドの施術をご提案いたします。

 

 

  • 受付体制 すべての時間帯において【完全予約制】

  • 休診日 日曜・祝祭日、火曜午前、土曜午後

 

 

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古典医学の思想をじっくり学ぶ連載ロードマップ 全20回

第1回 東洋医学の根源にある易の成り立ち

解説のポイント 伏羲が定めた八卦の起源や、陽を表す実線と陰を表す破線の組み合わせを分かりやすく解説します。

第2回 天から地までを表す八種類の卦の意味

乾から坤までの八つの卦が持つ自然界の象徴と、それぞれの名前が持つ深い意味を紐解きます。

第3回 六十四卦の広がりと易経の成立

卦を二つずつ組み合わせる意味や、文王や孔子によって体系的な解説書が加えられた歴史を伝えます。

第4回 終わりなく巡る陰陽と季節の法則

夏至から冬至へと向かう卦の変化を例に挙げながら、常に変化し循環する陰陽のダイナミズムを解説します。

第5回 難経と傷寒論が語る陰陽の移り変わり

冬至の後に陽気が芽生える記述や、春秋の二分における気の離合について詳しく紐解きます。

第6回 臨床の土台となる陰陽の変化と交替

陰極まれば陽となり陽極まれば陰となる反転の法則や、寒熱が発生する相対的な関係を伝えます。

第7回 気がぶつかり合う陰陽相搏の世界

傷寒論の弁脈法にある記述から、陰陽の気が激しくぶつかり合って起こる発汗や発熱の病理に迫ります。

第8回 完全に分かれない陰陽中に陰陽ありの教え

五臓六腑の働きを例に、陰の中にある陽、陽の中にある陰という東洋医学独特の表裏の視点を解説します。

第9回 道教の哲学と古典医術の深い繋がり

老荘思想から始まる道学のルーツや、傷寒論の序文に登場する方術という言葉の歴史を紐解きます。

第10回 素問が説く百歳まで健やかに生きる道

上古天真論に登場する黄帝と岐伯の問答から、人間が本来持っている天年を全うするための知恵を学びます。

第11回 恬淡虚無という執着しない生き方と真気

老子の言葉と重ね合わせながら、物事に動揺しない心と真気を内に守る体の健康維持について解説します。

第12回 自然の動きに順う真人から賢人の養生法

四季の変化や八方からの風に対応し、名利に惑わされずあるがままに生きる古代の理想的なライフスタイルを伝えます。

第13回 神農本草経に学ぶ薬物と精神安定の歴史

上薬の筆頭である丹砂をめぐる歴史や、現代の臨床にも通じる薬物の作用と心身の調和について考えます。

第14回 古代の祝由から読み解く心と体の繋がり

移精変気論に記された呪法の本質を探り、病の原因となる患者の心理を読み解く重要性を伝えます。

第15回 大宇宙と人体を結ぶ天人相関の基本原理

自然を大宇宙、人体を小宇宙と捉える古典の基本思想と、環境の働きに逆らわない生き方を解説します。

第16回 十二刻の時間感覚と十二経脈の時間割

一日の陰陽分類を現代の時間に置き換えながら、朝方の咳や夜間の痛みが特定の経絡と連動している理由を明かします。

第17回 大陸の河川にたとえられる十二経水の世界

五音五色や十二経水という独自の観察眼から、中国大陸の河川と人間の経脈が美しく連動する姿を描きます。

第18回 河川を調えて海を綺麗にする経絡治療の真髄

小腸や膀胱の水道機能に触れながら、部分の凝りを取り除いて全体の循環を良くする治療の優位性を語ります。

第19回 四季の脈状と胃気が教える体の予後

春の弦や秋の毛など季節に応じた脈の変化と、健康の指標となる軟らかい胃気の重要性を解説します。

第20回 月の満ち欠けと陰陽の虚実を見抜く眼力

天候や月の状態に応じた治療の加減や、表面の症状に惑わされずに体の奥の虚実寒熱を見極める職人技で締めくくります。
 

第19回 四季の脈状と胃気が教える体の予後 春の弦や秋の毛など季節に応じた脈の変化と、健康の指標となる軟らかい胃気の重要性を解説します。

ブログの第19回として、『素問』玉機真蔵論(ぎょくきしんぞうろん)や平人気象論(へいにんきしょうろん)に記された、東洋医学の診断の最高峰である「脈診(みゃくしん)」の深遠な世界へと足を踏み入れていきましょう。

第15回でお話しした「天人相関(大宇宙と小宇宙の連動)」の思想に基づくと、人間の身体は季節の移り変わりとともにその内なるバイブレーション(波長)を変化させています。古典医学では、その微細な変化を指先で感じ取り、その病が治るか、あるいは悪化するのかという「予後(よご)」を的確に見極めるための指標を確立していました。

1. 季節の移り変わりを映し出す「四季の脈状」

東洋医学では、健康な人の脈は一年中同じように打っているわけではなく、大自然の四季のバイオリズムにぴったりと同調して、その「形」や「硬さ」を変えていくと考えます。指先が捉える季節ごとの理想的な脈の表情(脈状)は次の通りです。

【春の脈】── 弦(げん)

春は自然界の木々が芽吹き、エネルギーが外へ向かって直線的に伸びていく季節です。人体の気血も同様に張り詰めるため、弓の弦(つる)を指で触れているかのような、細く直線的な緊張感のある「弦脈」が現れるのが自然です。

【夏の脈】── 鉤(こう)

夏は陽気が最高潮に達し、万物が生命力を爆発させて生い茂る季節です。脈もまた、湧き上がるように力強く大きく打った後、余韻を残しながら引いていく、魚の鉤(針)のような独特のカーブを持つ「鉤脈」へと変化します。

【秋の脈】── 毛(もう)/浮(ふ)

秋は夏のエネルギーが収束し、万物が実を凝縮させて引き締まり始める季節です。脈は皮膚の浅い表面にフワリと浮き上がり、まるで鳥の羽毛に触れているかのような、軽やかで優しく、やや中が中空に感じられる「毛脈」となります。

【冬の脈】── 石(せき)/沈(ちん)

冬は陰気が極まり、万物が大地の底深くへと生命力を閉じ込める季節です。人間のエネルギーも身体の奥深くに潜るため、脈は骨の近くまで深く沈み、まるで川底に沈む硬い小石に触れているかのような、固くどっしりとした「石脈」を呈します。

このように、指先で触れる脈の波形は、大宇宙の四季の動きをそのまま可視化した小宇宙の縮図そのものなのです。

2. 健康と予後を決定づける「胃気(いき)」の本質

それでは、季節に合わせた脈を診るときに、最も重視される「健康の絶対条件」とは何でしょうか。古典医学はそれを「胃気(いき)」という言葉で表現しています。

東洋医学における「胃」は、単に食べたものを消化する器官ではなく、第8回で学んだ「脾(陰中の至陰)」とともに、後天的な生命力のエネルギー(気血)を生み出す最大の源泉です。脈診において「胃気がある」とは、脈の根底に「軟らかさ、潤い、ゆとり、適度な力強さ」が備わっている状態を指します。

古典が教える予後の鉄則 春に「弦脈」が出るのは正常ですが、それが「ただの硬い針金」のようになってしまい、根底にある胃気の軟らかさが完全に失われている場合は、春のエネルギーが暴走して肉体を内側から破壊している「危険なサイン(真臓脈)」とみなされます。

どんなに激しい病にかかっていたとしても、指先に触れる脈の奥に、フカフカとした土壌のような「胃気の軟らかさ」が残っていれば、その身体はまだ自らエネルギーを生み出す力を失っていません。つまり、病は必ず癒えると判断(予後が良い)できます。 逆に、症状は軽そうに見えても、脈から胃気のゆとりが完全に消え失せ、パチパチと硬く乾いた打ち方しかできなくなっている場合は、生命力の根本が尽きかけている(予後が悪い)と警告しているのです。

3. 胃気を損なう「不調のメカニズム」

日々の臨床において、この大切な胃気が失われてしまう最大の原因は、どこにあるのでしょうか。

一つは、第11回で学んだ「恬淡虚無」の対極にある、過度な心理的葛藤やストレスです。心が激しく動揺すると、気の巡りが一瞬にしてロックされ、脈はガチガチに硬くなって胃気の軟らかさを失います。 もう一つは、第16回でお話しした「十二刻の時間割」や自然の摂理を無視した、暴飲暴食や不規則な生活です。エネルギーの製造工場である脾胃を自ら酷使して傷つけることは、脈の潤い(生命力の貯蓄)を直接削り取る行為に他なりません。

自然のリズムからズレてしまった肉体は、四季の脈の美しいグラデーションを描くことができなくなり、やがて特定の臓腑が孤立して暴走を始めてしまうのです。

4. 指先から小宇宙の調和を読み解く

『素問』が私たちに示している脈診の本質とは、単に脈拍数を数えたり、心臓の鼓動を確認したりすることではありません。 指先を通じて、患者さんの小宇宙が「今、大自然の季節と美しく響き合っているか」「根底にある生命力の泉(胃気)は枯れていないか」を立体的に対話していく、極めて精緻な観察眼です。

春には春の、冬には冬の自然な顔を脈に現すことができる、そのしなやかな肉体の弾力性と内面の静けさこそが、古典医学の目指す真の健康の姿です。 自分の身体が発する微細な波長に耳を澄ませ、胃気という内なる土壌をふっくらと豊かに育んでいくこと。古代の知恵は、私たちが自らの命の予後を輝かしいものへと導くための、最高の指標を今に伝えています。

 

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広島海田 まつたに鍼灸整骨院 院長 松谷 行晃(まつたに ゆきてる)

  • 臨床経験 約40年(1983年創業)

  • のべ施術数 約20万人以上の豊富な症例実績

  • 専門領域 現代医学で改善が困難とされる難病への鍼灸アプローチ、急性のケガ(外傷)に対する柔整保険施術

「患者さんが治らないのは自分の責任と考えなさい」 中国留学時代に恩師から授かったこの言葉を胸に、約40年間、東洋医学の可能性を追究し続けてきました。病院で「もう打つ手がない」と告げられた方々の絶望を希望へと変えるため、日々伝統医学による根本治療に挑戦しています。

【当院が選ばれる6つの強み】伝統と先進科学の融合

1.日本初のエコー・サーモグラフAI分析と「気を科学する」客観的検査

東洋医学が培ってきた「目に見えない気血の流れ」を最新科学で可視化します。日本で先駆けて導入したエコー観察やサーモグラフィに加え、最新のAI分析システムを融合。主観に頼らない客観的なデータをもとに、お身体の不調を徹底的に「見える化」して原因を突き止めます。当院が誇る独自の「気鍼(きしん)」の効果も、このシステムによって証明されています。

2.広島県初・中国南京留学を経験した国家資格者のWライセンス

確かな知識と技術の裏付けとして、広島県で初めて中国南京への鍼灸留学を経験。東洋医学の最高峰で本場の伝統技術を習得しました。さらに「鍼灸師」と「柔道整復師」の国家資格ダブルライセンスに加え、相談支援員の資格も保有。お身体のケアから心のサポートまで包括的なアプローチが可能です。

3.薬物に頼らない身体に優しい治療

当院の鍼灸療法は、副作用のリスクがある薬物に依存しない心身に優しい施術です。「これ以上お薬を増やしたくない」「できることなら薬を止めたい」と切実に願う多くの方々から、強い支持をいただいています。

4.整形外科医・大学教授からの推薦

医療のプロフェッショナルからも高い評価を得ています。

  • 森ノ宮医療大学教授・整形外科医 久保教授 推薦

5.広島大学漢方センターでの実績

  • 広島大学漢方センター 緩和ケア鍼灸講習受講修了 現代の先端医療と東洋医学の架け橋となる最前線の知識を取り入れています。

6.蓄積された研究実績と論文発表

長年にわたり、技術の暗黙知を科学的に解明するための研究を重ねています。

  • 指頭感覚の研究(東洋厚生科学研究所にて電気的なツボ解明の基礎研究)

  • バランス、骨折、テーピング、エコー画像に関する臨床研究(広島県柔道整復師会)

