次女にすすめてもらって
初めて
ブログの投稿を始めたのは
2024年(昨年)の7月9日


2022(令和4)年に
夫が亡くなるまで続いた
40年近くもの長い介護の期間
義祖母、義母、実父、実母、夫

やり場のない
行き場のない
抱えたままでいた40年分の様々な思い

書いてみたら
少しは楽になるかもしれない...


ブログを 始めた頃は
そんな風にも 思っていたのだけれど


次第に

ちょっと安易だったかなぁ
と思うようにもなった


どうやったって 
物理的にその量が
目に見えて 減っていくわけではない

むしろ
何年もかけて
やっと底の方に堆積し
静かに目をつぶり
輪郭も薄くなり始めていたものを

引っ掻き回して
わざわざ濁り水にしている…


なにやってんだか
自分…


ちょっと
収拾がつかなくなった時期もあった




毎日毎日 投稿を続けて
(ブログを始めてから) 8ヶ月経った


大部屋に
 " 中身は よくわからないけれど
とりあえず 押し込んでおこう "

多分
そんな感じで 
ぎゅうぎゅうに 押し込められていたものが

綺麗にファイル化されて 
棚に 
整然と並び始めている…

最近の印象は そんな感じ


少なくとも
扉を開けたら
どさどさどさっ
雪崩(なだれ)のように流れ出してくる…
そういうことは ないはず



ブログを書くことで
長い間 籠(こも)っていたものを 
外に出せるようになった

それは
一人で紙に書いていた時のものとは
また違った感覚

出す順番を考える時に 整理され
書いて形になったものを 
読むことでも また整理される


よく見えない靄(もや)のようなものも
靄のまま 押し込んであったけれど

それも

あぁ
そういうことだったんだね…


やっと靄(もや)が晴れて
中身が何だったのか 
わかったものもあった



言葉にすることで


" いるものは いる
いらないものは いらない

いらないものは 忘れて良いんだよ

もう
ここにいなくても 良いんだよ " 


そうやって切り離せるようになった

" 手を離しても良いんだ " と
思えるようにも なった


開放したら解放できた気がする


まぁ
でも
まだ一つも書けていない 夫のことに関しては
まだまだ
その部屋の整理は
できる気分ではないのだけれど…



雑然としていた大部屋が
整然と してきている 

それは
気持ちの中のことでは あるけれど

片付けや掃除と同じで
綺麗になり
風通しが良くなると

なにに重きを置いて 今を暮らすのか

それが 見えてくるようにも思う


どれほど 大きなできごとであったとしても
過去のことは 過ぎたことだ

とらわれ過ぎていては
今の自分を 潰しかねない…