本日の行動を詳しく書くことはできないのだけれど、保守政界の超大物にお会いしてきた。それが本に結実するのは秋になるだろうけれど、1つだけ感動した話を。といっても個人的なことで、共有できないかもしれないけど。


 柳澤協二さんを見出し、デビューしてもらったことは、私の編集者人生で大きな成果の1つだと思っている。保守政界で誰も疑問に思わなかった抑止力に根源的な疑問を提示してもらったことだ。


 ただ、その結果、柳澤さんは、かつての同僚や上司から、、裏切り者扱いされることになる。それにもかかわらず、最近も「抑止力神話の先へ」という新著を出してもらった。


 本日お会いした政治家は、10年前に出た柳澤さんの本の衝撃を語り、自分がそれを支持してきたことを語ってくれた。今の局面で、きっと支持者が増えるという確信も述べてくれた。過去の話ではなく、いま現在の課題に与える影響も含めてだ。防衛大臣もやった人だから、威力があるだろうね。


 これだから編集者は辞められない。あと数年は頑張ろうかな。