確かなエビデンスに基づいた施術をあなたへ

当院の最大の特徴は、伝統的な「脈診(みゃくしん)」による緻密な体質の見極めと、エコーやサーモグラフィ、AI分析といった現代科学を融合させた独自の検査システムにあります。

「どこに行っても良くならなかった」 そのお悩みを、ぜひ一度お聞かせください。見える化された確かなデータを基に、あなたにとって最適なオーダーメイドの施術をご提案いたします。

 

 

  • 受付体制 すべての時間帯において【完全予約制】

  • 休診日 日曜・祝祭日、火曜午前、土曜午後

 

 

柔道整復師としての紹介

 

 

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  毎日ブログ頑張るぞ~病院救急車vol.2160

古典医学の思想をじっくり学ぶ連載ロードマップ 全20回

第1回 東洋医学の根源にある易の成り立ち

解説のポイント 伏羲が定めた八卦の起源や、陽を表す実線と陰を表す破線の組み合わせを分かりやすく解説します。

第2回 天から地までを表す八種類の卦の意味

乾から坤までの八つの卦が持つ自然界の象徴と、それぞれの名前が持つ深い意味を紐解きます。

第3回 六十四卦の広がりと易経の成立

卦を二つずつ組み合わせる意味や、文王や孔子によって体系的な解説書が加えられた歴史を伝えます。

第4回 終わりなく巡る陰陽と季節の法則

夏至から冬至へと向かう卦の変化を例に挙げながら、常に変化し循環する陰陽のダイナミズムを解説します。

第5回 難経と傷寒論が語る陰陽の移り変わり

冬至の後に陽気が芽生える記述や、春秋の二分における気の離合について詳しく紐解きます。

第6回 臨床の土台となる陰陽の変化と交替

陰極まれば陽となり陽極まれば陰となる反転の法則や、寒熱が発生する相対的な関係を伝えます。

第7回 気がぶつかり合う陰陽相搏の世界

傷寒論の弁脈法にある記述から、陰陽の気が激しくぶつかり合って起こる発汗や発熱の病理に迫ります。

第8回 完全に分かれない陰陽中に陰陽ありの教え

五臓六腑の働きを例に、陰の中にある陽、陽の中にある陰という東洋医学独特の表裏の視点を解説します。

第9回 道教の哲学と古典医術の深い繋がり

老荘思想から始まる道学のルーツや、傷寒論の序文に登場する方術という言葉の歴史を紐解きます。

第10回 素問が説く百歳まで健やかに生きる道

上古天真論に登場する黄帝と岐伯の問答から、人間が本来持っている天年を全うするための知恵を学びます。

第11回 恬淡虚無という執着しない生き方と真気

老子の言葉と重ね合わせながら、物事に動揺しない心と真気を内に守る体の健康維持について解説します。

第12回 自然の動きに順う真人から賢人の養生法

四季の変化や八方からの風に対応し、名利に惑わされずあるがままに生きる古代の理想的なライフスタイルを伝えます。

第13回 神農本草経に学ぶ薬物と精神安定の歴史

上薬の筆頭である丹砂をめぐる歴史や、現代の臨床にも通じる薬物の作用と心身の調和について考えます。

第14回 古代の祝由から読み解く心と体の繋がり

移精変気論に記された呪法の本質を探り、病の原因となる患者の心理を読み解く重要性を伝えます。

第15回 大宇宙と人体を結ぶ天人相関の基本原理

自然を大宇宙、人体を小宇宙と捉える古典の基本思想と、環境の働きに逆らわない生き方を解説します。

第16回 十二刻の時間感覚と十二経脈の時間割

一日の陰陽分類を現代の時間に置き換えながら、朝方の咳や夜間の痛みが特定の経絡と連動している理由を明かします。

第17回 大陸の河川にたとえられる十二経水の世界

五音五色や十二経水という独自の観察眼から、中国大陸の河川と人間の経脈が美しく連動する姿を描きます。

第18回 河川を調えて海を綺麗にする経絡治療の真髄

小腸や膀胱の水道機能に触れながら、部分の凝りを取り除いて全体の循環を良くする治療の優位性を語ります。

第19回 四季の脈状と胃気が教える体の予後

春の弦や秋の毛など季節に応じた脈の変化と、健康の指標となる軟らかい胃気の重要性を解説します。

第20回 月の満ち欠けと陰陽の虚実を見抜く眼力

天候や月の状態に応じた治療の加減や、表面の症状に惑わされずに体の奥の虚実寒熱を見極める職人技で締めくくります。
 

第18回 河川を調えて海を綺麗にする経絡治療の真髄 小腸や膀胱の水道機能に触れながら、部分の凝りを取り除いて全体の循環を良くする治療の優位性を語ります。

ブログの第18回として、前回お話しした「十二経水(人体の経脈を大陸の河川に見立てる視点)」の思想を、実際の治療においてどのように応用していくのか、その核心に迫ります。

古典医学、特に伝統的な経絡治療における身体の捉え方は、局所的な不調をその場だけで解決しようとはしません。身体のどこかに現れた「部分の凝りや痛み」を、川の目詰まりとして捉え、水路全体を調えることで、最終的に生命力の源であるすべての海を綺麗に美しくしていく。そのダイナミックな治療の真髄を紐解いていきましょう。

1. 身体の水路をコントロールする「小腸」と「膀胱」の水道機能

人体の河川を淀みなく巡らせるためには、水分やエネルギーの「仕分け」と「排泄」を司る水門の働きが不可欠です。古典医学において、この重要な水道機能を担っているのが、六腑(陽)に属する「小腸」と「膀胱」です。

小腸の「清濁(せいだく)の分別」

東洋医学における小腸は、単に栄養を吸収するだけの場所ではありません。胃から送られてきた飲食物を、身体に必要な綺麗な水(清)と、不要な濁った水(濁)とに厳密に仕分ける水再生センターのような役割(清濁を分かつ)を持っています。ここで仕分けられた綺麗な水分は体内に還元され、濁った水分は膀胱へと送り出されます。

膀胱の「気化(きか)と排泄」

小腸から送られてきた不要な水分を受け止める膀胱は、ただの貯水タンクではありません。第8回で学んだ表裏関係にある「腎(陰中の陰)」の温かいエネルギー(腎気)の助けを借りて、水分を「気化」させ、濁水だけを尿としてスムーズに体外へ排泄する水道の最終出口としての機能を持っています。

もし、これら小腸や膀胱の水道機能が低下すると、体内の河川はたちまち泥水のように濁り、あちこちで「水毒(余分な水分の滞り)」となって溢れかえってしまうのです。

2. 部分の凝りを取り除き、全体の循環を良くする

現代の医療では、肩が凝れば肩を揉み、腰が痛めば腰に湿布を貼るというように、問題が起きている局所(部分)にアプローチすることが一般的です。しかし、古典医学の視点では、その凝りや痛みは「河川の途中で流木や土砂が引っかかり、流れが堰き止められているサイン」に過ぎないと考えます。

例えば、背中や肩に頑固な「凝り(実)」があるとき、それはその場所の筋肉だけが悪いのではなく、手足の先にある源流のエネルギーが枯渇(虚)しているために、川の流速が落ちて途中で泥が堆積してしまっている状態です。

経絡治療の優位性は、この「虚実(きょじつ)のバランス」を同時に調えられる点にあります。

  • 流れが滞って硬くなっている部分(土砂崩れの現場)の目詰まりを優しく取り除いて、川の通り道を確保します。

  • 同時に、手足のツボを刺激して源流の水分量を増やし、川の勢い(気血のめぐり)を根本から高めます。

部分的な凝りを追いかけるのではなく、川上から川下までの水路全体を一気に見通して流れを加速させるため、結果として頑固な局所の不調が、まるで雪解け水に押し流されるように自然と消え去っていくのです。

3. 「河川を調えて海を綺麗にする」という究極のゴール

東洋医学において、十二の河川(経脈)が最終的に流れ着く終着点の海とは、私たちの生命力の根本であり、第8回で学んだ物質の土台である「五臓(陰)」、あるいは「血(けつ)の海」のことを指します。

各経絡という河川が清らかで、豊かな水量を持って滔々と流れていれば、最終的に注ぎ込む海(内臓)もまた、濁ることなく常に美しくクリアな状態に保たれます。五臓という海が綺麗であれば、そこに宿る精神や自律神経の働きもまた、第11回で学んだ「恬淡虚無」の静けさを維持することができるのです。

逆に、日々の不摂生やストレスによって特定の河川が汚れ、滞ったまま放置されていると、その濁流はいつしか海へと流れ込み、身体の最も深い根っこである五臓六腑を内側から蝕み始めます。これが、慢性病や難病へと至る古典医学的な病理のメカニズムです。

4. 全体を見つめる治療の眼差し

『素問』や『霊枢』が私たちに伝えているのは、身体のパーツをバラバラに修理するのではなく、ひとつの繋がった豊かな水系として肉体を愛おしむ視点です。

小腸や膀胱の水道機能を健やかに保ち、日々の暮らしで生じる小さな流れの淀みを、鍼灸の術によってその都度優しく通じさせていく。それは、あなたの身体の中に流れるすべての河川を清流へと戻し、生命の母なる海を美しく守り続けるための、最も自然で、最も根本的なアプローチなのです。

 

今日も一日良い日で

 

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📍まつたに鍼灸整骨院

  • 住所:広島県安芸郡海田町窪町4-46 サンシャミンビル201
     

  • 営業時間:10:00〜19:00
     

  • 休鍼日:日曜・祝祭日/火曜午前/土曜午後
     

  • ご予約・お問い合わせ:☎︎ 082-823-8853
     

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医療の限界に挑む「最後の砦」として

【自己紹介】

広島海田 まつたに鍼灸整骨院 院長 松谷 行晃(まつたに ゆきてる)

  • 臨床経験 約40年(1983年創業)

  • のべ施術数 約20万人以上の豊富な症例実績

  • 専門領域 現代医学で改善が困難とされる難病への鍼灸アプローチ、急性のケガ(外傷)に対する柔整保険施術

「患者さんが治らないのは自分の責任と考えなさい」 中国留学時代に恩師から授かったこの言葉を胸に、約40年間、東洋医学の可能性を追究し続けてきました。病院で「もう打つ手がない」と告げられた方々の絶望を希望へと変えるため、日々伝統医学による根本治療に挑戦しています。

【当院が選ばれる6つの強み】伝統と先進科学の融合

1.日本初のエコー・サーモグラフAI分析と「気を科学する」客観的検査

東洋医学が培ってきた「目に見えない気血の流れ」を最新科学で可視化します。日本で先駆けて導入したエコー観察やサーモグラフィに加え、最新のAI分析システムを融合。主観に頼らない客観的なデータをもとに、お身体の不調を徹底的に「見える化」して原因を突き止めます。当院が誇る独自の「気鍼(きしん)」の効果も、このシステムによって証明されています。

2.広島県初・中国南京留学を経験した国家資格者のWライセンス

確かな知識と技術の裏付けとして、広島県で初めて中国南京への鍼灸留学を経験。東洋医学の最高峰で本場の伝統技術を習得しました。さらに「鍼灸師」と「柔道整復師」の国家資格ダブルライセンスに加え、相談支援員の資格も保有。お身体のケアから心のサポートまで包括的なアプローチが可能です。

3.薬物に頼らない身体に優しい治療

当院の鍼灸療法は、副作用のリスクがある薬物に依存しない心身に優しい施術です。「これ以上お薬を増やしたくない」「できることなら薬を止めたい」と切実に願う多くの方々から、強い支持をいただいています。

4.整形外科医・大学教授からの推薦

医療のプロフェッショナルからも高い評価を得ています。

  • 森ノ宮医療大学教授・整形外科医 久保教授 推薦

5.広島大学漢方センターでの実績

  • 広島大学漢方センター 緩和ケア鍼灸講習受講修了 現代の先端医療と東洋医学の架け橋となる最前線の知識を取り入れています。

6.蓄積された研究実績と論文発表

長年にわたり、技術の暗黙知を科学的に解明するための研究を重ねています。

  • 指頭感覚の研究(東洋厚生科学研究所にて電気的なツボ解明の基礎研究)

