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39歳で不妊治療をスタートした話③「不育症治療から不妊治療へ」

こんにちは!松下恵美です。

 

不妊治療をテーマにしたブログも第3回。

全10回くらいで完結したいなーと思っていますが、

書いているとあれこれ書きたいことが出てくるので、もう少し続くかも。

気長にお付き合い下さいニコニコ

 

さて、前回やっと不育症の原因が分かり、

バイアスピリンを味方にとりあえずもう一度タイミング法で頑張ってみようということになりました。

 

基礎体温を計り、葉酸や妊娠力を上げるサプリを積極的に摂り、

夫にも男性用のサプリを飲んでもらい、

排卵日チェッカーなども使って自分で出来ることは全てやってみましたが、

半年経っても1年経っても効果は出ず…あせる

2度妊娠できたことが噓のように、手ごたえのない日々が過ぎていきました。

 

2020年5月。40歳の大台に乗ったこともあり、

もうこのままいたずらに時間を過ごしていては妊娠の確立が下がるだけだ、と

やっと近くのクリニックの不妊治療外来を受診しました。

自己流ではなく病院指導の下タイミング法にトライすれば何か変わるかも?

というくらいの気持ちでしたが・・・。

 

先生から告げられたのは一言。

 

「ご年齢を考えると、当院で出来る治療はありません。」

 

 

 

・・・。

 

 

 

年齢のことは自分が一番よく理解していたつもりだったのに、

考えてもいない言葉でした。

先生は続けてこう言いました。

 

「当院でできるのはタイミング法までです。人工授精などの治療は行っていません。

 これまでタイミング法を試されて結果が出なかったということは、

 できるだけ早いうちにもっと高度な治療に進まれた方がいいということだと思います。」

 

自然妊娠は諦めなさい、と言われたのと同じことで、

正直ショックだったし、まだ自分の中で人工授精や体外受精というワードが他人事だった部分もあり、

しばらくぼーっとしてしまいましたが、

これだけはっきり言って頂いたおかげで、やっと覚悟ができました。

 

次の段階へ進もう。時間がない。

 

そしてこの病院の近くで高度不妊治療を行っている病院を先生に紹介して頂き、

新百合ヶ丘総合病院に出会うことになります。

 

 

・・・やっと現実を受け止め、具体的な不妊治療に進むことになった私。

その第一歩は、次回のブログで。

39歳で不妊治療をスタートした話②「不育症って?」後編

こんにちはニコニコ松下恵美です。

 

毎朝目覚めるたびにお腹の重量感が増しています(笑)。

一週間前の検診で2500gだったので、

3000g超えのビッグベイビーになることは間違いなさそうあせる

私もかなり大きい赤ちゃんだったそうなので、

出生体重は私譲りみたいです。

 

さて、昨日の続きですが、不育症治療の血液検査を受けた話。

 

検査の結果、私は子宮に血液を送るための動脈が細く、

赤ちゃんに十分な栄養が届けられていなかったことが発覚。

そのため、血液をサラサラにして栄養を届けやすくするために

低用量のアスピリン(「バイアスピリン100㎎」)を継続して飲む必要がある

先生よりお話を受けました。

 

初期流産の原因のほとんどは染色体異常と聞いていたけど、

本当は赤ちゃんが栄養失調になっていたのか…。

苦しかったかな。お腹空かせてごめんね。

そんな申し訳ない思いになりました。

 

もっと早く不育症の可能性を疑えばよかった、とも思いましたが、

過去を振り返っても仕方ない。

とりあえず今自分にできることをしなくてはと、

バイアスピリンの服用を始めることにしました。

 

バイアスピリンはずっと服用するものではなく、

妊娠をトライしたら高温期中期から一日一錠飲み始め、

生理が来たらストップするというもの。

この日は50錠ほど処方してもらい、帰宅。

5月15日に検査、一ヶ月後の6月15日に結果を聞きに行ったので、

5月15日の会計は検査代等で118,940円、

6月15日は診察代と薬代で7,540円でした。

保険外治療は辛いよ…えーん

 

結局東京都の助成金を使って、その内5万円は後ほど返ってくることになるのですが、

それでも全額にはほど遠いので、やはり妊活にある程度のお金は必要だと思います。

 

 

杉ウィメンズクリニックは噂通り名医でしたキラキラ

先生を始め皆さん良い方なので、お話もしやすいし、

予約の時間にちゃんと診てもらえるので、無駄な待ち時間もなし。

 

