【51】
2010(H22)年の話です
当時
医療関係の相談に応じる窓口にも
電話で相談したことがある
※その時のスタッフさんの回答
話を聞く限り 事業所側の態度は
" この村には 自分しかいない "
という態度の表れ
人の資質の問題…
言葉のやり取りは あとになって
言った、言わない と なりがちだが
働いている人の
資質の問題が大きいように感じる
ケアマネージャーと
ドクターの関係が密接なので
そういうドクターだと
ケアマネージャーも
そういう体質になるかもしれない
ヘルパーも正確な情報をあげないといけない
複数の人からの苦情があれば
動かざるをえないが 小さい村であれば
苦情すら言えない人もいるので
苦情を出しにくい環境というのもある
介護は地域によって差がある
介護問題は奥が深い
今、ご両親は二人でいるので
" 一人でいるよりは 防げている "
ということは あると思うが
口に出して言えないことも多いのではないか
介護について 法律で決まっていることは
全国一律だが
細かい一つ一つのことは
それをやる人の資質にかかっている
地方は 都会のように
スタッフの教育が行き届かない部分もある
仮に 苦情を行政に出した時
その苦情が
どういう流れで回っていくか、
流れていくか を 考えて欲しい
小さい村の中で
それが 直接
介護を受けている人に かかってくる
そういうこともあるかもしれない
あぁ やっぱりなぁ
という気持ちと
同時に
手足を縛られて
動けなくなるような不自由さも感じた
あの頃は
やろうと思うことが あまりに多過ぎて...
そういうことに埋もれてしまっている時
その中の
一つや二つを片付けたところで
全然 追い付かない感じばかりが強くて
無力感どころか
敗北感すら感じていた
遠距離介護で
自宅⇔実家
往復350km
高速を飛ばして
自分は
ふる回転で動いているつもりで いたけれど
前に進んだ感じが 全然しない
目に見える成果が 全く出ない…
やらなきゃいけない事は どんどん増えて
それらに
ぐるぐる巻きに されて
どんどん締め付けられていく…
そんな感じばかりが していた
泣きそうだった
いや実際
悔しくて
何度も 泣いた
くそぉぉぉぉ って …
そんな時
だいじょうぶだよ
僕が いる
夫が 掛けてくれた この言葉
どれだけ 力をもらえたことか…
どれだけ
前を向かせてもらえたことか…
本当に ありがたかった💧
あなたのご両親は
僕の両親でもあるからね
そうも言ってくれた
疲れてボロボロの私を気遣って
運転して
一緒に
よく実家にも通ってくれた
田舎に行って
おじぃちゃん おばぁちゃんの
お世話をさせてもらうと
穏やかな気持ちで帰って来れるよ
いらいらする気持ちは 全くない
いつも
夫は穏やかだった
三人の子供たちも そう
義祖母や義母の介護の頃から…
まだ幼かったけれど
一緒にお風呂に入って
ちっちゃい手で
義祖母や義母の体を 洗ってくれたりして
汚(きたな)い…なんて
一度も
言ったこと なかったわね
私が
長い長い介護の生活を
続けてこれたのは
家族が支えてくれたからこそ だ
本当に…
心から
そう思っている
感謝しているよ
ありがとうね
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