  • バランス、骨折、テーピング、エコー画像に関する臨床研究(広島県柔道整復師会)

確かなエビデンスに基づいた施術をあなたへ

当院の最大の特徴は、伝統的な「脈診(みゃくしん)」による緻密な体質の見極めと、エコーやサーモグラフィ、AI分析といった現代科学を融合させた独自の検査システムにあります。

「どこに行っても良くならなかった」 そのお悩みを、ぜひ一度お聞かせください。見える化された確かなデータを基に、あなたにとって最適なオーダーメイドの施術をご提案いたします。

 

 

  • 受付体制 すべての時間帯において【完全予約制】

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  毎日ブログ頑張るぞ~病院救急車vol.2159

古典医学の思想をじっくり学ぶ連載ロードマップ 全20回

第1回 東洋医学の根源にある易の成り立ち

解説のポイント 伏羲が定めた八卦の起源や、陽を表す実線と陰を表す破線の組み合わせを分かりやすく解説します。

第2回 天から地までを表す八種類の卦の意味

乾から坤までの八つの卦が持つ自然界の象徴と、それぞれの名前が持つ深い意味を紐解きます。

第3回 六十四卦の広がりと易経の成立

卦を二つずつ組み合わせる意味や、文王や孔子によって体系的な解説書が加えられた歴史を伝えます。

第4回 終わりなく巡る陰陽と季節の法則

夏至から冬至へと向かう卦の変化を例に挙げながら、常に変化し循環する陰陽のダイナミズムを解説します。

第5回 難経と傷寒論が語る陰陽の移り変わり

冬至の後に陽気が芽生える記述や、春秋の二分における気の離合について詳しく紐解きます。

第6回 臨床の土台となる陰陽の変化と交替

陰極まれば陽となり陽極まれば陰となる反転の法則や、寒熱が発生する相対的な関係を伝えます。

第7回 気がぶつかり合う陰陽相搏の世界

傷寒論の弁脈法にある記述から、陰陽の気が激しくぶつかり合って起こる発汗や発熱の病理に迫ります。

第8回 完全に分かれない陰陽中に陰陽ありの教え

五臓六腑の働きを例に、陰の中にある陽、陽の中にある陰という東洋医学独特の表裏の視点を解説します。

第9回 道教の哲学と古典医術の深い繋がり

老荘思想から始まる道学のルーツや、傷寒論の序文に登場する方術という言葉の歴史を紐解きます。

第10回 素問が説く百歳まで健やかに生きる道

上古天真論に登場する黄帝と岐伯の問答から、人間が本来持っている天年を全うするための知恵を学びます。

第11回 恬淡虚無という執着しない生き方と真気

老子の言葉と重ね合わせながら、物事に動揺しない心と真気を内に守る体の健康維持について解説します。

第12回 自然の動きに順う真人から賢人の養生法

四季の変化や八方からの風に対応し、名利に惑わされずあるがままに生きる古代の理想的なライフスタイルを伝えます。

第13回 神農本草経に学ぶ薬物と精神安定の歴史

上薬の筆頭である丹砂をめぐる歴史や、現代の臨床にも通じる薬物の作用と心身の調和について考えます。

第14回 古代の祝由から読み解く心と体の繋がり

移精変気論に記された呪法の本質を探り、病の原因となる患者の心理を読み解く重要性を伝えます。

第15回 大宇宙と人体を結ぶ天人相関の基本原理

自然を大宇宙、人体を小宇宙と捉える古典の基本思想と、環境の働きに逆らわない生き方を解説します。

第16回 十二刻の時間感覚と十二経脈の時間割

一日の陰陽分類を現代の時間に置き換えながら、朝方の咳や夜間の痛みが特定の経絡と連動している理由を明かします。

第17回 大陸の河川にたとえられる十二経水の世界

五音五色や十二経水という独自の観察眼から、中国大陸の河川と人間の経脈が美しく連動する姿を描きます。

第18回 河川を調えて海を綺麗にする経絡治療の真髄

小腸や膀胱の水道機能に触れながら、部分の凝りを取り除いて全体の循環を良くする治療の優位性を語ります。

第19回 四季の脈状と胃気が教える体の予後

春の弦や秋の毛など季節に応じた脈の変化と、健康の指標となる軟らかい胃気の重要性を解説します。

第20回 月の満ち欠けと陰陽の虚実を見抜く眼力

天候や月の状態に応じた治療の加減や、表面の症状に惑わされずに体の奥の虚実寒熱を見極める職人技で締めくくります。
 

第17回 大陸の河川にたとえられる十二経水の世界 五音五色や十二経水という独自の観察眼から、中国大陸の河川と人間の経脈が美しく連動する姿を描きます。

ブログの第17回として、『素問』や『霊枢(れいすう)』に記された、東洋医学の極めてユニークかつ壮大な観察眼である「十二経水(じゅうにけいすい)」の世界を紐解いていきましょう。

前回は、1日の時間をベースにしたエネルギーの巡り(時間割)をお話ししましたが、古典医学の視点は時間だけにとどまりません。人間の身体を巡る「十二の経脈」を、中国大陸を悠然と流れる「十二の大河」にそのまま見立てて観察するという、ダイナミックな空間的広がりを持っています。

1. 中国大陸の河川と人体の経脈の美しい連動

古典医学の聖典の一つである『霊枢』経水論には、大自然の地理構造と、人間の肉体の構造が完全に一致しているという「天人相関」の極みが記されています。

中国大陸を流れる代表的な十二の河川(経水)が、人間の体内を走る十二の経脈とそれぞれペアを組み、美しく連動していると考えます。

  • 黄河(こうが)長江(ちょうこう)といった、深く、長く、大量の水をたたえて大陸を横断する大河は、人体における最も太く、多くの気血を宿す経脈(たとえば足の陽明胃経や足の太陽膀胱経など)に対応します。

  • 一方で、特定の地域を静かに潤す支流や小さな河川は、人体の比較的細い経脈や、特定の局所を司る経脈に対応しています。

これは単なる空想の産物ではありません。当時の聖人たちは、大地を巡る「水の流れ(河川)」と、体内を巡る「エネルギーの流れ(気血)」には、全く同じ流体力学的な法則が働いていることを見抜いていたのです。

2. 五音五色という「共鳴」の観察眼

古典医学が天地と人間を結びつけるとき、河川(水)の量や深さだけでなく、「五音(ごおん)」や「五色(ごしき)」という独自の多面的な観察眼を用いました。

五音(宮・商・角・徴・羽)とは、自然界の振動やエネルギーの波長を表す音階であり、五色(青・赤・黄・白・黒)は、物質が放つ固有の色彩です。これらは第8回で学んだ「五臓(陰)」のエネルギーと、以下のように美しく共鳴しています。

  • 肝(陰中の陽)は、春の芽吹きを象徴する「青」であり、木々が擦れ合うような「角(かく)」の音と響き合います。

  • 腎(陰中の陰)は、生命の源を深く貯蔵する大地の奥底の「黒」であり、深く響き渡る「羽(う)」の音と共鳴します。

大地を流れる十二の河川も、それぞれが固有の川幅、水の清濁、流れる音、そして周囲の土壌の色を持っています。 古典医学では、これらの自然界の「音」や「色」のバランスをじっと観察し、それをそのまま人間の肌の色、呼吸の音、声の調子、そして脈の打ち方(波長)へと重ね合わせていきました。小宇宙である人間の身体は、大宇宙のあらゆる波動を映し出す鏡の役割を果たしているのです。

3. 経水が教えてくれる「気血の満ち引き」

人体の経脈を河川(経水)にたとえる最大の意義は、体内のエネルギーの状態を「流れる水のダイナミズム」として立体的に把握できる点にあります。

大自然の河川が、春の雪解け水で増水し、夏の豪雨で氾濫し、秋に落ち着き、冬に干上がるように、人体の経脈を流れる気血もまた、季節や環境によって常に満ち引きを繰り返しています。

川の水が豊かに、淀みなく流れている状態が「健康」です。しかし、もし特定の河川(経脈)の源流が枯れてしまえば、その流域の田畑(臓腑や組織)はカラカラに乾いて干からびてしまいます。 逆に、どこかで土砂崩れ(気血の滞り)が起きて川が堰き止められれば、上流は激しく増水して溢れかえり(実症)、下流は水不足(虚症)に陥ってしまいます。

古典医学は、部分的な症状を切り取って診るのではなく、中国大陸の壮大な地図を眺めるかのように、あなたの身体の中の「どの河川が干上がり、どの水路が渋滞を起こしているのか」を優しく見極めようとするのです。

4. 身体の中の「大河」を見つめ直す

現代の解剖学では、血管や神経を細かな「線の集まり」として捉えがちです。しかし、二千年以上前の古典医学が提示した「十二経水」の視点は、私たちの身体の中に、地球の息吹と直結した豊かな大河が流れていることを思い出させてくれます。

あなたの足元を走る経脈は、大地の底を流れる清らかな泉とつながっており、上半身を巡る経脈は、天から降り注ぐ恵みの雨と響き合っています。

五音五色の波長を感じ取り、体内の河川のせせらぎに耳を澄ませること。この壮大なスケールで肉体を見つめる独自の観察眼こそが、東洋医学の臨床を、単なる治療技術から「生命の調和の芸術」へと高めている本質を形作っています。

 

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  • 臨床経験 約40年(1983年創業)

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  • 専門領域 現代医学で改善が困難とされる難病への鍼灸アプローチ、急性のケガ(外傷)に対する柔整保険施術

「患者さんが治らないのは自分の責任と考えなさい」 中国留学時代に恩師から授かったこの言葉を胸に、約40年間、東洋医学の可能性を追究し続けてきました。病院で「もう打つ手がない」と告げられた方々の絶望を希望へと変えるため、日々伝統医学による根本治療に挑戦しています。

【当院が選ばれる6つの強み】伝統と先進科学の融合

1.日本初のエコー・サーモグラフAI分析と「気を科学する」客観的検査

東洋医学が培ってきた「目に見えない気血の流れ」を最新科学で可視化します。日本で先駆けて導入したエコー観察やサーモグラフィに加え、最新のAI分析システムを融合。主観に頼らない客観的なデータをもとに、お身体の不調を徹底的に「見える化」して原因を突き止めます。当院が誇る独自の「気鍼(きしん)」の効果も、このシステムによって証明されています。

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3.薬物に頼らない身体に優しい治療

当院の鍼灸療法は、副作用のリスクがある薬物に依存しない心身に優しい施術です。「これ以上お薬を増やしたくない」「できることなら薬を止めたい」と切実に願う多くの方々から、強い支持をいただいています。

4.整形外科医・大学教授からの推薦

医療のプロフェッショナルからも高い評価を得ています。

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5.広島大学漢方センターでの実績

  • 広島大学漢方センター 緩和ケア鍼灸講習受講修了 現代の先端医療と東洋医学の架け橋となる最前線の知識を取り入れています。

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長年にわたり、技術の暗黙知を科学的に解明するための研究を重ねています。

