ブログの記事を書かないと、「疲れているのか」と心配してくれる人、「闘いは放棄したのか」と懸念してくれる人、あるいはもしかしたら安心してくれる人……。岸田さんではないけれど、それこそ「さまざま」でしょうね。
ご心配なく。元気です。この2日間、会社の仕事に埋没していました。先ほど、「歴史総合」最後の巻のゲラを著者のご自宅にお届けし、19日の校了に向けて全力で臨む決意を固めたところです。
私の当初の読みとは少し異なるのですが(党大会に除名の再審査を求めるシナリオは考えていなかった)、今年の選挙明けから来年1月の党大会までが、私にとっての勝負時です。会社の仕事が順調に進んでいるので、その期間は、この問題に集中できそうでして(会社の仕事はしないで)、思う存分やっていきたいと思います。
この1週間ほど、「赤旗」には私の名前が出てこず(「ある党員」になっちゃいました)、それまでの嵐のような批判と比べると、少し拍子抜けする感じさえします。おそらく、それまでのようなやり方が、ブログでも書いたように、「一個人VS大政党」というハラスメント構図に見えて(私の主張と行動への賛否は別にして)、世論の支持を得られないと判断したのだと思います。真っ当な判断でしょう。
ただそれは、私への批判を弱めることとは違います。共産党が力を入れているのが、党員の結束でしょう。離反を防ぐ活動と言ってもいいです。
この間の批判論文を集めた書籍(現場では「松竹パンフ」と呼ばれているようです)が280円という安価で出版され、買取部数を増やすための指導が強まっているとのこと。党員に対する教育が抜本的に強化されるのでしょうね。
その狙いは何か。要するに、党大会における再審査で、私を支持する票が一票も出さないことが、活動の重点になっていくということです。
それならば私も、どうやって党員に理解を求めていくかを、今後の活動の基準に据えなければなりません。書籍を280円で出せる共産党と異なり、私は印税を安くしても990円にしかならなかった本しか勝負の材料がないので(安くしたのが分派・かく乱だと言われたし)、このままではどんな結果になるかは自明です。
先日も書きましたが、統一地方選挙の間は、なるべくおとなしくします。そして、「松竹パンフ」をどう効果的に批判するかを真剣に考えます。それを安価で党員に伝える方法も含めてです。
そういえば、あれだけ私の批判をした「赤旗」ですが、まだ一度も私の本のタイトル(『シン・日本共産党宣言』)は「赤旗」には載っていません。「敵(本当は味方なんですけど)」ながらあっぱれという以外にありません。