登場人物

私→るな

旦那→よしお

不倫相手のオンナ→りんこ

息子→にぃに(小学1年生)

娘→娘ちゃん(1歳)



インフルエンザの子どもたちと


体調不良の嫁を残して


りんこを選んだよしお


とりあえず


ディナーをすませ


少し席を外し


「家族が緊急入院した」



嘘をつき


「すぐに帰らなければいけない」



りんこに伝えた


ディナーの後には


お楽しみにラブホタイムが待っていると思っていたりんこは


「嫌だ(涙)行かないで。」



泣いた


そもそも


よしおは


家族がインフルエンザになった



一ヶ月前に


密会を断る理由で使っていたし


今日という日を


りんこが


心底楽しみにしていたのは


ひしひしと感じていたので


インフルエンザごときじゃ、


帰らせてもらえないと悟っていた


今日を乗り越えれば


りんこと会社も離れられるし


自然消滅が狙える


大切な日だ


しかし


今帰らなければ


流石にトラブルで遅くなるには


時間もかかりすぎており

(20時にはなっていた)


嫁に怪しまれる危険性もある


苦渋の選択だった


りんこは


今日でよしおと同じ会社も


契約が切られ、辞めさせられ


唯一楽しみにしていた


デートも途中で帰宅すると言われ


どん底に落ちていた


「もう、わたしという存在が居る事を、家族に伝えるしかない、、、」



ボソリとりんこが口にした



よしおは焦った



イライラもした



帰らないと嫁にバレる


でも


りんこを怒らせると家族にバラされる


怖かった


軽はずみに不倫した事を後悔もした


無かったことにしたいと何度も願った


でも


そんな事は出来ないのだ


どれだけ後悔しても


もう


遅い


りんこはよしおに本気なのだ


不倫、、、


片方だけが本気になった時


ほんとうの恐怖が始まる