大相撲の元·横綱曙太郎さんが亡くなられました。54歳でした。


あの頃の相撲といえば、若貴ブームでワイドショーなどでも面白おかしく取り上げられていました。もっと前から相撲ファンだった私にとっては複雑な気持ちでしたが、人気が出てきたことは嬉しかったです。

たまたま同期で角界入りしたことでだんだんと注目され始めて、初優勝して大関へ、そして外国人初の横綱へあっという間に掛け昇って行きました。

明治神宮での雪の中の横綱土俵入り、忘れられません。雪が降るということは角界では白星がいっぱいということで縁起良いそうです。

幕内最高優勝は11回。

巡業や連合稽古では積極的に若い衆に胸を出し、日本人よりも日本人らしいと言われたりしていました。2メートルを超す身長、長い手足。長野オリンピック開会式でも土俵入りを披露されましたね。

曙太郎さん、横綱曙関、曙親方、真摯に相撲に取り組む姿勢がとても好きでした。勝った時はもちろん、負けた時でもしっかりと一礼して土俵を降りる姿は清々しかったです。

現役引退も潔く。


心よりご冥福をお祈りします。