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古典医学の思想をじっくり学ぶ連載ロードマップ 全20回

第1回 東洋医学の根源にある易の成り立ち

解説のポイント 伏羲が定めた八卦の起源や、陽を表す実線と陰を表す破線の組み合わせを分かりやすく解説します。

第2回 天から地までを表す八種類の卦の意味

乾から坤までの八つの卦が持つ自然界の象徴と、それぞれの名前が持つ深い意味を紐解きます。

第3回 六十四卦の広がりと易経の成立

卦を二つずつ組み合わせる意味や、文王や孔子によって体系的な解説書が加えられた歴史を伝えます。

第4回 終わりなく巡る陰陽と季節の法則

夏至から冬至へと向かう卦の変化を例に挙げながら、常に変化し循環する陰陽のダイナミズムを解説します。

第5回 難経と傷寒論が語る陰陽の移り変わり

冬至の後に陽気が芽生える記述や、春秋の二分における気の離合について詳しく紐解きます。

第6回 臨床の土台となる陰陽の変化と交替

陰極まれば陽となり陽極まれば陰となる反転の法則や、寒熱が発生する相対的な関係を伝えます。

第7回 気がぶつかり合う陰陽相搏の世界

傷寒論の弁脈法にある記述から、陰陽の気が激しくぶつかり合って起こる発汗や発熱の病理に迫ります。

第8回 完全に分かれない陰陽中に陰陽ありの教え

五臓六腑の働きを例に、陰の中にある陽、陽の中にある陰という東洋医学独特の表裏の視点を解説します。

第9回 道教の哲学と古典医術の深い繋がり

老荘思想から始まる道学のルーツや、傷寒論の序文に登場する方術という言葉の歴史を紐解きます。

第10回 素問が説く百歳まで健やかに生きる道

上古天真論に登場する黄帝と岐伯の問答から、人間が本来持っている天年を全うするための知恵を学びます。

第11回 恬淡虚無という執着しない生き方と真気

老子の言葉と重ね合わせながら、物事に動揺しない心と真気を内に守る体の健康維持について解説します。

第12回 自然の動きに順う真人から賢人の養生法

四季の変化や八方からの風に対応し、名利に惑わされずあるがままに生きる古代の理想的なライフスタイルを伝えます。

第13回 神農本草経に学ぶ薬物と精神安定の歴史

上薬の筆頭である丹砂をめぐる歴史や、現代の臨床にも通じる薬物の作用と心身の調和について考えます。

第14回 古代の祝由から読み解く心と体の繋がり

移精変気論に記された呪法の本質を探り、病の原因となる患者の心理を読み解く重要性を伝えます。

第15回 大宇宙と人体を結ぶ天人相関の基本原理

自然を大宇宙、人体を小宇宙と捉える古典の基本思想と、環境の働きに逆らわない生き方を解説します。

第16回 十二刻の時間感覚と十二経脈の時間割

一日の陰陽分類を現代の時間に置き換えながら、朝方の咳や夜間の痛みが特定の経絡と連動している理由を明かします。

第17回 大陸の河川にたとえられる十二経水の世界

五音五色や十二経水という独自の観察眼から、中国大陸の河川と人間の経脈が美しく連動する姿を描きます。

第18回 河川を調えて海を綺麗にする経絡治療の真髄

小腸や膀胱の水道機能に触れながら、部分の凝りを取り除いて全体の循環を良くする治療の優位性を語ります。

第19回 四季の脈状と胃気が教える体の予後

春の弦や秋の毛など季節に応じた脈の変化と、健康の指標となる軟らかい胃気の重要性を解説します。

第20回 月の満ち欠けと陰陽の虚実を見抜く眼力

天候や月の状態に応じた治療の加減や、表面の症状に惑わされずに体の奥の虚実寒熱を見極める職人技で締めくくります。
 

第16回 十二刻の時間感覚と十二経脈の時間割

一日の陰陽分類を現代の時間に置き換えながら、朝方の咳や夜間の痛みが特定の経絡と連動している理由を明かします。

ブログの第16回として、前回お話しした大宇宙と小宇宙の連動(天人相関)を、さらに具体的な「時間」という軸に落とし込んでいきましょう。古典医学では、1日24時間を12の単位に分けた「十二刻(じゅうにこく)」という時間感覚を用い、それぞれの時間帯が体内の特定の経絡(エネルギーの通り道)とダイレクトに連動していると考えます。この体内時計の仕組みを紐解くことで、なぜ特定の時間に特有の症状が現れるのかという謎が明らかになります。

1. 現代の時間に置き換える「十二刻」のサイクル

古典医学の世界では、1日を2時間ずつに区切り、そこに十二支の文字を割り当てて体内の気血の巡りを説明します。これを「子午流注(しごるちゅう)」と呼びます。

第8回で学んだように、1日の中には陰陽の美しいグラデーションが巡っていますが、エネルギー(営気)は24時間休みなく、決まったスケジュールで12本の経脈を順番に駆け巡っているのです。

現代の時間に置き換えた、各経絡の「担当時間(気血が最も盛んになる時間)」は次の通りです。

十二支 現代の時間帯 活発になる経脈 主な役割と特徴
寅(とら) 3時 〜 5時 手太陰肺経(はいけい) 深い呼吸とともに、1日の気血を全身へ配り始める。
卯(う) 5時 〜 7時 手陽明大腸経(だいちょうけい) 排泄を促し、身体をクリアにする。
辰(たつ) 7時 〜 9時 足陽明胃経(いけい) 消化活動が最も活発になり、朝食の栄養を受け止める。
巳(み) 9時 〜 11時 足太陰脾経(ひけい) 消化された栄養をエネルギー(気血)に変えて全身に送る。
午(うま) 11時 〜 13時 手少陰心経(しんけい) 陽気が極まる時間。精神と血脈を司る。
未(ひつじ) 13時 〜 15時 手太陽小腸経(しょうちょうけい) 栄養の仕分けを行い、身体に必要なものを吸収する。
申(さる) 15時 〜 17時 足太陽膀胱経(ぼうこうけい) 水分の代謝を促し、背中のラインを引き締める。
酉(とり) 17時 〜 19時 足少陰腎経(じんけい) 日没とともに陰気が満ちる。生命力の根本(精)を蓄える。
戌(いぬ) 19時 〜 21時 手厥陰心包経(しんぽうけい) 心(精神)をリラックスさせ、休息の準備に入る。
亥(い) 21時 〜 23時 手少陽三焦経(さんしょうけい) 全身の水路を調え、内臓の熱のバランスを一定にする。
子(ね) 23時 〜 1時 足少陽胆経(たんけい) 陰が極まり、次の陽気の種が生まれる。細胞の代謝と修復。
丑(うし) 1時 〜 3時 足厥陰肝経(かんけい) 血液を肝臓に集め、解毒と深い睡眠をもたらす。

2. 朝方の咳や夜間の痛みが特定の時間と連動する理由

この時間割(子午流注)を理解すると、臨床において患者さんが訴える「特定の時間帯の不調」の正体が、驚くほどクリアに見えてきます。病邪(病気の原因)は、その時間帯に最もエネルギーが高まる経絡の弱みに付け込んで症状を現すからです。

朝方の咳(3時 〜 5時:寅の刻)

喘息の咳込みや、風邪の引き始めの激しい咳が、決まって「夜明け前の早朝」にひどくなるのはなぜでしょうか。この時間は、気血の巡りが「肺経」に巡ってくるタイミングです。

もし肺の機能が弱まっていたり、体内に冷え(陰邪)が溜まっていたりすると、肺経のエネルギーが活発に動こうとした瞬間に激しい摩擦(抵抗)が生じ、それが「咳」という激しい症状となって現れるのです。

夜間の痛みや寝汗(23時 〜 3時:子の刻・丑の刻)

夜中、布団に入ってしばらく経った深い時間帯に、神経痛が酷くなったり、異常な寝汗(盗汗)をかいたり、パッと目が覚めて眠れなくなったりすることがあります。この時間は「胆経」から「肝経」へと気血が巡る、1日の中で最も陰気が深く、血が身体の奥へ戻るべき時間です。

もし慢性的な過労やストレスによって、第8回で学んだ「肝(陰中の陽)」や「腎(陰中の陰)」の精気がスカスカに虚していると、夜間に身体を十分に潤すことができず、体内の深い部分で異常な熱がパチパチと燃え上がります。その結果、夜間の痛みや不眠を引き起こすのです。

3. 体内時計を狂わせる「逆」の生き方

古典医学の診断において、これらの「時間」は、どの臓腑に根本の原因(虚)があるかを特定するための極めて客観的な指標となります。

現代の私たちは、電気の光によって、夜(陰の時間)になっても太陽の下にいるかのように活動し続けることができるようになりました。しかし、夜の23時から3時(子の刻・丑の刻)という、肝・胆に血が集まって身体を修復すべき時間に目を開けて脳を酷使し、暴飲暴食を重ねていると、体内時計の歯車は容易に狂ってしまいます。

これは第15回でお話しした、大宇宙のリズムに逆らう「逆(ぎゃく)」の生き方そのものです。時間を無視した生活を続けることは、エネルギーの巡りのバトンタッチを妨げ、特定の経絡に大きな渋滞や枯渇を生み出す原因になります。

4. 時間のリズムに小宇宙を合わせる

『素問』が説く養生とは、時計の針に合わせて生きることではなく、この1日のエネルギーの満ち引き(十二刻のサイクル)に、自分の肉体という小宇宙をそっと調和させていくことです。

朝、肺経が動き出すとともに深い呼吸をし、辰の刻(7時〜9時)に胃経の働きを借りて朝食を美味しくいただき、子の刻(23時)には目を閉じて陰気の底で身体を休める。

特別な薬に頼る前に、この大自然が定めた「時間割」に随って生活を整えること。それだけで、体内の十二経脈は本来の滑らかな巡りを取り戻し、原因不明とされていた時間特有の不調は自然と静まり消えていくのです。

 

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  • 住所:広島県安芸郡海田町窪町4-46 サンシャミンビル201
     

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医療の限界に挑む「最後の砦」として

【自己紹介】

広島海田 まつたに鍼灸整骨院 院長 松谷 行晃(まつたに ゆきてる)

  • 臨床経験 約40年(1983年創業)

  • のべ施術数 約20万人以上の豊富な症例実績

  • 専門領域 現代医学で改善が困難とされる難病への鍼灸アプローチ、急性のケガ(外傷)に対する柔整保険施術

「患者さんが治らないのは自分の責任と考えなさい」 中国留学時代に恩師から授かったこの言葉を胸に、約40年間、東洋医学の可能性を追究し続けてきました。病院で「もう打つ手がない」と告げられた方々の絶望を希望へと変えるため、日々伝統医学による根本治療に挑戦しています。

【当院が選ばれる6つの強み】伝統と先進科学の融合

1.日本初のエコー・サーモグラフAI分析と「気を科学する」客観的検査

東洋医学が培ってきた「目に見えない気血の流れ」を最新科学で可視化します。日本で先駆けて導入したエコー観察やサーモグラフィに加え、最新のAI分析システムを融合。主観に頼らない客観的なデータをもとに、お身体の不調を徹底的に「見える化」して原因を突き止めます。当院が誇る独自の「気鍼(きしん)」の効果も、このシステムによって証明されています。

2.広島県初・中国南京留学を経験した国家資格者のWライセンス

確かな知識と技術の裏付けとして、広島県で初めて中国南京への鍼灸留学を経験。東洋医学の最高峰で本場の伝統技術を習得しました。さらに「鍼灸師」と「柔道整復師」の国家資格ダブルライセンスに加え、相談支援員の資格も保有。お身体のケアから心のサポートまで包括的なアプローチが可能です。

3.薬物に頼らない身体に優しい治療

当院の鍼灸療法は、副作用のリスクがある薬物に依存しない心身に優しい施術です。「これ以上お薬を増やしたくない」「できることなら薬を止めたい」と切実に願う多くの方々から、強い支持をいただいています。

4.整形外科医・大学教授からの推薦

医療のプロフェッショナルからも高い評価を得ています。

  • 森ノ宮医療大学教授・整形外科医 久保教授 推薦

5.広島大学漢方センターでの実績

  • 広島大学漢方センター 緩和ケア鍼灸講習受講修了 現代の先端医療と東洋医学の架け橋となる最前線の知識を取り入れています。

6.蓄積された研究実績と論文発表

長年にわたり、技術の暗黙知を科学的に解明するための研究を重ねています。

  • 指頭感覚の研究(東洋厚生科学研究所にて電気的なツボ解明の基礎研究)

  • バランス、骨折、テーピング、エコー画像に関する臨床研究(広島県柔道整復師会)

確かなエビデンスに基づいた施術をあなたへ

当院の最大の特徴は、伝統的な「脈診(みゃくしん)」による緻密な体質の見極めと、エコーやサーモグラフィ、AI分析といった現代科学を融合させた独自の検査システムにあります。

「どこに行っても良くならなかった」 そのお悩みを、ぜひ一度お聞かせください。見える化された確かなデータを基に、あなたにとって最適なオーダーメイドの施術をご提案いたします。

 

 

