共産党は党大会での除名再審査には過去5回の先例があったと述べているそうです。大会幹部団21名だけで私の再審査をしたのは先例通りやっただけなのだと。

 

 そこで、7大会(1958年)から28大会(2020年)までの「前衛」大会特集号を目を皿のようにして読んでみました。その結果、いろいろ深いところが分かってきました。

 

 結局、「再審査」という用語は1つも出てこないのですが、「上訴」とか「上申書」の処理が再審査を意味するということなら、確かに5回の事例がありました。これを再審査だと言い張ることは、関係資料は党中央しか持っていないので、不可能ではないでしょう。それにしても大会特集号に載せてこなかったのですから、いまさら何を、という感じですが。

 

 それよりも調べた結果、大事なことが分かったのです。29回大会で私の再審査を処理したやり方は、やはり先例にはならないということです。

 

 苦労してつかんだその驚愕の事実を書いてみました。まだどこにも明らかになっていないものです。

 

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 今回の目次は以下の通りです。

●規律委員会(旧統制委員会)には特別な権限が与えられている

●統制委員会の9大会報告にも「再審査」の文字は出て来ない

●10大会における統制委員会の報告は9大会のコピペ

●私の再審査は先例をふまえてされたという山下報告は正しい!?

●山下報告は、完全な誤りか規約の蹂躙か、そのどちらかである

 

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