登場人物

私→るな

旦那→よしお

不倫相手のオンナ→りんこ

息子→にぃに(小学1年生)

娘→娘ちゃん(1歳)




よしおの話を聞き終え


到底許せる気持ちにはなれなかった


時刻は午前4時を過ぎていた


明日も朝から


子どもたちのお世話が待っている


一刻も早く眠りたかったが


興奮しているからか


眠気は全くなかった


身体は疲れ切っていた


しかし


わたしには


確認しなければならない事が

まだあった


不倫の決定的な証拠だ!


法律事務所から


不倫の証拠が欲しいと言われていた


イ○スタでは


キスシーンや


ラブホでのツーショット


抱き合った写真


は保存してあるが


それでは証拠としては弱いとの事だった


よしおは


りんことの別れ話をする時に


ボイスレコーダーを持参していた


それは


半狂乱になったりんこが


もし


危害を加えてきたら


警察沙汰になるかもしれないと思い


そういう時に


録音しておけば


役に立つかもしれないと思ったそうだが


こちらにしたら


不倫の決定的な証拠をゲット出来る

最後ののぞみの綱だ


「ボイスレコーダーを聞きたい」


とよしおに伝えた


よしおは


「えっ、あっ、、

うん。分かった。」


少し焦っていたが


断る事は出来ないと悟っていた


よしおは


受話器にボイスレコーダーで録音した内容を流しはじめた


最愛の夫と不倫相手の


別れ話


聞くに耐えない内容だった