<今日の表紙>名前はワルナスビですが綺麗な星型の花です。

先日福島第一原発事故の後に書かれた本「原発のウソ」小出裕章著を読み終えました。

原発の恐ろしさ、必要性の無さなどを書いた本ですが久しぶりに再読しました。

読み終わってすぐに福島第一原発のデプリ数グラムを取り出すためのパイプの順番を間違えたことが判明して作業を延期したことがニュースになりました。

 

わずか5本の順番を間違えたそうです。

 

本当かな?本当の原因を隠しているのかも?原発のウソ❗️

 

原発の廃炉作業がいかに難しいか、東電の体質の問題などがクローズアップされました。

 

素朴な疑問

 

原発が安全なら都市の近くに作れば?

 

死の灰の処理は出来るの?

 

いろんな疑問にこの本は答えてくれています。

 

全てが原発は恐ろしいにつながっています。

 

面白いことが書かれていました。

 

原発は二酸化炭素よりももっと直接的なやり方で環境を破壊しています。

 

当時東京大学の原子核研究所の助教授だった水戸巌さん曰く「今、原子力発電所と呼ばれているものがある。でも、あれを原子力発電所と呼ぶのは間違いだ。『海温め装置』と呼びなさい」

 

原発は発生する熱のわずか3分の1だけを電気に変えて残りの3分の2は海に捨てています。海水を原発へ引き込んでそれを温めてまた海に戻しています。100万キロワットの原発は一秒間に70トンの海水を引き込んでその温度を7℃上げてまた海に戻しています。

 

海水温の上昇に原発は貢献しています。

 

原発は海水温の上昇をサポートすると原発のホント

 

二酸化炭素炭素を出さないというのも詭弁です。

 

燃料のウランの精錬、原発の建設で大量の二酸化炭素をもうすでに出しています。ウランの方が化石燃料よりも早く枯渇します。それの対策として高速増殖炉がありますがこれは今までの原発よりもさらに危険です。

 

原発はそれだけで膨大な固定資産になるので、電力会社の料金システムに貢献するのです。

 

全て国民に皺寄せして電力会社は利益が出るようになっています。

 

原発を全部止めても今の日本の電力消費は既存発電所で賄えるようです。

 

福島第一原発事故後の冷却水の処理水の海への放出から先日1年経ちましたがこの作業も延々と続けられます。人体に無害なレベルでの放出だと説明していますが放射能汚染された冷却水が敷地いっぱいになったので仕方なしでの作業です。

 

東京の電力を福島で作っていた。都会の人々の生活は福島を犠牲にしていたという構図が見えます。

 

放射線の影響は大人よりも子供の方がより大きいということも日本の未来のためには原発を0にしなくてはいけません。

 

総理在任中は原発を推進した小泉純一郎元総理も今は原発0を訴えています。

 

「原発は安全、低コスト、クリーンというのはウソ」

 

どうも、総理在任中は原発推進派に騙されていたようです。

 

今の時期が旬のヤナギバルイラソウの花でお別れします。

名古屋市北区黒川交差点の花壇に咲いています。