おじいさん 92才
私が 中学一年生。 正月があけて 1 月 7日から おじいさんは床についた。かぜをひいたらしい。おじいさんの長女 次女( 70代)が家に来て介護が始まった。そして 1 月 30日夜 7 時30分位に おじいさんの部屋に座った。おじいさんの息が長くなっていく。8畳の部屋に8人位いた。8時すぎに、息が止まった。母が横から "ありがとうございました " と言うんだよ。三つ指ついて "ありがとうございました"と言って うしろを振り向いた。そこには 知らないおじさん達 50代くらいの人が13人位いた。障子の後ろには 通路があった。そこにおじさん達はいた。いつの間に。電話もないのに 皆 連絡して黒いスーツを着て かけつけて下さったのだろう。一瞬 私の頭に自分が死ぬ時、友人が来て下さるだろうか? いや、、、、、、。ただ、皆に好かれて死にたいと思った。