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古典医学の思想をじっくり学ぶ連載ロードマップ 全20回

第1回 東洋医学の根源にある易の成り立ち

解説のポイント 伏羲が定めた八卦の起源や、陽を表す実線と陰を表す破線の組み合わせを分かりやすく解説します。

第2回 天から地までを表す八種類の卦の意味

乾から坤までの八つの卦が持つ自然界の象徴と、それぞれの名前が持つ深い意味を紐解きます。

第3回 六十四卦の広がりと易経の成立

卦を二つずつ組み合わせる意味や、文王や孔子によって体系的な解説書が加えられた歴史を伝えます。

第4回 終わりなく巡る陰陽と季節の法則

夏至から冬至へと向かう卦の変化を例に挙げながら、常に変化し循環する陰陽のダイナミズムを解説します。

第5回 難経と傷寒論が語る陰陽の移り変わり

冬至の後に陽気が芽生える記述や、春秋の二分における気の離合について詳しく紐解きます。

第6回 臨床の土台となる陰陽の変化と交替

陰極まれば陽となり陽極まれば陰となる反転の法則や、寒熱が発生する相対的な関係を伝えます。

第7回 気がぶつかり合う陰陽相搏の世界

傷寒論の弁脈法にある記述から、陰陽の気が激しくぶつかり合って起こる発汗や発熱の病理に迫ります。

第8回 完全に分かれない陰陽中に陰陽ありの教え

五臓六腑の働きを例に、陰の中にある陽、陽の中にある陰という東洋医学独特の表裏の視点を解説します。

第9回 道教の哲学と古典医術の深い繋がり

老荘思想から始まる道学のルーツや、傷寒論の序文に登場する方術という言葉の歴史を紐解きます。

第10回 素問が説く百歳まで健やかに生きる道

上古天真論に登場する黄帝と岐伯の問答から、人間が本来持っている天年を全うするための知恵を学びます。

第11回 恬淡虚無という執着しない生き方と真気

老子の言葉と重ね合わせながら、物事に動揺しない心と真気を内に守る体の健康維持について解説します。

第12回 自然の動きに順う真人から賢人の養生法

四季の変化や八方からの風に対応し、名利に惑わされずあるがままに生きる古代の理想的なライフスタイルを伝えます。

第13回 神農本草経に学ぶ薬物と精神安定の歴史

上薬の筆頭である丹砂をめぐる歴史や、現代の臨床にも通じる薬物の作用と心身の調和について考えます。

第14回 古代の祝由から読み解く心と体の繋がり

移精変気論に記された呪法の本質を探り、病の原因となる患者の心理を読み解く重要性を伝えます。

第15回 大宇宙と人体を結ぶ天人相関の基本原理

自然を大宇宙、人体を小宇宙と捉える古典の基本思想と、環境の働きに逆らわない生き方を解説します。

第16回 十二刻の時間感覚と十二経脈の時間割

一日の陰陽分類を現代の時間に置き換えながら、朝方の咳や夜間の痛みが特定の経絡と連動している理由を明かします。

第17回 大陸の河川にたとえられる十二経水の世界

五音五色や十二経水という独自の観察眼から、中国大陸の河川と人間の経脈が美しく連動する姿を描きます。

第18回 河川を調えて海を綺麗にする経絡治療の真髄

小腸や膀胱の水道機能に触れながら、部分の凝りを取り除いて全体の循環を良くする治療の優位性を語ります。

第19回 四季の脈状と胃気が教える体の予後

春の弦や秋の毛など季節に応じた脈の変化と、健康の指標となる軟らかい胃気の重要性を解説します。

第20回 月の満ち欠けと陰陽の虚実を見抜く眼力

天候や月の状態に応じた治療の加減や、表面の症状に惑わされずに体の奥の虚実寒熱を見極める職人技で締めくくります。
 

第15回 大宇宙と人体を結ぶ天人相関の基本原理 自然を大宇宙、人体を小宇宙と捉える古典の基本思想と、環境の働きに逆らわない生き方を解説します。

ブログの第15回として、東洋医学の思考の土台であり、すべての古典に共通する世界観である「天人相関(てんじんそうかん)」、あるいは「天人合一(てんじんごういつ)」の思想について紐解いていきます。

古典医学では、人間を自然界から独立した個体としては捉えません。頭上を巡る天の動きから、足元に広がる地の変化にいたるまで、この世界のあらゆる現象と人間の身体は、目に見えない糸で密接に、そして美しく連動していると考えます。

1. 大宇宙(マクロ)と小宇宙(ミクロ)の相似形

古典医学の根本には、自然界という広大な「大宇宙」の構造が、そのまま人間の身体という「小宇宙」に投影されているという、徹底した相似形の思想があります。古典の記述をいくつか挙げてみましょう。

  • 天に四時(四季)あれば、人に四肢あり

  • 天に十二月あれば、人に十二経脈あり

  • 天に日月あれば、人に両目あり

  • 地に河川あれば、人に血脈あり

これらは単なる文学的な比喩やこじつけではありません。人間は大自然の一部であり、自然界を動かしている陰陽のエネルギーそのものによって、私たちの肉体も生かされているという冷徹な事実を示しています。

春になれば自然界の植物が芽吹くように、人間の気血もまた外へ向かって伸びやかに広がろうとします。冬になれば動物が冬眠し、大地が凍りつくように、人間のエネルギーもまた身体の奥深くへと凝縮し、蓄えられます。人間もまた、地球の生態系の一部として、大宇宙のリズムに完全に組み込まれているのです。

2. 環境の変化に逆らわない「順応」の知恵

天人相関の原理を理解すると、健康の本質とは「外界の環境変化にどれだけスムーズに、自分の内なる環境(小宇宙)を同調させられるか」にかかっていることが分かります。

自然界は常に変化しています。天候の急変、季節の移り変わり、気圧や温度の変動など、これらはすべて「大宇宙の気の揺らぎ」です。この外側の変化に対して、人間の身体が柔軟に対応できているうちは健康が保たれます。

しかし、大自然の動きを無視し、環境に逆らうような生き方を続けていると、二つの宇宙の間に大きなズレが生じます。

  • 冬なのに夏のようにお腹を冷やす飲食を続ける

  • 夜(陰が極まる時間)になっても太陽の下にいるかのように活動し続ける

  • 四季の変化を無視して、一年中同じように肉体を酷使する

このように環境の働きに逆らって生きることは、小宇宙の歯車を狂わせ、体内の気血の巡りを著しく乱す原因になります。古典医学では、自然のサイクルに順うことを「順(じゅん)」、逆らうことを「逆(ぎゃく)」と呼び、すべての病は「逆」から生まれると説いているのです。

3. 天の気と地の気の間で生かされる肉体

『素問』宝命全形論(ほうめいぜんけいろん)には、人間の存在について次のような深い記述があります。

「天覆い地載せ、万物備わる。これをおいて人より貴きはなし。人は天地の気によりて生じ、四時の法に成る」

人間は、天からのエネルギー(陽気・気候や光)に覆われ、地からのエネルギー(陰気・大地の恵みや水)に支えられながら、その二つの気が交わる空間の中で生かされている存在です。

日々の食事によって「地の気(物質としての栄養)」を摂り、呼吸によって「天の気(清らかなエネルギー)」を取り入れることで、私たちの命は一瞬一瞬、新しく紡がれています。天人相関とは、外側にある大自然を敬い、その法則をそのまま自らの肉体に落とし込んでいく、極めて現実的で実践的なサイエンスなのです。

4. 小宇宙を調和へ導く視点

第8回で学んだ「五臓(陰)」のダイナミズムも、第11回で学んだ「恬淡虚無」の心のあり方も、すべてはこの「大宇宙とぴったりと調和する」という一点に集約されます。

現代の私たちは、空調設備や人工的な照明によって、自然のサイクルを忘れて暮らすことができるようになりました。しかし、どれほど文明が進化しても、私たちの肉体が「天地の気」によって生かされている小宇宙であるという事実は変わりません。

自分の身体が今、どの季節にあり、どの時間帯を生きているのか。外側の自然界の動きに細心の注意を払い、あるがままの大きな流れに身体を委ねていく。天人相関の基本原理は、部分的な症状に目を奪われがちな私たちに、常に「全体を見つめ直す」という壮大な視点を与えてくれています。

 

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2.広島県初・中国南京留学を経験した国家資格者のWライセンス

確かな知識と技術の裏付けとして、広島県で初めて中国南京への鍼灸留学を経験。東洋医学の最高峰で本場の伝統技術を習得しました。さらに「鍼灸師」と「柔道整復師」の国家資格ダブルライセンスに加え、相談支援員の資格も保有。お身体のケアから心のサポートまで包括的なアプローチが可能です。

3.薬物に頼らない身体に優しい治療

当院の鍼灸療法は、副作用のリスクがある薬物に依存しない心身に優しい施術です。「これ以上お薬を増やしたくない」「できることなら薬を止めたい」と切実に願う多くの方々から、強い支持をいただいています。

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医療のプロフェッショナルからも高い評価を得ています。

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  • 広島大学漢方センター 緩和ケア鍼灸講習受講修了 現代の先端医療と東洋医学の架け橋となる最前線の知識を取り入れています。

6.蓄積された研究実績と論文発表

長年にわたり、技術の暗黙知を科学的に解明するための研究を重ねています。

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第1回 東洋医学の根源にある易の成り立ち

解説のポイント 伏羲が定めた八卦の起源や、陽を表す実線と陰を表す破線の組み合わせを分かりやすく解説します。

第2回 天から地までを表す八種類の卦の意味

乾から坤までの八つの卦が持つ自然界の象徴と、それぞれの名前が持つ深い意味を紐解きます。

第3回 六十四卦の広がりと易経の成立

卦を二つずつ組み合わせる意味や、文王や孔子によって体系的な解説書が加えられた歴史を伝えます。

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冬至の後に陽気が芽生える記述や、春秋の二分における気の離合について詳しく紐解きます。

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第8回 完全に分かれない陰陽中に陰陽ありの教え

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第14回 古代の祝由から読み解く心と体の繋がり 移精変気論に記された呪法の本質を探り、病の原因となった患者の心理を読み解く重要性を伝えます。

ブログの第14回として、『素問』移精変気論(いせいへんきろん)に記された「祝由(しゅくゆう)」という古代の治療法を紐解きながら、東洋医学の根底にある心と体の密接な繋がりについて深く考えていきましょう。

現代の私たちは、病気になると検査数値を基に薬を処方されたり、局所的な処置を受けたりすることが一般的です。しかし、数千年前の古典の世界では、病の根本原因を捉えるアプローチが全く異なっていました。肉体の変化を引き起こす引き金となった「心の動き」にこそ、治療の鍵があるとされていたのです。

1. 移精変気論にみる太古と現代の病の違い

『素問』移精変気論の冒頭では、太古の昔(上古)の人々と、古典が書かれた時代の現代人(今之世)における病の性質の違いについて、このように語られています。

昔の人は、自然のサイクルに順って暮らし、内に葛藤もなく、外の環境(寒暑)を上手に避けて生きていた。そのため、病気になっても「由(わけ)を祝して(病の原因となった心理状態を読み解いて説明し)」、精を移し気を変えるだけで簡単に治ってしまった。

しかし今の世は、人々は内に憂いやストレスを抱え、外の環境に振り回され、肉体を過労で酷使している。そのため、病が身体の深い部分にまで入り込んで慢性化し、湯液(漢方薬)や鍼石(鍼灸治療)を駆使しなければ癒えなくなってしまった。

ここで重要なのは、太古の病が浅く簡単に治ったのは、彼らの心に「葛藤や動揺がなかったから」という点です。一方で、時代が下るにつれて、人間の複雑な心理や社会的なストレスが病の根を深く、複雑にしていったことが示されています。

2. 古代の呪法「祝由」の本質とは何か

太古の治療法として登場する「由を祝す(祝由)」とは、一見するとおまじないや呪術のようなものに思えるかもしれません。しかし、その本質は極めて心理療法的であり、エネルギーの法則に則ったものでした。

