2020年2月14日
決して裕福でない我が家なのに爺さんは、
料亭通いが好きで
よく母が嘆いていたのを子供心に…残っています。
母親は、料理は嫌いと言ってたから不得意だった。
盛り付けなどはドカンと一つに盛って、
「そりゃ食え!」みたいな。(笑)
爺さんの食べ方は、上手いとも不味いとも言わず
寡黙に一点を睨んだままの食べ方で(笑)、あったが、
料亭通いで鍛えただけにあって
かなりの食通であったようだ。
その爺さんが病床に臥すようになって、介護するのは
私目の役割りになった。
と言っても、男の私にできることは限られていて
週に数回の病院への送迎と昼と夕の食事ごしらえが主だった。
下の世話や医療器具の設定は、カミさんが仕事に行く前と
帰って来てからやってくれました。
その爺さんが好んで食べるのは魚類。
珍しくうどんが食べたいというので作ってみた。
うどんはふつうので、出汁は真昆布に削り節と煮干しとした。
“うどんスープ”があるのを知らなかっただけ。(笑)
なんと顔をクシャクシャにして
「ほんまにお前が作ったのか?
こんな旨いうどんは食べたことがないぞ」と言った。
なにを作っても不機嫌に食べるだけだったのに。
たまたま旨かったのか。
その後、うどんスープを知って、
何度か作ったがこの時ほどの反応は示さなかった。
*
今日は、カミさんが不在ということもあって
徹底的に出汁に拘ってみた。
昨夜、
煮干しの頭とワタの取り除き作業を黙々とやっていると(笑)
ケン坊が「じぃじ、何してんの?」
「ケン坊のために美味しいおうどんを作ってあげようと
思ってね」手伝ってくれました。
煮干しを口に。(*^.^*)エヘッ 「旨いでしょ?」
1パック10gぐらいにして炒り子に。
これだけでもとてもいい香り。~(^^♪
パパは出張で4人分(コウちゃんは赤ちゃん食)
2パックと真昆布2枚を水1リットルに浸す。
さらに、混合削り節を足し弱火でコトコトと煮出す。
約2時間。
(この間に海老天を揚げたり、トッピングの具づくり)
漉す前に少し蒸らして
エキスを出し切ってから返しに入る。
漉したダシ汁を鍋に水を加えて約2リットル。
水を増しすぎたようだ?
薄口醤油とミリンを足し、
よく言われる黄金比より少なめにしてお味をみる。
(レシピどおりやって味の濃い過ぎの失敗経験から)
そこへ、カミさんが帰って来た。
「ちょっと薄めにしているけど。味を見てくれる?」
「香りがめっちゃイイ。薄いぐらいのがいいのよ」
(ケン坊のために)隠し味ていどに、お砂糖を小さじ1を足す。
まろやかな味に。(´v`)ニィ
ドカドカドカドカ、トコトコ。廊下から駆けっこの音だ。
そ~ら、ちびっ子たちが押し寄せて来た。
ピッチを上げましょう。(笑)
「じぃじ、おうどん出来た?」
「今、ケンちゃん向きに出汁のお味を合わしたところ、
これからが本番だよ!」
うどんのぬめりを流水で揉むように落とすと、
つるりんとした食感に。あとはシャカシャカ。
水切りをして器に盛り、熱々の出汁を注ぎます。
トッピングは
海老天、ちくわ天、お揚げ、ワカメ、揚げ玉の代わりに
マルちゃんの「えび天ぷら」も。(笑)
ふあ~とした風味と溶け具合がイイのね。(笑)
ケン坊には海老天が2個。
さらに1個追加せよとのオファーで私のを。(笑)
完食!お汁も綺麗に。(^^)/
これで、おうどん好きが戻ったように思います。
*
3年前のバレンタインチョコの川柳があまりにも
面白かったので、ここだけを再アップしました。
●モテ期去り 義理チョコさえも 一苦労
●なぁお前 履いてるパンツ 俺のだが
●万歩計 半分以上 探し物