スーちゃんが乳がんで亡くなった・・・???
何故?
ある意味で間違った情報が、あたりまえのように流されています。
人は乳がんでは死にません。
おっぱいは、生きていく為に必要な臓器ではないのだから、乳がんだけで治めていれば、絶対に死んでしまうことはないのです。
何故、正しく情報が流されないのでしょうか?
正確には、今年の2月に肺と肝臓に転移が見つかり、多臓器不全で亡くなられたのです。
少しだけ調べてみました。
1956年生まれのスーちゃん。
1991年に小達一雄さんと結婚
1992年、左乳房に初期の乳がんを発見・・・直ぐに摘出。
19年前は初期のがんだったわけですから、まぎれもなく早期発見で対処したのです。
しかしその後、4回も局所再発を繰り返し、そのたびに手術、放射線治療を繰り返しました。
スーちゃんのご主人である小達さんは、故・夏目雅子さんのお兄さん、医療問題にも関心が深く、国立国際医療研究センター顧問なども務めた方です。
だからこそ、悲しい事が繰り返されないよう、スーちゃんも年に3~4回は定期健診を受け続けました。
転移した右乳房の腫瘍も切除するなど再発を繰り返しましたが、命に別条はなかったそうです。
まぎれもなく、最先端の医療を受けられる環境で、ご本人は根治する意欲で治療を続けておりました。
早期で発見され、最先端の治療を繰り返したのに、結局は肝臓や肺までもががんになり、最終的に多臓器不全で亡くなってしまった・・・
というのが事実です。
心から、ご冥福をお祈りいたします。
そしてこんな時こそ、悲しみを繰り返さないためにも、事実をちゃんと伝えた上で、問題解決にはどうすれば良いのかをしっかり検証し、考えるべきなのではないでしょうか?
人は乳がんでは死にません。
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極端なことを言えば、私達は全員がんなのです。
それは、健康な人のカラダでも、遺伝子の突然変異によって発生するがん細胞は、1日に5000個もできることがわかっているからです。
がん細胞ができると、そのつど退治してくれるのが免疫細胞(リンパ球)です。
免疫細胞は、ある細胞を見つけると、まず自分の細胞かどうかを見極めます。
そして、自分の細胞でないと判断すると一斉に攻撃します。
がん細胞は、もともと正常な細胞から発生しますので、免疫細胞にとっては「異物」と認識しにくいのですが、それでも免疫細胞は、できたばかりのがん細胞を攻撃して死滅させてくれる。
つまり、私たちのカラダの中では、毎日毎日、がんと免疫の闘いが繰り返されているのです。
しかし、女性の場合、乳腺や子宮に“環境ホルモン”と呼ばれる化学物質が集まりやすい体質を持っています。
そうすると、免疫細胞にとっては不利な環境になってしまいます。
毎日、一進一退の激しい戦いが繰り替えされながらも、少しづつ戦況が不利になり、がん細胞が大きな塊になりやすいのです。
そして、発見される。
・・・あなたは乳がんです・・・
あなたは一気にがん患者と呼ばれ、激しいストレスに見舞われます。
先を思い患い、不安と恐怖にも戦わなくてはいけません。
様々な治療も、あなた自身にとってはストレスになってしまうかもしれません。
ストレスは、免疫細胞をコントロールしている自律神経に悪い影響を及ぼします。
免疫細胞が兵隊であり、自律神経は司令官であると考えるとわかりやすいでしょう。
そうじゃなくても不利な戦況なのに、ストレスで司令官までが適切なコントロール能力を失ってしまいます。
すると、各地で戦況が厳しくなってしまうのです。
元々の兵隊さんだけでは駄目だ・・・と判断した“貴方以外の誰か”によって凶暴な援軍が送り込まれます。
各地で戦いが行われているのですが、最も激しい戦いが行われている場所に援軍が送られるのです。
核爆弾が落とされます、火炎放射器が使われます。
そして、とりあえず、最も激しい戦闘区域における戦いに勝利するのです。
そう、とりあえず、勝利を治める・・・
それも、最も激しい戦闘区域での勝利でしかないのです。
ところが・・・
健康な人でも、毎日5000個のがん細胞ができているのです。
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こういう時こそ、本当に大切な事は何なのか・・・?
どうあるべきなのか・・・?
どうすればより良い結果に繋がるのか・・・?
どうすれば悲しみを減らす事ができるのか・・・?
このままでよいのか・・・?
みんなで、ちゃんと考えるべきだと思います。
ちなみに・・・
もし私の妻や娘が乳がんになったとしても、何も恐れる事はありません。
私にとっては、明らかに正しい選択肢、ハートのエースがあるからです。
この文章が、一人でも多くの人の喜びにつながりますように希望します。