登場人物

私→るな

旦那→よしお

不倫相手のオンナ→りんこ

息子→にぃに(小学1年生)

娘→娘ちゃん(1歳)



不倫の決定的な証拠が揃ったわたしは


これ以上よしおと話す事はないと思った


よしおは


とにかく家に帰らせてほしい!


一生かけて償いたい


家族の大切さが身に沁みた


などなど


月並みの言葉をならべて


許しを乞うが


わたしは


とにかく、証拠となるボイスレコーダーをよしおから貰いたい


その一心だった


翌日の夕方


よひおと合う約束を取り付けた


わたしはボイスレコーダーの為


よしおは許しを乞う為だ


最寄り駅だと


近所の知人に合う可能性が高い、、


子どもたちを実母に預けて


よしおの実家の最寄り駅の


チェーン店の居酒屋で


会うことにした


最低最悪なよしおに


ボイスレコーダーという証拠をもらうために


居酒屋で待ち合わせている


なのに


わたしは


午前中に


安いプチプラの服屋さんで


新しい服を買い


普段は


娘ちゃんを抱っこひもするので履けない


少し高めのヒールのブーツ


お化粧や髪型にも力を入れて


その場所に向かった


なぜその様な行動をしたのか?


わたし自身わからなかった


こんなに素敵な嫁を裏切ったんだよ?


とでも言いたかったのか?


りんこより、良い女だよ!


とアピールしたかったのか


単純に


よしおとの居酒屋に行くことが

何年もなかったので

それに浮足立っていたのか?


心では


最低な旦那を捨てたい自分


でも


行動では


見返してやりたい!


後悔してやりたい!


単純に居酒屋に二人きりで行くことに浮足立っている


とても


複雑な気持ちで電車に乗りました


一人で電車に乗るのは


とても久しぶり


なんだか


独身に戻ったような


そんな気持ちになった事を


今でも覚えている。。


こんな些細な事で


浮足立ってしまう自分が


惨めにも感じた