夫がこのクリニックを見つけてくれなければ、何度もトライしてその度流産して、

心身ともにボロボロになっていたかもしれません。

もし私と同じように高齢出産にトライしようという方は、

本当に時間が勝負だと思います。

色々悩むより、専門家の方に相談するのが一番早いし、

納得する答えがのではないでしょうか。

 

・・・さて、これで流産の原因も分かったし、

やっと妊活のスタートラインに立てる!と思った私でしたが、

ダテに2回も自然妊娠できたので、普通にタイミングを取っていれば妊娠できると思い込み、

ここからまた妊活迷路にはまり込むことになるのでした・・・。

 

次回に続きます右矢印

39歳で不妊治療をスタートした話①「不育症って?」

ご無沙汰しています!松下恵美です。

 

上咽頭炎を患って音楽活動を控えているうちに、今度はコロナ。

今年3月の配信ライブを最後にライブ活動をお休みしている状況ですが、

お休みしているのはコロナと喉のコンディションのせいだけではなく・・・。

 

実はこの度子供を授かり、妊娠10ヶ月になりました赤ちゃん

配信ライブやSNSではお知らせしていたので、ご存知の方も多いかと思いますが、

正確に言うと37週5日、本当にもう臨月も臨月です!

お腹が重くて、毎日体がだるくて大変ですが、

赤ちゃんと会える日を楽しみに毎日なんとか生きてます(笑)。

現在の私の年齢は41歳、立派な高齢出産です。

母子ともに無事で出産できますように。今はそれだけを祈っています。

 

38歳で結婚し、その年に妊娠が分かるも2度流産してしまい、

これは何か母体に問題があるのかも、と翌年から不育症治療を開始。

治療と同時にタイミング法での妊活をスタートしましたが授からず、

昨年本格的に体外受精に進み、ありがたいことに1回目で授かることができました。

 

簡単に言うとたった4行で済んでしまうことなのですが、

ここに来るまでの道のりはとても長く、心身ともに辛く、

また金銭的な負担も大きいものでした。

 

赤ちゃんを授かりたい、でもなかなかうまくいかない。

何から始めればいいのか?結局どこの病院がいいのか?などなど…。

沢山の悩みを抱えている女性の皆さんに、私の経験が少しでもお役に立てればと

今回ブログにまとめることにしました。

 

長編になることが予想されますので、何回かに分けて毎日お届けします。

初回の今日はまず2度の流産を経験し、

不育症治療を開始したところから書いてみようと思います。

 

「不育症~妊娠はできるのに産めないということ~」

 

2018年、結婚と同時に妊娠が分かり、

13週まで順調に行っていたものの、ある日妊婦検診に行くと

「心拍が確認できない」と先生から一言・・・。

念のため一週間後にもう一度検診に行くことになりましたが、その日を待たず

自宅で大量の出血とともに赤ちゃんは流れてしまいました。


とても辛い経験でしたが、その3ヶ月後もう一度妊娠することができ、

今度は体に負担をかけないよう気を付けて過ごしていたのですが、

前回より早い9週で流産。この時は心拍すら確認できないままの流産でした。

 

一般的に30代後半女性の流産率は3割、40代前半では4割と言われ、

その内の多くは染色体異常が原因だと言われていますが、

2回も繰り返す確率は2%程度…。

 

これは私の体になにか原因があるのでは、と思い始めました。

 

その時、SNSで知人が投稿していた「不育症」というワードを思い出しました。

 

妊娠できるけれど、赤ちゃんが産めない。

それまで「不妊症」という言葉は知っていたけれど、不育症は初めて聞きました。

そして、自分には関係のないものだと思っていました。

 

これ以上悲しい思いを繰り返したくないので、早速治療を開始することに。

主人が「不育症治療で有名な病院らしいよ」とネットで探してくれた、

新横浜の「杉ウィメンズクリニック」の門を叩いてみることにしました。

 

とても人気のクリニックで、何ヶ月も待ってやっと診てもらえたという方や、

新幹線に乗って通っている方もいるという話。

我が家は幸い新横浜から1時間程度の所に住んでいるし、

電話をかけたところ2,3回目で繋がり、2ヶ月ほどで診てもらえました。

 

 

まずは採血をして、その結果から赤ちゃんが育たない原因を判定してもらいます。

血液検査の結果は一ヶ月後・・・。

 

私の不育症の意外な原因とその治療法については、明日のブログに続きます。