古典医学における「祝由」のメカニズムは、次のようなプロセスで成り立っています。

  • 「由(わけ)」を知る 患者がなぜその病にかかったのか、その背景にある心理的な出来事や、心に抱えた執着、怒り、不安といった「原因」を治療者が深く読み解きます。

  • 「精を移し気を変える」 病の原因となった心理状態(由)を患者自身に気づかせ、納得させることで、それまで特定の場所に執着し、滞っていた「気」や「精(生命力の基礎)」のベクトルを別の方向へと転換(シフト)させます。

つまり、心のこだわりやブロックを解除することによって、体内のエネルギーの滞りを一瞬にして通じさせ、自らの治癒力で病を吹き飛ばしてしまう治療法。これが「祝由」の本質なのです。

3. 臨床において患者の「心理」を読み解く重要性

『素問』が湯液や鍼石を必要とする時代の病について警告している通り、現代を生きる私たちの病理は、古代よりもさらに複雑な心の葛藤(由)と結びついています。

どんなに優れた治療を外側から施したとしても、患者さんの内側にある「心の執着や動揺」が、毎日休むことなく体内の気血の巡りをブロックし続けていれば、病はすぐに再発するか、あるいは慢性化して根深く残ってしまいます。

治療において本当に目を向けるべきは、症状という「結果」だけではありません。

  • どのような思考の癖が、自らの気(エネルギー)を傷つけているのか

  • どの臓腑(陰)が、心の動揺によって過不足を起こしているのか

暴飲暴食や過労といった物理的な要因のさらに奥にある、患者さんの心理状態までを深く読み解き、それを受け止め、あるがままの「恬淡虚無」な状態へと導いていく視点こそが、古典医学の臨床において何よりも不可欠とされるのです。

4. 心を整え、気を変える治療の優位性

古典医学が目指すのは、肉体の組織を無理に変形させたり、外からの物質で感覚を麻痺させたりすることではありません。

祝由という古代の知恵が示しているように、病の根本にある「由(原因)」を見つめ直し、心の滞りを解き放つことで、体内のエネルギーの川の流れ(気血の巡り)を正常化させていくこと。これこそが、身体を内側から根本的に癒やす唯一の道です。

心と体が完全に一体となって巡る小宇宙だからこそ、内なる声に耳を傾け、その乱れを穏やかに整えていく。古代から伝わるこの深い洞察は、ストレスに満ちた現代を生きる私たちが健康を取り戻すための、最も本質的なヒントを与えてくれています。


 

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📍まつたに鍼灸整骨院

  • 住所:広島県安芸郡海田町窪町4-46 サンシャミンビル201
     

  • 営業時間:10:00〜19:00
     

  • 休鍼日:日曜・祝祭日/火曜午前/土曜午後
     

  • ご予約・お問い合わせ:☎︎ 082-823-8853
     

  • アクセス:JR海田市駅から徒歩約3分/海田バス停すぐ
     

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医療の限界に挑む「最後の砦」として

【自己紹介】

広島海田 まつたに鍼灸整骨院 院長 松谷 行晃(まつたに ゆきてる)

  • 臨床経験 約40年(1983年創業)

  • のべ施術数 約20万人以上の豊富な症例実績

  • 専門領域 現代医学で改善が困難とされる難病への鍼灸アプローチ、急性のケガ(外傷)に対する柔整保険施術

「患者さんが治らないのは自分の責任と考えなさい」 中国留学時代に恩師から授かったこの言葉を胸に、約40年間、東洋医学の可能性を追究し続けてきました。病院で「もう打つ手がない」と告げられた方々の絶望を希望へと変えるため、日々伝統医学による根本治療に挑戦しています。

【当院が選ばれる6つの強み】伝統と先進科学の融合

1.日本初のエコー・サーモグラフAI分析と「気を科学する」客観的検査

東洋医学が培ってきた「目に見えない気血の流れ」を最新科学で可視化します。日本で先駆けて導入したエコー観察やサーモグラフィに加え、最新のAI分析システムを融合。主観に頼らない客観的なデータをもとに、お身体の不調を徹底的に「見える化」して原因を突き止めます。当院が誇る独自の「気鍼(きしん)」の効果も、このシステムによって証明されています。

2.広島県初・中国南京留学を経験した国家資格者のWライセンス

確かな知識と技術の裏付けとして、広島県で初めて中国南京への鍼灸留学を経験。東洋医学の最高峰で本場の伝統技術を習得しました。さらに「鍼灸師」と「柔道整復師」の国家資格ダブルライセンスに加え、相談支援員の資格も保有。お身体のケアから心のサポートまで包括的なアプローチが可能です。

3.薬物に頼らない身体に優しい治療

当院の鍼灸療法は、副作用のリスクがある薬物に依存しない心身に優しい施術です。「これ以上お薬を増やしたくない」「できることなら薬を止めたい」と切実に願う多くの方々から、強い支持をいただいています。

4.整形外科医・大学教授からの推薦

医療のプロフェッショナルからも高い評価を得ています。

  • 森ノ宮医療大学教授・整形外科医 久保教授 推薦

5.広島大学漢方センターでの実績

  • 広島大学漢方センター 緩和ケア鍼灸講習受講修了 現代の先端医療と東洋医学の架け橋となる最前線の知識を取り入れています。

6.蓄積された研究実績と論文発表

長年にわたり、技術の暗黙知を科学的に解明するための研究を重ねています。

  • 指頭感覚の研究(東洋厚生科学研究所にて電気的なツボ解明の基礎研究)

  • バランス、骨折、テーピング、エコー画像に関する臨床研究(広島県柔道整復師会)

確かなエビデンスに基づいた施術をあなたへ

当院の最大の特徴は、伝統的な「脈診(みゃくしん)」による緻密な体質の見極めと、エコーやサーモグラフィ、AI分析といった現代科学を融合させた独自の検査システムにあります。

「どこに行っても良くならなかった」 そのお悩みを、ぜひ一度お聞かせください。見える化された確かなデータを基に、あなたにとって最適なオーダーメイドの施術をご提案いたします。

 

 

  • 受付体制 すべての時間帯において【完全予約制】

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古典医学の思想をじっくり学ぶ連載ロードマップ 全20回

第1回 東洋医学の根源にある易の成り立ち

解説のポイント 伏羲が定めた八卦の起源や、陽を表す実線と陰を表す破線の組み合わせを分かりやすく解説します。

第2回 天から地までを表す八種類の卦の意味

乾から坤までの八つの卦が持つ自然界の象徴と、それぞれの名前が持つ深い意味を紐解きます。

第3回 六十四卦の広がりと易経の成立

卦を二つずつ組み合わせる意味や、文王や孔子によって体系的な解説書が加えられた歴史を伝えます。

第4回 終わりなく巡る陰陽と季節の法則

夏至から冬至へと向かう卦の変化を例に挙げながら、常に変化し循環する陰陽のダイナミズムを解説します。

第5回 難経と傷寒論が語る陰陽の移り変わり

冬至の後に陽気が芽生える記述や、春秋の二分における気の離合について詳しく紐解きます。

第6回 臨床の土台となる陰陽の変化と交替

陰極まれば陽となり陽極まれば陰となる反転の法則や、寒熱が発生する相対的な関係を伝えます。

第7回 気がぶつかり合う陰陽相搏の世界

傷寒論の弁脈法にある記述から、陰陽の気が激しくぶつかり合って起こる発汗や発熱の病理に迫ります。

第8回 完全に分かれない陰陽中に陰陽ありの教え

五臓六腑の働きを例に、陰の中にある陽、陽の中にある陰という東洋医学独特の表裏の視点を解説します。

第9回 道教の哲学と古典医術の深い繋がり

老荘思想から始まる道学のルーツや、傷寒論の序文に登場する方術という言葉の歴史を紐解きます。

第10回 素問が説く百歳まで健やかに生きる道

上古天真論に登場する黄帝と岐伯の問答から、人間が本来持っている天年を全うするための知恵を学びます。

第11回 恬淡虚無という執着しない生き方と真気

老子の言葉と重ね合わせながら、物事に動揺しない心と真気を内に守る体の健康維持について解説します。

第12回 自然の動きに順う真人から賢人の養生法

四季の変化や八方からの風に対応し、名利に惑わされずあるがままに生きる古代の理想的なライフスタイルを伝えます。

第13回 神農本草経に学ぶ薬物と精神安定の歴史

上薬の筆頭である丹砂をめぐる歴史や、現代の臨床にも通じる薬物の作用と心身の調和について考えます。

第14回 古代の祝由から読み解く心と体の繋がり

移精変気論に記された呪法の本質を探り、病の原因となる患者の心理を読み解く重要性を伝えます。

第15回 大宇宙と人体を結ぶ天人相関の基本原理

自然を大宇宙、人体を小宇宙と捉える古典の基本思想と、環境の働きに逆らわない生き方を解説します。

第16回 十二刻の時間感覚と十二経脈の時間割

一日の陰陽分類を現代の時間に置き換えながら、朝方の咳や夜間の痛みが特定の経絡と連動している理由を明かします。

第17回 大陸の河川にたとえられる十二経水の世界

五音五色や十二経水という独自の観察眼から、中国大陸の河川と人間の経脈が美しく連動する姿を描きます。

第18回 河川を調えて海を綺麗にする経絡治療の真髄

小腸や膀胱の水道機能に触れながら、部分の凝りを取り除いて全体の循環を良くする治療の優位性を語ります。

第19回 四季の脈状と胃気が教える体の予後

春の弦や秋の毛など季節に応じた脈の変化と、健康の指標となる軟らかい胃気の重要性を解説します。

第20回 月の満ち欠けと陰陽の虚実を見抜く眼力

天候や月の状態に応じた治療の加減や、表面の症状に惑わされずに体の奥の虚実寒熱を見極める職人技で締めくくります。
 

第13回 神農本草経に学ぶ薬物と精神安定の歴史

上薬の筆頭である丹砂をめぐる歴史や、現代の臨床にも通じる薬物の作用と心身の調和について考えます。

ブログの第13回として、東洋医学における薬物療法の源流であり、最古の薬物書である『神農本草経(しんのうほんぞうきょう)』の世界を紐解いていきましょう。

古典医学を深く学んでいくと、当時の「薬」に対する概念が、単に病気の症状を抑えるためだけのものではなかったことが分かります。そこには、前回までにお話しした「真人」や「賢人」といった理想の境地、すなわち心身の調和や精神の安定を目指すための深い哲学が込められていました。

1. 上薬・中薬・下薬に分けられる「三品分類」

『神農本草経』では、365種類の薬物をその性質や目的に応じて「上薬(上品)」「中薬(中品)」「下薬(下品)」の三つの階級に大きく分類しています。この分類法(三品分類)を知ることで、古典医学が何を最上位の治療とみなしていたかが鮮明になります。

【上薬(上品)】── 養命の薬(120種)

命を養うための薬であり、毒性がなく、長期にわたって飲み続けても身体を害することはありません。身体を軽くし、気力を益し、不老長寿(不老延年)を達成して、人間が本来持っている天年を全うするために用いられます。

【中薬(中品)】── 養性の薬(120種)

人間性のバランスを調えるための薬です。体力を補う性質と、病邪を払う性質の両方を持ち合わせており、毒性のあるものとないものがあるため、慎重な組み合わせが必要とされます。

【下薬(下品)】── 治病の薬(125種)

具体的な病気を治すための治療薬です。強い毒性を持つものが多く、体内の邪気を速やかに追い出すために用いられますが、病気が治ったらすぐに服用を止めなければならず、長期の連用は厳禁とされています。

現代の私たちがイメージする「病気を治すための医薬品」は、古典医学の視点から見れば、実は最下位の「下薬」に分類されるものだったのです。

2. 上薬の筆頭「丹砂」をめぐる不老不死の歴史

この『神農本草経』において、上薬の最初(筆頭)に記載されているのが「丹砂(たんしゃ)」という鉱物です。丹砂は天然の硫化水銀であり、道教において不老不死の霊薬(仙丹)を作るための最重要の原材料とされていました。

