本日午前9時になると読者のみなさんに配信されます。このブログでは「前文」だけをご紹介。知床に来ていて、羅臼岳の登山口まではやってきましたが、さすがにこの年齢で熊にでも出会ったら、目前に迫った裁判の第1回期日に響くので、登山は諦めました。

 

 

〈被告である共産党の答弁書はまだ裁判所に提出されていない。だから、前回から3回連載で共産党の地方専従者による私の訴状解説を載せているが、それを継続するしかない。今回は3つ目の柱で、ここでは共産党が私を除名した理由の中身がおかしいことが書かれている。私が綱領や規約に反したとか分派をつくったとか言われているが、では綱領とか規約とかのどこにも違反していないでしょうということである。あるいは私の行動は分派とは言えないでしょうということだ。その上で、憲法の結社の自由と、同じく憲法の出版の自由はどこで折り合わなければならないかが述べられている。ところで、訴状というのは、私のHPにある全文を見ていただければ分かるが、代理人である弁護士の名前で出されている。私自身が書くものではない。ただ、私の裁判なのだから、私も納得できるものでなければならない。とはいえ、訴状のなかで一箇所、すごく決断に迷ったことがあったのだ。私は現在の綱領と規約は正しいと主張し、だから『シン・日本共産党宣言』のなかで一言も批判していないのだが、それとの整合性が問われる記述があったのだ。けれど、この訴状解説では、そこがうまくクリアーされている。どの部分のことかはこのメルマガの最後に私が解説している。ところで先日、ある自由法曹団の弁護士とお会いした。用件は裁判とは何の関係もなかったが、学生運動では私と同期であり(東大卒で同期の弁護士もいるが、私と同期ということは志位氏とも同期であり、さすがにご迷惑だろうから除名後はお会いしていない)、これだけの問題を抱えているのだから、お互い、裁判を話題にするのをちゅうちょすることはない。いろんなアドバイスも頂いたし、被告側の弁護人のなかには同期の人もいて親しいということで、大事なことも教えてもらった。早く答弁書を出してくれないかなあ。〉 

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〈6月末まで常時掲載〉共産党からの除名撤回を求める裁判の第1回目の期日は6月20日(木)の午後2時から、東京地裁第421号法廷です。この日の午後6時より、池田香代子さんとの対談を行います。会場参加ご希望の方は、応援隊ブログから申し込んでください。なお、その日、裁判闘争を闘うために執筆中の『私は共産党員だ!』(文春新書)が刊行されます。6月末時点で私のメルマガを年間契約(8400円)してくださっている方には本をプレゼントしますので、それまでにメルマガをここからお申し込み下さい。