何回か予告しましたが、一昨日、滋賀県で沖縄問題のトークライブがあり、聞き手を務めてきました。主催者の予想をはるかに上回る98名の参加で、用意した70セットの資料が足りなくなり、ご迷惑をおかけした方もおられるようです。申し訳ありませんでした。

 

 宣伝の一翼を担ってくれたのが「赤旗」です。弊社の書籍広告欄の一部を使わせてもらいましたし、「近畿版」の「くらしの情報」欄でも告知してくれました(画像)。ちゃんと私の名前も載っています。

 

 実は、先月、主催者がチラシを作成し、県の「赤旗」記者に見せて、「近畿版」に告知記事を書いてくれるようお願いしたそうです。そうしたら、チラシに目をやった途端、記者が告げたのがこんな言葉だったそうです。

 

「松竹さんの名前が出るような記事は載せられないことになっている」

 

 主催者はびっくりして、「何かの間違いだろう。ちゃんと確かめてから返事してほしい」とお願いしたそうです。後日、お返事があり、「関西総局に確かめたところ、やはりダメだということでした」と。

 

 それを聞いて、私は「やはりそうだったのか」と思いました。この間、その種の告知記事を依頼したけれど掲載されなかったという話は他でも聞いているし、終了後の報道記事についても、何人かの講演者の名前のなかに私だけがないことがありました。きっとそんなお達しが出ているのだろうなとは思っていましたが、証拠もないし、「赤旗」に出たところで参加者が増えるわけでもないので、これまでブログにも書いたことはありません。

 

 ところが、証拠が出てきたというか、記者の口で確かめられたわけです。それにしても、私の名前入りの記事が上がってきた際、デスクが削除すればいいだけのことなのに、地方の記者にまで徹底されていたのは驚きでした。

 

 それでも、これまでなら、「まあいいか」ということにしたかもしれません。だけど、この間、何回か書いているように、私は現在、共産党に党員投票の党首選挙を求める立場を明らかにしており、もし選挙が実施されるなら立候補することを公言しています(そんな制度設計ができればですが)。でも、そうして選挙が実施されても、「赤旗」が私の名前を載せないと決めているなら、私の名前だけが報道されないまま投票日を迎えるという、マンガのような事態になってしまいます。それはまずい。

 

 だから、今回は黙っていられないと決意し、「赤旗」にメールを出しました。党本部を退職して十数年、党費も毎月欠かさず収め、会議には欠席したことはなく、中央から地区に至るまでのどの党機関からも処分(「警告、権利(部分または全面)停止、機関からの罷免、除名」)を受けていないどころか、注意さえされたことがないのに、なぜどんな根拠で「赤旗」がそんな措置を取れるのかをお尋ねしたのです。先日、そのお返事が届きました。こういうものでした。

 

 「当方に手違いがありました。後日、近畿版の『くらしの情報』欄に掲載いたします。ご迷惑をおかけしたことをお詫びします。」

 

 真相はわかりませんが、結論は受け入れます。今後、私を呼ぶことで主催者に迷惑をおかけすることは、おそらくないのではないでしょうか。

 

 明日はブログはお休みし、明後日から、昨日に聞き手を務めて考えたことを、まとまって連載したいと思います。では、また。