『神農本草経』における丹砂の解説 「身体を軽くし、老いず、神仙(真人)となる。魂魄を安んじ、神気を益し、心を明らめる」

古代の人々は、真っ赤な色彩を持つ丹砂に強烈な生命力の象徴を見出しました。そして、それを精製して服用することで、肉体を永遠のものに変え、精神を極限まで高めて大宇宙と合同できると信じたのです。

もちろん、現代の科学的知見から見れば、水銀の過剰な摂取は肉体を蝕む強い毒性となります。実際に、不老長生を求めて丹砂(仙丹)を飲み続けた多くの皇帝や道士たちが、皮肉にも寿命を縮める結果となりました。

しかし、ここで注目すべきは、彼らが命がけで追い求めた薬物の主目的が「病気になってから治すこと」ではなく、「肉体を軽やかにし、精神を安んじて、より高い次元へと心身を調和させること」にあったという、その思想のベクトルです。

3. 薬物の作用と「精神安定」の深い繋がり

丹砂の効能にも「魂魄(こんぱく)を安んず」とあるように、古典医学における優れた薬物は、肉体的な症状を取り去るのと同時に、必ず「精神の安定」をもたらす作用が重視されていました。

東洋医学では、肉体の五臓(陰)と、心に宿る精神(神・魂・魄など)は完全に表裏一体であると考えます。 たとえば、上薬の代表格である「人参(高麗人参)」も、単に元気を補うだけでなく、「五臓を安んじ、精神を調え、魂魄を定めて、驚悸(動悸や不安感)を除く」と記されています。

肉体の気血が不足したり、滞ったりすれば、心は簡単に不安になり、動揺し、執着を生み出します。逆に、薬物によって内臓のバランスが根底から調ってくれば、心は自然と静まり、第11回で学んだ「恬淡虚無」の境地に近づくことができるのです。

4. 現代の臨床に通じる「心身調和」の視点

古代の人々が丹砂や上薬に託した「不老長生」や「精神の安定」という願いは、現代の臨床を支える思想のベースとして今も脈々と受け継がれています。

対症療法的に症状を抑え込む薬(下薬)ばかりに依存するのではなく、身体の根底にあるエネルギーの過不足を調え、五臓六腑を内側から安定させること。それによって肉体が軽やかになれば、連動して心の波立ちも穏やかになり、無駄なストレスで生命力をすり減らすこともなくなります。

『神農本草経』の三品分類が示しているのは、医療の究極の目的は、常に「生命力を養い、心と身体をあるがままの調和へと導くこと」にあるという、時空を超えた不変の真実なのです。


 

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1.日本初のエコー・サーモグラフAI分析と「気を科学する」客観的検査

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2.広島県初・中国南京留学を経験した国家資格者のWライセンス

確かな知識と技術の裏付けとして、広島県で初めて中国南京への鍼灸留学を経験。東洋医学の最高峰で本場の伝統技術を習得しました。さらに「鍼灸師」と「柔道整復師」の国家資格ダブルライセンスに加え、相談支援員の資格も保有。お身体のケアから心のサポートまで包括的なアプローチが可能です。

3.薬物に頼らない身体に優しい治療

当院の鍼灸療法は、副作用のリスクがある薬物に依存しない心身に優しい施術です。「これ以上お薬を増やしたくない」「できることなら薬を止めたい」と切実に願う多くの方々から、強い支持をいただいています。

4.整形外科医・大学教授からの推薦

医療のプロフェッショナルからも高い評価を得ています。

  • 森ノ宮医療大学教授・整形外科医 久保教授 推薦

5.広島大学漢方センターでの実績

  • 広島大学漢方センター 緩和ケア鍼灸講習受講修了 現代の先端医療と東洋医学の架け橋となる最前線の知識を取り入れています。

6.蓄積された研究実績と論文発表

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古典医学の思想をじっくり学ぶ連載ロードマップ 全20回

第1回 東洋医学の根源にある易の成り立ち

解説のポイント 伏羲が定めた八卦の起源や、陽を表す実線と陰を表す破線の組み合わせを分かりやすく解説します。

第2回 天から地までを表す八種類の卦の意味

乾から坤までの八つの卦が持つ自然界の象徴と、それぞれの名前が持つ深い意味を紐解きます。

第3回 六十四卦の広がりと易経の成立

卦を二つずつ組み合わせる意味や、文王や孔子によって体系的な解説書が加えられた歴史を伝えます。

第4回 終わりなく巡る陰陽と季節の法則

夏至から冬至へと向かう卦の変化を例に挙げながら、常に変化し循環する陰陽のダイナミズムを解説します。

第5回 難経と傷寒論が語る陰陽の移り変わり

冬至の後に陽気が芽生える記述や、春秋の二分における気の離合について詳しく紐解きます。

第6回 臨床の土台となる陰陽の変化と交替

陰極まれば陽となり陽極まれば陰となる反転の法則や、寒熱が発生する相対的な関係を伝えます。

第7回 気がぶつかり合う陰陽相搏の世界

傷寒論の弁脈法にある記述から、陰陽の気が激しくぶつかり合って起こる発汗や発熱の病理に迫ります。

第8回 完全に分かれない陰陽中に陰陽ありの教え

五臓六腑の働きを例に、陰の中にある陽、陽の中にある陰という東洋医学独特の表裏の視点を解説します。

第9回 道教の哲学と古典医術の深い繋がり

老荘思想から始まる道学のルーツや、傷寒論の序文に登場する方術という言葉の歴史を紐解きます。

第10回 素問が説く百歳まで健やかに生きる道

上古天真論に登場する黄帝と岐伯の問答から、人間が本来持っている天年を全うするための知恵を学びます。

第11回 恬淡虚無という執着しない生き方と真気

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第14回 古代の祝由から読み解く心と体の繋がり

移精変気論に記された呪法の本質を探り、病の原因となる患者の心理を読み解く重要性を伝えます。

第15回 大宇宙と人体を結ぶ天人相関の基本原理

自然を大宇宙、人体を小宇宙と捉える古典の基本思想と、環境の働きに逆らわない生き方を解説します。

第16回 十二刻の時間感覚と十二経脈の時間割

一日の陰陽分類を現代の時間に置き換えながら、朝方の咳や夜間の痛みが特定の経絡と連動している理由を明かします。

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五音五色や十二経水という独自の観察眼から、中国大陸の河川と人間の経脈が美しく連動する姿を描きます。

第18回 河川を調えて海を綺麗にする経絡治療の真髄

小腸や膀胱の水道機能に触れながら、部分の凝りを取り除いて全体の循環を良くする治療の優位性を語ります。

第19回 四季の脈状と胃気が教える体の予後

春の弦や秋の毛など季節に応じた脈の変化と、健康の指標となる軟らかい胃気の重要性を解説します。

第20回 月の満ち欠けと陰陽の虚実を見抜く眼力

天候や月の状態に応じた治療の加減や、表面の症状に惑わされずに体の奥の虚実寒熱を見極める職人技で締めくくります。
 

第12回 自然の動きに順う真人から賢人の養生法
四季の変化や八方からの風に対応し、名利に惑わされずあるがままに生きる古代の理想的なライフスタイルを伝えます。

ブログの第12回として、『素問』上古天真論(じょうこてんしんろん)に記された、自然の動きに完全に調和して生きる古代の理想的な人間像について紐解いていきます。

古典医学が目指す究極の養生とは、単に病気を予防するだけでなく、大自然の運行に自らの命を完全に同調させることです。『素問』では、その調和の深さに応じて、人間が到達し得る四つの理想的な境地を提示しています。

1. 自然と合同する「四つの境地」

水墨画の風そよぐ山河の風景

古代の聖人たちは、自然界の陰陽に完全に随うことで不老長寿を獲得しました。その精神と肉体の成熟度によって分けられた四つの段階を見ていきましょう。

【真人(しんじん)】

天地の間に直立し、地球の元気を直接呼吸し、宇宙の法則(道)と完全に一体化して生きる永遠の存在です。肉体と精神の境界すら超え、陰陽のサイクルそのものとなって生きる、道教における究極の理想像です。

【至人(しじん)】

純粋な徳をあつく積み重ね、世俗の雑音から離れて天の元気を修行する者です。陰陽の調和を極め、四季の変化と完全に同調しているため、肉体が衰えることなく、精神も常に澄み切っています。

【聖人(せいじん)】

私たちと同じように世俗の中で暮らしつつも、社会の波に揉まれることなく、八方から吹く季節の風(邪気)を巧みに避け、心に不満や執着を持たない者です。社会生活を営みながらも、内面の静けさを完全に保っています。

【賢人(けんじん)】

天地の法則を深く理解し、太陽や月、星の動き、そして四季の変化に決して逆らわずに自然に随って生きる者です。日々の暮らしの中で自然のサイクルを最も実直に実践しているライフスタイルの手本と言えます。

2. 四季の変化と「八方の風」への対応

ここに登場する真人も至人も、そして私たちの現実的な目標となる聖人や賢人に共通しているのは、外側の自然環境に極めて敏感であり、それに逆らわないということです。

東洋医学では、季節の変わり目や、東西南北の「八方から吹く風」は、時として身体のバランスを崩す「邪気(じゃき)」に変わると考えます。 自然の動きに順う者は、春の暖かさ、夏の暑さ、秋の涼しさ、冬の寒さという四時の変化に細心の注意を払い、衣服や生活リズムをその都度合わせていきます。

むやみに自然に抗うことなく、寒暑を避けて身体を守る。この徹底した自然への追随こそが、外敵から身を守る最大の知恵なのです。

3. 名利に惑わされず、あるがままに生きる
竹林を抜ける風と光の絵画

さらに重要なのは、彼らが「名利(金儲けや立身出世、社会的な名声)」という外側の誘惑にまったく惑わされないという点です。

他者と競い合い、より多くの富や地位を求めようとするとき、心には焦りや怒り、不安といった葛藤が生まれます。こうした心理的な動揺は、体内の気血の巡りを激しく乱し、五臓六腑を内側から傷つける原因になります。

古代の理想的なライフスタイルとは、自分の与えられた環境をそのまま受け入れ、あるがままに生きることにあります。出世や他人の目を気にせず、ただ大宇宙(マクロコスモス)の運行に自分の身体(ミクロコスモス)をぴったりと重ね合わせる。その生き方の中にこそ、病を寄せ付けない強固な生命力が宿るのです。

4. 現代に活かす古代のライフスタイル

『素問』が描く四つの境地は、決して手の届かない神話の世界の話ではありません。 現代を生きる私たちが過労を避け、季節の移り変わりを肌で感じ、日々の忙しさの中でも「足るを知る」心を取り戻すこと。それ自体が、賢人や聖人の歩んだ養生への第一歩です。

情報や欲望が溢れる現代だからこそ、名利に惑わされず、自然の大きなリズムに心と身体を委ねていく。古代の智慧は、私たちが本来の健やかさを取り戻すための不変の羅針盤となってくれています。
 

あるがままに生きる「足るを知る」

  • 少私寡欲: 名声や利益といった外側の世界の誘惑に惑わされず、私心を少なくして無駄な欲望を抑えます。
  • 安住の精神: 与えられた素朴な食事や衣服に満足し、他人のきらびやかな環境を羨まない平穏な心です。
  • 精神の自立: 心が揺らがず、名利に翻弄されないことが、五臓のバランスを内側から守る最大の盾になります。

    天地の法則に、随う。

    「その食にあまんじ、その服にたえ、その俗を楽しむ」

    第12回 終わりに:外側の世界に惑わされず、あるがままに生きる生き方こそが、天寿を全うするための最良の道となります。


 

今日も一日良い日で

 

最後まで読んで頂き

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📍まつたに鍼灸整骨院

  • 住所:広島県安芸郡海田町窪町4-46 サンシャミンビル201
     

  • 営業時間:10:00〜19:00
     

  • 休鍼日:日曜・祝祭日/火曜午前/土曜午後
     

  • ご予約・お問い合わせ:☎︎ 082-823-8853
     

  • アクセス:JR海田市駅から徒歩約3分/海田バス停すぐ
     

  • 駐車場あり/完全予約制/個別対応で安心

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医療の限界に挑む「最後の砦」として

【自己紹介】

広島海田 まつたに鍼灸整骨院 院長 松谷 行晃(まつたに ゆきてる)

