あれは長男が
小学何年生 の時だったかな
「新しい自転車🚲を買いたい」
と
夫に相談をしていた時
その自転車が 5万円
‼️
もする
っていうのが聞こえてきて
うちの子供達は3人とも
小さい頃から世界観が独特で
言うことも やることも
面白いなぁと思うこと…
思わず笑ってしまうようなことが多かった
忘れてしまったら もったいないので
その都度ノートに書き留めた
そんなノートが何冊もある
その子供達の父親である夫も
面白いの宝庫 のような人だったから
そんな夫の言葉を書き留めたノートも
何冊もある
脳梗塞で入院した際に行(おこな)った
ステント内挿の手術で プラークが飛び
(脳幹 小脳 橋)
アテローム血栓性脳梗塞 を起こして
半身麻痺になった夫は
退院後
長くリハビリをすることになった
家のことやら
売却活動中だった田舎の土地のことやら
田舎への往復の運転やら 草刈りやらで
大変だった私に
更に
自分の通院の運転やら付き添いやら
日常のすべての世話…
そんなことの負担までをも
すべて私一人に
掛けてしまっていることに
申し訳なさを感じていた夫は
僕はね
あなたに
本当に すまないと思ってる
車の運転もできないし
ほんとだったら草刈りだって
僕がやらなきゃいけないのに…
いつもそう言っていた
あなたは王様なんだから。
王様は
何もしなくていいんだよ。
私は そんな風に返していたけれど
夫は
泣き笑いのような顔 をするだけだった
やってあげたい気持ちは
溢れるほどあるのに
自分にできることは なに一つない
夫はいつも
そんな風に感じて つらかったんだと思う
田舎の土地の売却の話は
決まりかけてはダメになる
みたいなことが続いていたけれど
ある年
飛び地も含めて全ての土地を
現状有姿(げんじょうゆうし)で買っても良い
という人が現れた
しかし 色々とトラブルが続き
結局 お断りした
連日
田舎と自宅を運転して行ったり来たり
往復350km
疲弊して
ずたぼろの雑巾(ぞうきん)のようになっていた私は
ある日 帰ってくるなり
暑い!!
疲れた!!
お茶飲みたい!!
足 揉(も)んで‼️
夫に 我儘 言い放題 だった
はいはい お嬢様 扇風機つけましょうね
はいはい お姫様 お茶いれましょうね
はいはい 女王様 足を揉みましょうね
その頃 夫は
リハビリを頑張った甲斐があり
杖をついて一人でも歩けるようになっていて
自分にも
できることがふえてきて
とっても嬉しそうだった
にこにこしながら
嫌な顔ひとつしないで
夫が
甲斐甲斐(かいがい)しくお世話してくれることに
私は とっても癒(いや)された
ありがたくて 涙が どばどば出た
( ;∀;)
夫に
「だいじょうぶ だいじょうぶ」って
言ってもらえて
どんどん元気が出てきたし
よっしゃぁぁぁぁ
復活(ふっかつ)やぁぁぁ
負けるもんかぁぁぁ ( ̄^ ̄)ノ
って なったのを覚えてる
で
ちなみに
その時に私は 女王様 になりました
(`・∀・´)エッヘン
夫は
僕は 王様 だから
「あなたが 女王様 になって
ちょうど良くなったね」 って笑ってた
次女の婿さんも神‼️
次女は お姫様 だったらしいよ
王子様もお姫様も 女王様も王様もいる
われら
王家(おうけ)の一族やな👑
そう言って次女と笑った






