昨日の琉球新報に、小さくですけれど、弊社が9月に刊行する沖縄関連の本の記事が出ました(画像)。3月に「米軍基地問題に関する万国津梁会議」が出した提言を解説する本で、タイトルは『辺野古に替わる豊かな選択肢』になる予定です。

 

 書店に並ぶのは、まだ一か月ほど先なんです。こんなに早く取り上げていただき、ありがたいと言いますか、売上につなげるために、本が出る頃にもまた取り上げてくださいねと言いますか……。

 

 本日も、この本に関連して、別の全国紙からインタビューを受けました。ズームで40分ほど。提言のツボを正確におさえた取材で、意気込みを感じました。

 

 発売のずっと前から注目されるのは、この提言が、これまでの辺野古移設問題とはまったく異なる視点で書かれているからです。俗な言葉で言えば、左右も保革も一致できる考え方を提示したということです。会議の委員長である柳澤協二さんと自民党元幹事長の山崎拓さんの対談が載っているのも、その一環です。

 

 だから、提言なり本を読むと、多くの人にとっては新しい視点を提供されることになります。実際、左右が一致して、自民党政権の下でも普天間基地問題が解決に向かう手がかりを与えることになるでしょう。

 

 しかし、この間も書いてきたことですが、新しい視点だということは読まないと伝わらない。普天間問題だから、きっと同じようなことが書かれているんだろうと思われると、本を手に取ることもないでしょう。

 

 本を手にしない段階で、それをどう伝えるか。出版社として苦労のしどころです。いいアイデアがあったら教えてくださいね。