昨夜から一部が読売オンラインの記事となり、Yahooニュースでも流れましたから、ご存じのかたもおられるでしょうが、これが本日の読売新聞の朝刊です。「共産党員が「党首公選」主張 本相次ぎ出版 志位氏在任20年「疑問」」という見出しになっています。

 

 どういう種類の記事であれ、私が党首公選を求める本をだすことが報じられるのは、とてもありがたいことです。今朝、アマゾンの順位も900位台になりましたし(まだ発売もされていないのに)、もう一つの鈴木さんの本も1000位台で、「政党」カテゴリーは一貫してトップです。

 

 記事のなかで、「共産内部からの執行部批判は異例だ」と書かれています。たしかに「批判」ではあるのですが、これまであまた存在した攻撃的な批判とは根本的に性格が異なるのが、今回の私の訴えの本質だと考えています。

 

 どこがどう違うのか。それは、いまの日本の政治、社会状況のなかで、共産党という存在が欠かせない、どうしても必要だという見地が全体に貫かれていることです。その共産党がこのまま後退し続けることがないよう、共産党員は力をあわせてがんばっていこうということです。

 

 さらに、そういう共産党をつくるためには、私自身が身を挺する覚悟があるということです。率直に言って、現状のような共産党を私が党首として引き受けることになったとして、イバラの道が待ち構えています。そんな仕事をしたいと思う人は、まあどこにもいないでしょう。私だって、できればやりたくない。

 

 けれども、共産党が野党共闘の仲間に入れないのは、安保・自衛隊問題をめぐる基本政策の違いにある以上、その問題で志位さんに異論を唱えて退職した私でないと、共産党のなかでの抜本的な議論はできないでしょう。だから私が引き受けるしかないと思うのです。

 

 ということで、本が刊行される明日、東京で大事な仕事をしますので、いまから向かいます。本日、もう1つ、ネットで何かニュースが流れるかもしれません。