登場人物

私→るな

旦那→よしお

不倫相手のオンナ→りんこ

息子→にぃに(小学1年生)

娘→娘ちゃん(1歳)



別れ話を了承してくれたりんこ


最後は涙涙のお別れだったが


なんとか解散!


よしおは


晴れて


りんこから釈放(別れられ)


自由の身になれたのだ!


その日の帰り道


空気が妙においしく感じた


そらがキレイに見えた。。

(朝から会っていたので、解散したのは昼過ぎだった)


ようやく開放されたんだー


良かったー


ほんとうに良かったー


もう


不倫なんてしないぞ!


そう


固く心に誓った


昼からはネットが繋げれるカフェで仕事をし


定時にカフェを出て


さも、仕事を一日していたかの様に

家族の待つ家に帰った


帰りの足取りは軽かった!



ここからは、るな目線




るな目線


その日、よしおは久々に定時に帰宅した!


「ただいまー♪」


テンションが高いなぁと感じた


晩ごはんの用意をしていると


急に


よしおが


後ろから抱きしめてきた


わたしは


正直


ゾッとした


鬱になってからというもの


ずっと触れ合いはなかったし


小さい子を育てていると


そんな気持ちにはなれない


鬱になる前は


よしおも前向きだったし


育児や家事にも協力的だったから


触れ合いも妻の努めだと思い


頑張っていただけで


鬱になってからは


しんどい部分も多かったけど


触れ合いや行為が無くなったのは

楽だった


最近のよしおに憤る事も多かった


小さい子を育てていて


よしおのメンタルにまで気を使う日々はしんどかった


にぃにに当たり散らす事もあった


よしおに苛立つこともあった


でも我慢した


鬱だと言われると


何も言えなかった


でも


心は完全に離れていた



急に後ろから抱きしめられて


ゾッとし


警戒していたが



「いつも、ありがとう」


と言われた


心の底からの言葉に感じた


戸惑いもあったが


素直に嬉しかった


今でも、その言葉に嘘は無かったと思っている


その日のよしおは


いつも残すご飯も

(りんことラブホなどで軽く食べたりしていて食欲がない日が多かったのだと後々気づいた)


残さず全て食べた


子どもたちを久々に


お風呂に入れてくれた


子どもたち


特ににぃにはパパっ子だったので


久しぶりにパパとお風呂タイムに


大喜び♪


「明日もあしたも明日もいっしょに入ろうな♪」


とにぃにはパパに必死にお願いしていた


キッチンまで


その声が聞こえてきた


「いいよー♪」


よしおも上機嫌だった


幸せだなぁー


と思った


久しぶりにの感情だった


嬉しかった


感謝した


にぃにの願いが


きっと叶うと思った。。


にぃにの願いが叶うように願った。


しかし


翌日の正午には


地獄に突き落とされることになる