昨日、私の名前が特定できる常任幹部会の議事録について、個人情報保護法にもとづき開示請求を行った。共産党が公開しているプライバシーポリシーの遵守を求めるものでもある。

 

 同時に、その全文を公式HPに掲載していることも紹介したが、そこにアクセスし、最後まで見た人は、別のことも書いてあったことに気づいたはずである。最後に以下のように書いた。

 

「本件開示請求と直接の関係はないが、党中央委員会書記局は、除名処分に対する党規約第55条の規定に基づく再審査の求めに関して、本年5月15日付け「保有個人情報開示請求について」において、「除名に関しての再審査については、被除名者がいかなる書式で提出しようと再審査の対象になる」と回答している。

 私は、11月1日付けで除名処分の再審査請求書を提出するとともに、同日付けで党中央委員会書記局宛に送付した「除名処分の再審査請求にあたって」において、党中央委員会に対して、党規約第54条(「除名は、党の最高の処分であり、もっとも慎重におこわなくてはならない」)に基づき、再審査の手続に関して、「大会幹部団が提案したあと、少なくとも当事者である私に意見表明の機会を与える」ことなどを求めている。

 私は、来年1月15日から18日に開催される党大会のどこかの日程で再審査が実施されると考えており、私の意見表明のために大会幹部団から呼び出しがあった場合には、直ちに大会会場に駆けつけることができるよう、会場近隣で待機する予定である。ついては、何日に再審査が行われるのかについてだけでも、ご教示をいただきたい。」

 

 はい。再審査請求をしてからすでに一か月半以上が経過しているが、党中央からは何の返事もない。私としては、党中央が規約を踏みにじって再審査をしないとか、実施しても私に意見表明の権利は与えないというふうには考えたくないので、呼び出しがあったらすぐに行けるようにしておきたい。

 

 大会会場の近くと言ったら熱海ということになり、温泉宿に泊まるのは財政的に苦しいけれども幸い、熱海には学生運動時代からの友人の家があって、泊まらせてもらうことも可能だ。

 

 しかしそれにしても、常識的に言って、規約で認められた権利を行使したいと申し入れているのだから、現在の党中央が規約を大事にしているのなら、何らかの返事があってしかるべきだろう。12月1日付「赤旗」の土方文書で書いていて、常任幹部会でそれを確認したように、再審査の資格が疑われるが大会が決めるというのが建前だとはわかる。しかしそれならそうで、大会が開催されるまで分からないという返事を私に出すのが筋だと思う。

 

 こうやって規約を大事にしない姿を党員と国民に見せることが、党にとって適切だとは思わないけどね。それとも「革命政党らしさ」を見せる一貫なのだろうか。

 

 それとショート動画をはじめました。東浩紀さんの大評判の新刊『訂正する力』と私の関係について紹介しています。