  • 臨床経験 約40年(1983年創業)

  • のべ施術数 約20万人以上の豊富な症例実績

  • 専門領域 現代医学で改善が困難とされる難病への鍼灸アプローチ、急性のケガ(外傷)に対する柔整保険施術

「患者さんが治らないのは自分の責任と考えなさい」 中国留学時代に恩師から授かったこの言葉を胸に、約40年間、東洋医学の可能性を追究し続けてきました。病院で「もう打つ手がない」と告げられた方々の絶望を希望へと変えるため、日々伝統医学による根本治療に挑戦しています。

【当院が選ばれる6つの強み】伝統と先進科学の融合

1.日本初のエコー・サーモグラフAI分析と「気を科学する」客観的検査

東洋医学が培ってきた「目に見えない気血の流れ」を最新科学で可視化します。日本で先駆けて導入したエコー観察やサーモグラフィに加え、最新のAI分析システムを融合。主観に頼らない客観的なデータをもとに、お身体の不調を徹底的に「見える化」して原因を突き止めます。当院が誇る独自の「気鍼(きしん)」の効果も、このシステムによって証明されています。

2.広島県初・中国南京留学を経験した国家資格者のWライセンス

確かな知識と技術の裏付けとして、広島県で初めて中国南京への鍼灸留学を経験。東洋医学の最高峰で本場の伝統技術を習得しました。さらに「鍼灸師」と「柔道整復師」の国家資格ダブルライセンスに加え、相談支援員の資格も保有。お身体のケアから心のサポートまで包括的なアプローチが可能です。

3.薬物に頼らない身体に優しい治療

当院の鍼灸療法は、副作用のリスクがある薬物に依存しない心身に優しい施術です。「これ以上お薬を増やしたくない」「できることなら薬を止めたい」と切実に願う多くの方々から、強い支持をいただいています。

4.整形外科医・大学教授からの推薦

医療のプロフェッショナルからも高い評価を得ています。

  • 森ノ宮医療大学教授・整形外科医 久保教授 推薦

5.広島大学漢方センターでの実績

  • 広島大学漢方センター 緩和ケア鍼灸講習受講修了 現代の先端医療と東洋医学の架け橋となる最前線の知識を取り入れています。

6.蓄積された研究実績と論文発表

長年にわたり、技術の暗黙知を科学的に解明するための研究を重ねています。

  • 指頭感覚の研究(東洋厚生科学研究所にて電気的なツボ解明の基礎研究)

  • バランス、骨折、テーピング、エコー画像に関する臨床研究(広島県柔道整復師会)

確かなエビデンスに基づいた施術をあなたへ

当院の最大の特徴は、伝統的な「脈診(みゃくしん)」による緻密な体質の見極めと、エコーやサーモグラフィ、AI分析といった現代科学を融合させた独自の検査システムにあります。

「どこに行っても良くならなかった」 そのお悩みを、ぜひ一度お聞かせください。見える化された確かなデータを基に、あなたにとって最適なオーダーメイドの施術をご提案いたします。

 

 

  • 受付体制 すべての時間帯において【完全予約制】

  • 休診日 日曜・祝祭日、火曜午前、土曜午後

 

 

柔道整復師としての紹介

 

 

住所 広島県安芸郡海田町窪町4-46

サンシャミィビル201

完全予約制(お電話下さい)

電話 082-823-8853

 

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  毎日ブログ頑張るぞ~病院救急車vol.2155

古典医学の思想をじっくり学ぶ連載ロードマップ 全20回

第1回 東洋医学の根源にある易の成り立ち

解説のポイント 伏羲が定めた八卦の起源や、陽を表す実線と陰を表す破線の組み合わせを分かりやすく解説します。

第2回 天から地までを表す八種類の卦の意味

乾から坤までの八つの卦が持つ自然界の象徴と、それぞれの名前が持つ深い意味を紐解きます。

第3回 六十四卦の広がりと易経の成立

卦を二つずつ組み合わせる意味や、文王や孔子によって体系的な解説書が加えられた歴史を伝えます。

第4回 終わりなく巡る陰陽と季節の法則

夏至から冬至へと向かう卦の変化を例に挙げながら、常に変化し循環する陰陽のダイナミズムを解説します。

第5回 難経と傷寒論が語る陰陽の移り変わり

冬至の後に陽気が芽生える記述や、春秋の二分における気の離合について詳しく紐解きます。

第6回 臨床の土台となる陰陽の変化と交替

陰極まれば陽となり陽極まれば陰となる反転の法則や、寒熱が発生する相対的な関係を伝えます。

第7回 気がぶつかり合う陰陽相搏の世界

傷寒論の弁脈法にある記述から、陰陽の気が激しくぶつかり合って起こる発汗や発熱の病理に迫ります。

第8回 完全に分かれない陰陽中に陰陽ありの教え

五臓六腑の働きを例に、陰の中にある陽、陽の中にある陰という東洋医学独特の表裏の視点を解説します。

第9回 道教の哲学と古典医術の深い繋がり

老荘思想から始まる道学のルーツや、傷寒論の序文に登場する方術という言葉の歴史を紐解きます。

第10回 素問が説く百歳まで健やかに生きる道

上古天真論に登場する黄帝と岐伯の問答から、人間が本来持っている天年を全うするための知恵を学びます。

第11回 恬淡虚無という執着しない生き方と真気

老子の言葉と重ね合わせながら、物事に動揺しない心と真気を内に守る体の健康維持について解説します。

第12回 自然の動きに順う真人から賢人の養生法

四季の変化や八方からの風に対応し、名利に惑わされずあるがままに生きる古代の理想的なライフスタイルを伝えます。

第13回 神農本草経に学ぶ薬物と精神安定の歴史

上薬の筆頭である丹砂をめぐる歴史や、現代の臨床にも通じる薬物の作用と心身の調和について考えます。

第14回 古代の祝由から読み解く心と体の繋がり

移精変気論に記された呪法の本質を探り、病の原因となる患者の心理を読み解く重要性を伝えます。

第15回 大宇宙と人体を結ぶ天人相関の基本原理

自然を大宇宙、人体を小宇宙と捉える古典の基本思想と、環境の働きに逆らわない生き方を解説します。

第16回 十二刻の時間感覚と十二経脈の時間割

一日の陰陽分類を現代の時間に置き換えながら、朝方の咳や夜間の痛みが特定の経絡と連動している理由を明かします。

第17回 大陸の河川にたとえられる十二経水の世界

五音五色や十二経水という独自の観察眼から、中国大陸の河川と人間の経脈が美しく連動する姿を描きます。

第18回 河川を調えて海を綺麗にする経絡治療の真髄

小腸や膀胱の水道機能に触れながら、部分の凝りを取り除いて全体の循環を良くする治療の優位性を語ります。

第19回 四季の脈状と胃気が教える体の予後

春の弦や秋の毛など季節に応じた脈の変化と、健康の指標となる軟らかい胃気の重要性を解説します。

第20回 月の満ち欠けと陰陽の虚実を見抜く眼力

天候や月の状態に応じた治療の加減や、表面の症状に惑わされずに体の奥の虚実寒熱を見極める職人技で締めくくります。
 

第11回 恬淡虚無という執着しない生き方と真気
老子の言葉と重ね合わせながら、物事に動揺しない心と真気を内に守る体の健康維持について解説します。

ブログの第11回として、『素問』の上古天真論(じょうこてんしんろん)が説く「恬淡虚無(てんたんきょむ)」という生き方が、私たちの体内を巡る「真気(しんき)」とどのように結びついているのか、老子の哲学と重ね合わせながら深く学んでいきましょう。

東洋医学の古典を読み解くと、健康や長寿とは単に「病気ではない状態」を指すのではなく、自然の法則にどれだけ調和して生きられているか、という極めて哲学的な問いに突き当たります。

1. 老子思想と上古天真論の完全なる一致

東洋医学のバイブルである『素問』を読み解くとき、私たちはそこに、中国の古代哲学である老荘思想(道学)の言葉がそのまま息づいていることに驚かされます。

上古天真論の文章と、『老子(道徳経)』に登場する言葉を対比させると、古典医学が目指した養生の姿が鮮明に浮かび上がります。

恬淡虚無

物事をあっさりと片付け、ひとつの出来事に執着したり動揺したりしない心の状態を指します。『老子』第三十一章にある「恬淡を上(じょう)と為す」という思想そのものです。

志を閑(かん)にして欲少なく

『老子』第十九章にある「少私寡欲(私心を少なくし、欲を抑える)」に通じます。あれもこれもと欲張らず、心を穏やかに保つことで、無駄なエネルギーの消耗を防ぐ知恵です。

その食にあまんじ、その服にたえ

『老子』第八十章に、全く同じ文言が登場します。自分が与えられた素朴な食事に満足し、ありのままの衣服で満足し、他人の環境を羨まない。この「足るを知る」生き方こそが、内面の調和をもたらします。

古典医学は、これらの哲学的な心のあり方を、単なる道徳論としてではなく、肉体の健康を維持するための不可欠な条件として位置づけているのです。

2. 心の静けさが守る「真気」のメカニズム

なぜ、執着しない生き方が肉体の健康に直結するのでしょうか。『素問』は、恬淡虚無の境地がもたらす身体的な変化を、次のような言葉で説明しています。

「恬淡虚無なれば、真気これに順い、精神内に守る。病いずくんぞ来たらん」

心が波立たず、虚(からっぽ)の状態でいられるとき、身体を外敵から守り、生命力を維持する根本のエネルギーである「真気(正気)」は、何に遮られることもなく、その持ち主の身体に順って正しく体内を巡ります。

東洋医学において、過度な欲望や激しい感情の揺れは、目に見えない「気」の巡りを乱す最大の要因です。 怒れば気は上り、喜べば気は緩み、悲しめば気は消え、恐れれば気は下る。このように心が動揺するたびに、体内の気血の巡りはブロックされ、特定の臓腑に過不足が生じます。

心が常に穏やかで、精神が外側の誘惑に振り回されずに「内側にしっかりと守られている」状態にあれば、真気は本来の防衛力を最大限に発揮します。そのため、外から邪気(病因)が襲ってきても、病として身体に侵入する隙を与えることがないのです。

3. 「内なる天真」をすり減らす現代の病理

古典医学が警告するのは、私たちが生まれ持ったピュアな生命力である「天真」を、自らの手で削り取ってしまう生き方です。

あれが欲しい、こうなりたいという過度な執着や、他者との比較による焦燥感は、心を常に緊張状態に置きます。この内面の葛藤こそが、五臓六腑を疲弊させる真犯人であると古典は指摘します。

満ち足りることを知らず、外側の世界ばかりに目を奪われていると、精神は内に留まることができずに発散し、やがて肉体という器を支える真気までをも枯渇させてしまいます。

五十歳を過ぎて急に気力の衰えや身体の不調を感じるか、あるいは年齢を重ねても健やかでいられるかの分岐点は、日々の生活の中でいかに「恬淡虚無」な時間を持ち、真気を内に蓄えておけるかにあるのです。

4. 執着を手放し、あるがままに巡らせる

第8回で学んだように、私たちの身体(五臓六腑)は、確固たる物質の土台(陰)と、目に見えないエネルギーの働き(陽)が絶妙なグラデーションを保ちながら連動しています。

この精緻な小宇宙を正しく機能させるためのスイッチが、他ならぬ「心のあり方」にあります。

物事に執着せず、あるがままを受け入れること。それは決して無気力になることではなく、自然のサイクルに自分の命を委ねるという究極の養生法です。古典医学が教える「恬淡虚無」という生き方は、時代が変わっても決して色褪せることのない、健康への最も深いナビゲーターなのです。


 

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3.薬物に頼らない身体に優しい治療

当院の鍼灸療法は、副作用のリスクがある薬物に依存しない心身に優しい施術です。「これ以上お薬を増やしたくない」「できることなら薬を止めたい」と切実に願う多くの方々から、強い支持をいただいています。

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医療のプロフェッショナルからも高い評価を得ています。

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6.蓄積された研究実績と論文発表

長年にわたり、技術の暗黙知を科学的に解明するための研究を重ねています。

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